ハイゼット カーゴのモデルチェンジ

ハイゼットカーゴのモデルチェンジ情報|待望の軽BEV「e-ハイゼット」誕生

ハイゼット カーゴがモデルチェンジで大きな転換点へ。注目は257kmの航続距離と圧倒的積載を両立したBEVモデル「e-ハイゼット カーゴ」の追加。さらに静粛性、走行安定性、給電機能の搭載など、電動化がもたらすビジネスのメリットを詳報。ガソリン車情報と併せ、次世代の物流を担う一台の全貌を紹介します。

次世代の物流を担う待望の電動化モデル「e-ハイゼット カーゴ」が登場

ハイゼット カーゴの歴史に、また一つ大きな転換点が刻まれました。今回のモデルチェンジ情報の中でも特に注目すべきは、ダイハツが満を持して投入したブランド初の量産BEV(バッテリーEV)「e-ハイゼット カーゴ」の誕生です。これまでのガソリン車モデルで高く評価されてきた圧倒的な積載性や使い勝手はそのままに、最新の電動化技術によって、ランニングコストの低減や静粛性、そして災害時にも役立つ給電機能といった新しい価値が加わりました。カーボンニュートラル社会への対応が求められる現代のビジネスシーンにおいて、この電動モデルがどのような変革をもたらすのか、その詳細を深く掘り下げていきましょう。

ダイハツ初の量産軽BEV「e-ハイゼット カーゴ」誕生。現場が求める積載性と257kmの航続距離を両立した次世代の“働く相棒”

e-ハイゼット カーゴ

配送業務や現場への移動を支える軽商用車の世界にも、いよいよ本格的な電動化の波がやってきました。昨今の燃料価格の変動や、取引先から求められる環境対応など、現場の皆様が直面している課題は少なくありませんよね?「電気自動車は荷物が載らないのでは?」「充電がすぐ切れるのでは?」といった不安を抱くのは当然のことです。そんな現場の疑問に対するダイハツの回答が、新型「e-ハイゼット カーゴ」です。

1957年のミゼット以来、日本の物流を支え続けてきたダイハツが、トヨタ、スズキとの共同開発による最新のBEVシステムを投入。長年培った「使い勝手の良さ」を一切損なうことなく完成させた、プロ仕様の電動商用バンについて、その詳細なスペックと価値を多角的に解説します。

1. 3社共同開発の心臓部「e-SMART ELECTRIC」のメカニズム

e-ハイゼット カーゴの核となるのは、スズキ・ダイハツが培った「小さな車づくり」の知見と、トヨタの「電動化技術」を融合させた新開発のBEVシステム「e-SMART ELECTRIC」です。単なる既存技術の流用ではなく、軽自動車という限られたサイズの中で最大の効率を発揮するよう最適化されています。

e-ハイゼット カーゴ

ユニット一体化を実現した「e Axle(イーアクスル)」の構造

モーター、インバーター、減速機を一つのハウジングに集約した「e Axle」を後輪駆動軸上に搭載しました。これにより、複雑な配線やスペースのロスを最小限に抑え、軽自動車特有の限られた床下スペースを最大限に活用することに成功しています。

後輪駆動(RWD)がもたらす圧倒的な発進トルク

荷物を満載した状態での発進や急な坂道走行は、軽商用車にとって最も過酷なシーンですよね?e-ハイゼット カーゴは、重量物である駆動ユニットを後輪側に置くことで、駆動輪にしっかりとした荷重(トラクション)をかけ、BEVならではの力強いトルクを余すことなく路面に伝えます。多積載時でももたつくことのないスムーズな加速は、ドライバーの疲労軽減に大きく寄与するはずです。

2. 軽商用BEVバンNo.1を誇る257kmの航続性能と経済性

EV導入の最大の壁となる「航続距離」についても、本モデルは非常に高い水準をクリアしています。単にバッテリーを大きくするだけでなく、車両全体のエネルギー効率を突き詰めた結果の数値です。

安全でタフな「リン酸鉄リチウムイオン電池」を採用

搭載される36.6kWhのバッテリーには、熱安定性が高く安全な「リン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池」を採用しました。商用車として毎日過酷な充放電を繰り返す環境でも、性能劣化を抑えながら長期にわたって安心して使い続けることができます。

実用域をカバーするWLTCモード257kmの航続距離

一充電走行距離は、軽貨物自動車としてNo.1となる257km(WLTCモード)を達成。これは、エアコンの使用頻度が高まる夏季や冬季であっても、多くの配送ユーザーが1日に走行する距離を十分にカバーできるスペックです。さらに、ガソリン車と比べてオイル交換等の油脂類メンテが不要なため、トータルのランニングコストも低く抑えられます。

3. 低重心設計が生み出す「荷物と人に優しい」走行性能

BEV化による恩恵は、燃料費の削減だけではありません。重量物であるバッテリーを床下の低い位置に配置したことで、車の基本性能が劇的に進化しています。

揺れを抑えて「荷崩れ」を防止する低重心構造

大容量バッテリーを床下に敷き詰めたことで、従来のガソリン車よりも大幅に重心が下がりました。これにより、カーブや交差点でのふらつきが抑えられ、積載した荷物の荷崩れを防ぐことができます。これは、精密機器や生花などを運ぶ際にも大きな安心感に繋がります。

新設計サスペンションによる乗り心地の改善

BEV専用の骨格補強に加え、リヤには新設計のトレーリングリンク車軸式コイルスプリングを採用しました。商用車特有の突き上げ感を緩和し、長時間の運転でも体が疲れにくい、上質な乗り心地を実現しています。

早朝・深夜の配送を支える圧倒的な静粛性

100%モーター走行のメリットは、車内外への騒音が劇的に少ないことです。住宅街での頻繁なストップ&ゴーや、早朝の荷出し作業において、近隣への気兼ねが大幅に軽減されます。また、室内が静かなため、ハンズフリー通話やラジオの音声もクリアに聞き取れるようになります。

4. 軽キャブオーバーNo.1の積載スペースを維持したパッケージング

「バッテリーを積むと荷室が狭くなる」というEVの常識を、ダイハツは見事に覆しました。ベース車であるハイゼット カーゴの圧倒的な広さを、BEVでもそのまま引き継いでいます。

仕事道具としての利便性を追求したフラット荷室

「e-ハイゼット カーゴ」の4シーターモデルでは、荷室の長さ・幅・高さにおいて軽キャブオーバーバンNo.1を確保。さらに、荷室床面の凹凸をなくしたフルフラット設計により、段ボールなどの荷物を傷つけることなく、スムーズに出し入れすることが可能です。

自分仕様にカスタマイズできる30個のユースフルナット

室内の壁面には、棚の取り付けやフックの設置に便利な「ユースフルナット」を30個配置しました。また、アッパートレイや頭上のオーバーヘッドシェルフなど、運転席からすぐ手が届く範囲に豊富な収納スペースを確保しており、配送伝票や小物の整理も捗ります。

5. 現場を救う「動く蓄電池」としての給電機能

e-ハイゼット カーゴは、単なる移動手段に留まりません。大容量バッテリーを活かした「外部給電機能」は、ビジネスの現場に新たな可能性をもたらします。

合計1500W対応のアクセサリーコンセントを標準装備

車内に設置されたAC100Vコンセントからは、最大1500Wまでの電力が取り出せます。移動中に電動工具の予備バッテリーを充電したり、現場で扇風機や電気ケトルを使用したりすることも可能です。また、車両の走行機能を止めた状態で給電できる「非常時給電システム」も備えています。

e-ハイゼット カーゴ

雨天や防犯も安心の「外部給電アタッチメント」

付属のアタッチメントを使用すれば、フロントドアと窓を完全に閉めた状態で電源コードを車外へ引き出せます。雨天時でも浸水を防ぎ、夜間の給電時も車内のセキュリティを保つことができる、現場を熟知したダイハツならではの工夫です。

6. 運用をスムーズにする多彩な充電インフラ対応

毎日の業務を止めないために、充電のしやすさについても万全の体制が整えられています。

急速充電「CHAdeMO」を全車標準装備

外出先での継ぎ足し充電に便利な急速充電インレットを標準装備。50kW出力の充電器を使用すれば、電欠ランプ点灯からわずか約50分で80%まで充電可能です。昼休憩の合間に十分な航続距離を回復させることができます。

災害時にも役立つV2H(Vehicle to Home)への対応

e-ハイゼット カーゴ

急速充電口を利用して、クルマの電気を建物に供給する「V2H」も利用可能です。停電時に営業所の明かりを灯したり、PCの電源を確保したりと、企業のBCP(事業継続計画)対策としても非常に有効な投資となります。

7. プロの安全を支える進化した「スマートアシスト」

多忙な現場での事故を防ぐため、予防安全機能も最新世代にアップデートされました。ステレオカメラの検知能力が飛躍的に向上しています。

e-ハイゼット カーゴ

交差点の右左折時までカバーする検知範囲

衝突回避支援ブレーキは、対車両・対歩行者(昼夜)だけでなく、新たに「横断中の自転車」や「交差点での右折時に対向方向から来る車両」も認識可能になりました。さらに、右左折時に横断してくる歩行者も検知し、警報とブレーキで事故回避をサポートします。

消費電力を抑える工夫と視認性の向上

夜間の視界を確保するLEDヘッドランプに加え、電力消費を抑えつつ効率よく体を温める「シートヒーター(運転席・助手席)」を採用しました。暖房によるバッテリーの減りを抑えつつ、冬場の作業環境を快適に保つ工夫が施されています。

ラインアップとメーカー希望小売価格

e-ハイゼット カーゴは、用途に合わせて選べる2つのバリエーションを展開。どちらも商用車の枠を超えた高い基本性能を備えています。

グレード 駆動方式 最大積載量 価格(消費税込み)
e-ハイゼット カーゴ 2シーター 2WD(後輪駆動) 350kg 3,146,000円
e-ハイゼット カーゴ 4シーター 2WD(後輪駆動) 350kg 3,146,000円

ダイハツが満を持して送り出した「e-ハイゼット カーゴ」は、環境への配慮はもちろん、静粛性、加速性能、そして給電機能という、これまでのガソリン車にはなかった新しい価値をビジネスに提供します。既存のハイゼットで培われた信頼の使い勝手はそのままに、次世代の物流シーンをリードする1台と言えるでしょう。

導入によるトータルコストのシミュレーションや、補助金制度の具体的な活用方法について、一度お近くの販売会社で相談してみてはいかがでしょうか。

ハイゼットカーゴが2024年11月5日の一部改良で安全性能を向上

ハイゼットカーゴへ安全性能向上としてバックソナーを2個追加する一部改良を実施。
グレードやカラー展開に変更はありませんが、車両価格が上昇して1,100,000円から1,683,000円となっています。

ハイゼットカーゴのスペック(諸元)
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,890mm
ホイールベース 2,450mm
室内長 880mm-1,915mm
室内幅 1,265mm-1,360mm
室内高 610mm-1,250mm
車両重量 880kg-990kg
最小回転半径 4.2m
最低地上高 160mm
エンジン型式 KF型 水冷直列3気筒
エンジン総排気量 0.658L
エンジン最高出力 34kW(46PS)/5,700rpm
エンジン最大トルク 60Nm(6.1kgm)/4,000rpm
乗車定員 2名/4名
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン
タンク容量 38L
WLTCモード燃費 14.7km/L-14.9km/L
2026年ダイハツ ハイゼットカーゴの販売価格一覧
グレード 駆動方式 ミッション 値段
スペシャル 2WD(FF) MT 1,100,000円~
CVT 1,155,000円~
4WD MT 1,254,000円~
CVT 1,309,000円~
スペシャルクリーン 2WD(FF) CVT 1,177,000円~
4WD CVT 1,331,000円~
デラックス 2WD(FF) MT 1,215,500円~
CVT 1,270,500円~
4WD MT 1,369,500円~
CVT 1,424,500円~
クルーズ 2WD(FF) MT 1,298,000円~
CVT 1,397,000円~
4WD MT 1,452,000円~
CVT 1,551,000円~
クルーズターボ 2WD(FF) CVT 1,529,000円~
4WD CVT 1,683,000円~
デッキバンL 2WD(FF) MT 1,375,000円~
CVT 1,430,000円~
4WD MT 1,529,000円~
CVT 1,584,000円~
デッキバンG 2WD(FF) CVT 1,771,000円~
4WD CVT 1,617,000円~

ハイゼットカーゴのボディカラーは全7色 グレードによりオプション料金が変化

ハイゼットカーゴはカラーパックが設定され、グレードによりボディカラーのオプション料金が違い、選べるカラーにも違いがあります。
基本色はホワイトとブライトシルバーメタリックの2色で、汎用性の高い人気カラー。またデッキバンGのみ選択できるオフビートカーキメタリックも用意しています。

ハイゼットカーゴのボディカラー一覧

  • ブライトシルバーメタリック
  • ホワイト
  • アイスグリーン(オプションカラー)
  • トニコオレンジメタリック(オプションカラー)
  • シャイニングホワイトパール(オプションカラー)
  • ブラックマイカメタリック(オプションカラー)
  • オフビートカーキメタリック(オプションカラー)
  • ブライトシルバーメタリック
  • ホワイト
  • アイスグリーン(オプションカラー)
  • トニコオレンジメタリック(オプションカラー)
  • シャイニングホワイトパール(オプションカラー)
  • ブラックマイカメタリック(オプションカラー)
  • オフビートカーキメタリック(オプションカラー)

ハイゼットカーゴが2021年12月20日にフルモデルチェンジ

17年振りにフルモデルチェンジしたハイゼットカーゴ

ハイゼットカーゴは、使いやすい四角いボディが人気の軽自動車で、10代目モデルが発売した2004年から16年が経過。17年目の2021年12月20日、ついにフルモデルチェンジしました。
新型ハイゼットカーゴはフロントデザインをシンプルなフラット形状に変更、プラットフォームを軽自動車の商用バンで初めてになるDNGAを採用することで走りの質感を大きく向上しています。

  • ハイゼットBEV版のコンセプトカーe HIJET CARGO CONCEPT
  • e HIJET CARGO CONCEPTの説明
  • e HIJET CARGO CONCEPT
  • e HIJET CARGO CONCEPT
  • e HIJET CARGO CONCEPT

DNGAを採用することで高剛性ボディーを獲得、サスペンションジオメトリの構造を見直すことで安定感や乗り心地を実現しています。商用バンの性格上、重い荷物を積載する場合も安全に移動することができます。

安全装備は最新のスマートアシストを搭載。最新のステレオカメラで自転車や二輪車なども検知する、衝突回避支援ブレーキ機能と衝突警報機能を搭載します。
スマートインナーミラーやダイハツコネクトなど次世代装備も設定しているのが特徴です。

全てのグレードで2WDと4WD駆動が用意されていて、スペシャル・デラックス・クルーズには5MTのマニュアルミッションを設定しているのも嬉しいです。

ハイゼットカーゴが一部改良でLEDヘッドランプを標準装備へ

2019年11月1日、ハイゼットカーゴは一部改良を実施し、スマートアシスト3搭載車にはLEDヘッドランプも標準装備することになりました。

LEDヘッドランプ装備により、夜間の視認性が従来モデルよりも向上。2017年のマイナーチェンジで初搭載された「スマートアシスト3」とともに、より安全性の高い車として活躍するでしょう。

ハイゼットカーゴのMT車にもスマアシ3を標準装備して安全性が向上951,500円~から販売開始

ハイゼットカーゴが2018年12月10日に一部改良を行い、MT車へ安全装備のスマートアシスト3を標準装備しました。AT車には2017年のマイナーチェンジでスマアシ3を搭載済みで、今回行われた2018年の改良でハイゼットカーゴの全てのモデルに安全装備のスマアシ3が搭載したことになります。

販売価格はマイナーチェンジ(一部改良)前の価格と据え置きになっているのが嬉しいポイントです。IRカットガラスやトップシェイドガラスなど快適装備も採用しているため、乗りやすく安全な商用車になりました。

ハイゼット マイナーチェンジ後のエクステリア

ハイゼット カーゴのマイナーチェンジモデルにおいて大幅に変更されたのは「フロントマスク」で、新型ミライースのようなキリッとした顔つきに変更になりました。

マイナーチェンジ前のハイゼット カーゴ

ハイゼットのオープン荷室タイプの「デッキバン」には、LEDヘッドライトとLEDフォグランプが標準装備され、ハイゼット カーゴにはハロゲンランプが標準装備、LEDヘッドライトとフォグランプはメーカーオプションで設定できます。

最上級グレードの「クルーズターボ/クルーズターボSA3」には、電動格納式のカラードドアミラー、クリアタイプのリアコンビネーションランプ、撥水加工付きのフルファブリックシート、キーレスエントリーが標準装備され、SA3グレードでは荷室ランプがLEDになっています。

ハイゼット マイナーチェンジ後のインテリア

運送などの仕事で使うことの多いハイゼット カーゴは、「どのくらい荷物が積めるかが命である」といっても過言ではありません。新しくなったハイゼット カーゴの荷室寸法は、1,860mm×1,375mm×1,235mm(ハイルーフ)です。最上級グレードの「クルーズ」では、1,755mm×1,270mm×1,210mmになります。

ハイゼット カーゴの荷室寸法
荷室長 1,860mm(955mm)
荷室幅 1,315mm
荷室高 1,235mm(1,115mm)

※荷室長の()は4名乗車の数値
※荷室高の()内は標準ルーフの数値

みかん箱では65個、パンケースでは66ケース、ビールケースは36ケース、畳は8枚ほど積むことができます。

インパネ周りは商用車らしく押しやすい位置にハザードスイッチがあったり、A4ファイルも入るグローブボックスとドアポケット、運転席ドア内側にペンホルダー、ボックスティッシュなども入るオーバーヘッドシェルフがあるなど、収納性は抜群です。

ハイゼット マイナーチェンジ後の搭載装備

マイナーチェンジされたハイゼット カーゴには、軽商用車として初の安全装備である「スマートアシスト3」を搭載しました!搭載されているグレードは「SA3」が記載されているもので、AT車のみの設定です。

スマートアシスト3に搭載されている装備

  • 衝突警報機能(対車両・歩行者)
  • 車線逸脱警報
  • 誤発進抑制制御機能(前方・後方)
  • 先行車発進お知らせ機能
  • オートハイビーム

最新型のスマートアシスト3は、対車両だけではなく歩行者にも衝突警報機能が備わっていて、車両に対しては約4kmから100km/hの速度帯、歩行者に対しては約4kmから50km/hの速度帯で衝突警報機能を備えています。

また、居眠り運転で起こりやすい車線のはみ出しには車線逸脱警報、疲れている時のうっかりにも対応してくれる前方・後方の誤発進抑制制御は、運転している本人だけではなく他のドライバーや歩行者を危険から守ってくれる素晴らしい機能です。

他には、リアコーナーセンサーがSA3を採用しているグレードに標準装備していて、障害物との距離をブザー音で知らせてくれるので、バックでの駐車が苦手な人でも距離感を掴むことができます。

ハイゼット マイナーチェンジ後の搭載エンジン

ハイゼット カーゴのエンジンは、フロントのボンネット内ではなく、なんと運転席・助手席下に収納されていて、2017年11月のマイナーチェンジで変更はありません。

ハイゼット カーゴ搭載エンジン
型式 KF型
種類 直列3気筒
排気量 658cc
最高出力(MT) 46PS/5,700rpm(64PS/5,700rpm)
最高出力(AT) 53PS/7,200rpm(64PS/5,700rpm)
最大トルク 60Nm/4,000rpm(91Nm/2,800rpm)

※()内はターボ車の数値

トランスミッションは、5速マニュアルと4速オートマが設定されていて駆動方式もFRの2WDとパートタイム式の4WDが設定されています。最上級グレードのクルーズには、ターボが搭載されているエンジンも用意されています。

ハイゼット マイナーチェンジモデルの発売日・価格帯

マイナーチェンジで新しくなったハイゼット カーゴの発売日は2017年11月13日で、グレードは標準グレードの「スペシャル」、エコカー減税に対応した「スペシャルクリーン」、キーレスエントリーや撥水加工のフルファブリックシートを搭載した「デラックス」、電動格納式のカラードドアミラーやクリアリヤコンビネーションランプを搭載した「クルーズ」、ターボエンジンを搭載した「クルーズターボ」の5種類あります。

上記のグレードは安全装備のスマートアシスト3が搭載されていないグレードで、メーカーオプションでも設定されておらず、装備するには「SA3グレード」を選ぶ必要があります。その際にはトランスミッションがオートマチックのみのグレードがある点に注意が必要です。

ハイゼット カーゴのマイナーチェンジモデルの価格帯は、93万円から149万円の幅があります。燃費は、16.0km/Lから18.8km/Lと、まずまずの燃費性能があります。

日常使いもできるアトレー ワゴンも同様にマイナーチェンジ

ハイゼット カーゴをベース車とした日常使いができる「アトレー ワゴン」も同様にマイナーチェンジを行いスマートアシスト3の搭載、フロントマスクの変更などを行いました。

新型アトレーのリアビュー

インパネ周りも軽貨物車のハイゼット カーゴと比べて上質なデザインと色使いで、13インチアルミホイール、オートエアコンや助手席側パワースライドドアを装備、スマートアシスト3も全車標準装備しています。

グレード展開は標準グレードの「カスタムターボRS SA3」と、上級エアログレードの「カスタムターボRS リミテッドSA3」の2種類展開です。トランスミッションは全てオートマチックで、4WDはフルタイム式に変更になっています。

高性能で超小型を意味する造語からネーミングされたハイゼットカーゴのモデルチェンジ遍歴

ハイゼットカーゴはダイハツが販売する軽貨物車で、8代目までは「バン」として販売され、9代目から「カーゴ」になりました。ライトバンの他に軽トラックのラインナップもあります。トヨタのピクシスバンにもOEM供給をしています。

ハイゼットカーゴ 初代 L35V/36V型(1961年~1967年)

1961年、ハイゼットのライトバンとパネルバンが販売を開始しました。1962年11月にはエンジン改良を実施し、1963年11月には大幅なフェイスリフトでマイナーチェンジをしました。
1966年10月には2度目のマイナーチェンジを実施し、再度フロント周りの意匠を変更しました。

ハイゼットカーゴ 2代目 S35V/36V型(1965年~1968年)

1965年、ハイゼットバンが2代目にモデルチェンジ。翌1966年にはマイナーチェンジでラジエーターグリルを装着。

ハイゼットカーゴ 3代目 S37V型(1968年~1972年)

1968年4月、フルモデルチェンジで3代目になり、「巨泉ハイゼット」の愛称で親しまれました。
1969年9月のマイナーチェンジでは、スーサイドドアから現在の通常ドアに変更。

ハイゼットカーゴ 4代目 S38V/40V型(1972年~1980年)

1972年2月、フルモデルチェンジで4代目に。軽自動車初のリアドアのスライドドアが採用されました。バックドアも跳ね上げ式になり、運搬業者からは、雨天時の積み下ろしの際に商品を濡らさないと好評でした。
1974年9月にマイナーチェンジを実施。「愛着のハイゼット360」のキャッチコピーで道路運航法改正に対応。
1976年4月、550ccの4サイクル直列2気筒SOHCエンジンを追加。全長が100mm延長されました。
1980年4月、550ccの販売を終了。

ハイゼットカーゴ 5代目 S60V型(1977年~1981年)

1977年6月、「軽の新星」をキャッチコピーに、先代のボディサイズを拡大した「ハイゼット55ワイド」が登場。
1979年4月、マイナーチェンジを実施し、フロントスタイルとインテリアを大幅に変更すると共に、乗用用途の「カスタムEX」を、翌1980年には「ハイルーフ」が追加されました。

ハイゼットカーゴ 6代目 S65V/66V型(1981年~1986年)

1981年4月、フルモデルチェンジ。同時に派生モデルの「ハイゼット・アトレー」が誕生しています。8月には4代目ハイゼットカーゴが販売を終了しました。
1982年3月、4WD車を追加。翌1983年10月にはマイナーチェンジを実施して「ハイゼットジャンボ」が追加されました。

ハイゼットカーゴ 7代目 S80/81V/82/83V型(1986年~1994年)

1986年5月、フルモデルチェンジでスタイルを重視した7代目になりました。
1988年10月、マイナーチェンジで「デッキバン」が追加されました。1991年3月には一部改良でフロントディスクブレーキが4WD車に標準装備になりました。
1992年3月のマイナーチェンジでは、4WD車にAT車を追加しました。

ハイゼットカーゴ 8代目 S100/110V型(1994年~1999年)

1994年1月、フルモデルチェンジで静粛性と操縦安定性を向上して8代目に。低床仕様が廃止され、平床仕様になっています。1995年には特別仕様車「天晴(あっぱれ)」を発売。
1997年10月、バンの電気自動車のマイナーチェンジを実施しました。

ハイゼットカーゴ 9代目 S200V/S210V型(1999年~2004年)

1999年1月、フルモデルチェンジで名称をバンから「カーゴ」に変更しました。グレード体系は、「2シーター」「スペシャル」「エクストラ」「デラックス」の4グレードが用意されました。
1999年4月、電気自動車がフルモデルチェンジ。12月には「スペシャル」がベースとなっている天然ガスモデルを追加と、一部改良が施されました。
2000年4月、LPGモデルを追加。
2001年1月、マイナーチェンジを実施うぃ。内外装の変更を施しました。「クルーズ」を新グレードとして設定し、「エクストラ」を廃止しました。7月には「ハイゼットグランカード」を発売。小型自動車登録となります。
2002年1月、一部改良でエンジン出力のアップ、走行性能と燃費性能の向上。4月の一部変更では低排出ガス仕様の「スペシャルクリーン」を設定しました。
2004年12月、10代目と入れ替わりのため販売を終了しました。

ハイゼットカーゴ 10代目 S320V/S321V/S330V/S331V型(2004年~2021年)

2004年12月、フルモデルチェンジで10代目になりました。積載能力が高く、利便性の高い収納スペースを備えています。グレード体系は「スペシャル」「スペシャルクリーン」「デラックス」「クルーズ」「クルーズターボ」のラインナップで、ハイゼットシリーズでこの10代目が一番の長寿となっています。
2005年8月、「カーゴ ハイブリッド」を追加。軽商用車としては初のハイブリッドモデルになります。10月には一部改良で安全装備が強化されました。
2007年12月、マイナーチェンジを実施し、燃費性能を向上、内外装の変更が図られました。
2010年5月、「カーゴ ハイブリッド」の生産を終了。
2014年12月、特別仕様車「リミテッド」を発売。
2015年4月、一部改良で燃費性能を向上とトランスミッションを改良と共に、特別仕様車「デッキバン G ”リミテッド”」を発売。
2016年10月、新仕様で特別仕様車「リミテッド」を再販。「デッキバン」の一部改良。
2017年11月、マイナーチェンジを実施。フロントフェイスの一新とボディカラーの変更などを施しました。2019年11月と2020年8月に一部改良を実施。
2020年11月、発売開始からハイゼットシリーズが60周年を迎えました。

ハイゼットカーゴ 11代目 S700V/S710V型(2021年~)

2021年12月、17年ぶりのフルモデルチェンジで11代目になりました。新世代のスマアシを全車標準装備となりました。

ハイゼットカーゴのモデルチェンジ遍歴
ハイゼットカーゴのモデル 販売年表
初代 L35V/36V型 1961年~1967年
2代目 S35V/36V型 1965年~1968年
3代目 S37V型 1968年~1972年
4代目 S38V/40V型 1972年~1980年
5代目 S60V型 1977年~1981年
6代目 S65V/66V型 1981年~1986年
7代目 S80/81V/82/83V型 1986年~1994年
8代目 S100/110V型 1994年~1999年
9代目 S200V/S210V型 1999年~2004年
10代目 S320V/S321V/S330V/S331V型 2004年~2021年
11代目 S700V/S710V型 2021年~