エスクードが復活のマイナーチェンジ 次世代ハイブリッドエンジンと先進性のあるエクステリアで登場
2021年に販売終了したエスクードが、2022年4月に復活。
再販しない可能性もあったなか、エスクードの次世代モデルが突如販売開始されました。型式が変わらないマイナーチェンジですが、欧州版エスクードのビターラと同じ次世代ハイブリッドシステムを搭載するなど、大きく進化しました。
2017年7月と2018年12月3日のマイナーチェンジ、2022年4月に1.5Lハイブリッドを追加して進化したスズキのエスクードの情報について、エクステリアやインテリア、価格や燃費などの情報を紹介します。
2021年に生産終了したエスクードがマイナーチェンジをして2022年4月21日発表
新型エスクードの特徴は1.4Lのデュアルジェットエンジンとモーターの新世代ハブリッドシステム
エスクードが2022年4月21日に復活。
エクステリアは欧州市場で発売するビターラと同じで、2021年まで日本市場で販売していたエスクードのマイナーチェンジモデルとして発売。
パワートレインはスズキ自慢の1.4Lデュアルジェットエンジンとモーターを組み合わせ、エンジンを始動せず走行できるストロングハイブリッドを採用。スズキ独自の走行技術ALL GRIPを採用します。
燃費性能はWLTCモード燃費で19.6km/Lと先代モデルより大きく向上していて、モーター特有の鋭い加速を楽しめるモデルになっています。
新型エスクードは1つのグレードのみ設定するワンプライスに。
シンプルで選びやすいのも特徴で、販売価格は2,970,000円からになっています。ライバルのホンダヴェゼルや、トヨタのヤリスクロスと比較すると、新型エスクードは装備も充実していてコストパフォーマンスの高いモデルになっています。
エスクードの生産は2021年6月で終了してフルモデルチェンジ準備の可能性も
エスクードがフルモデルチェンジして新型に切り替わるという情報があります。
2021年6月に現行モデルの4代目エスクードの生産が終了したためで、次期型の発売準備に入ったという見方が強くなっています。
しかしスズキ公式からはっきりした情報がないため、このまま廃盤になる可能性も考えられます。
エスクードにカッパーブラウンをアクセントにした特別仕様車リミテッドSを設定
エスクードの特別仕様車リミテッドSは全て2トーンカラー仕様
エスクードのエクステリアとインテリアのアクセントにカッパーブラウンを採用した特別仕様車のリミテッドSを追加しました。
新意匠の17インチアルミホイールやステンレス製ペダルプレート、本革とスエード調表皮のシートなどプレミアムなモデルです。
2020年エスクードの特別仕様車リミテッドSの装備
- 専用LEDヘッドランププロジェクターカバー
- 専用17インチアルミホイール
- 専用色インパネガーニッシュ
- 専用色センター&サイドルーバーリング
- 専用ガーニッシュ付センタークロック
- 専用本革&スエード調シート表皮
- 専用色ドアアームレストオーナメント
- 成形ドアトリム
- 専用色シフトゲートガーニッシュ
- ステンレス製ペダルプレート
ボディカラーは、スフィアブルーパール×グレー、コスミックブラックパールメタリック×グレー、ギャラクティックグレーメタリック×ブラック、サバンナアイボリーメタリック×ブラックの4色の2トーンカラーを設定しています。
エスクードの特別仕様車リミテッドSの販売価格は2,774,200円です。
エスクードはマイナーチェンジでフェイスリフトを行いアグレッシブなフロントグリルを手に入れる
マイナーチェンジ後のエスクードの最大の特徴は縦の伸びる6本のフロントグリル
日本仕様の1.6Lモデルでは横方向2本のフロントグリルでしたが、2018年12月3日のマイナーチェンジでフェイスリフトを行い、海外で販売されている1.4Lターボモデルと同じアグレッシブなフロントグリルを手に入れました。赤目の1.4LモデルではL字型のデザインでしたが、マイナーチェンジで手に入れるフロントグリルは独立したラインが6本タテに入っているデザインです。
新型エスクード(海外名はビターラ)のテールランプはフルLED化 17インチの専用ホイールも新デザインを採用
ほかにもテールランプの形は変わっていませんが、光源がLEDになり先進的なイメージを受けます。テールランプはボディ側とバックドア側に分割されているように見え、ボディ側には丸い光源が見えるのでストップランプは左側にのみついていると感じます。ウインカーはボディ側のレンズに、バックランプはバックドア側のレンズに装着されているでしょう。
新型エスクードのマイチェンジ後の装備
- スモークメッキフロントグリル
- メッキフロントバンパーガーニッシュ
- ガンメタリックリヤバンパーアンダーガーニッシュ
- LEDストップランプ付きのリヤコンビネーションランプ
- 切削加工&ガンメタリック塗装17インチアルミホイール
- ブループロジェクターカバー付LEDヘッドランプ
- メッキLEDイルミネーションランプベゼル
- カラードドアミラー
- 遮音機能付フロントガラス
- 本革&スエード調シート表皮
- マルチインフォメーションディスプレイ
- サテンメッキのセンタールーバーリング
- サテンメッキのサイドルーバーリング
- サテンメッキガーニッシュ付センタークロック
- 高輝度シルバーシフトゲートガーニッシュ
- 高輝度シルバードアアームレストオーナメント
- インパネ天面のソフトパッド
- メーター、インパネガーニッシュ、センタークロック、本革巻きステアリング意匠変更
- シフトブーツステッチ色をブラックに変更
新型エスクードは新色の「アイスグレーイッシュブルーメタリック&ブラック」の2トーンルーフを含め6色設定
新型エスクードは従来の「アトランティスターコイズパールメタリック&ブラック」の2トーンルーフを廃止して新色として「アイスグレーイッシュブルーメタリック&ブラック」を追加しました。その他のボディカラーは従来のエスクードと同じで全6色が設定されています。
- アイスグレーイッシュブルーメタリック&ブラック2トーンルーフ(43,200円高)
- ブライトレッド5&ブラック2トーンルーフ(43,200円高)
- サバンナアイボリーメタリック&ブラック2トーンルーフ(43,200円高)
- ギャラクティックグレーメタリック
- コスミックブラックパールメタリック
- クールホワイトパール(21,600円高)
新色のアイスグレーイッシュブルーメタリック&ブラックは、廃止されたアトランティスターコイズパールメタリック&ブラックよりも淡いブルーが印象的です。ブラックルーフとも相性が良く、新型エスクードのアグレッシブなスタイルをより際立たせるボディカラーです。
1.6Lエンジンは廃止され1.4Lターボエンジンを採用 WLTCモード燃費は16.0km/Lで優秀な数字に
次期エスクードではエンジンラインナップが刷新されて、自然吸気の1.6Lエンジンが廃止になり1.4Lターボエンジンが採用されています。マイナーチェンジ前のエスクードのJC08モード燃費が16.8km/Lで、新型エスクードがWLTCモード燃費16.0km/Lです。
WLTCモード燃費はJC08モード燃費よりも実燃費に近く、旧型エスクードよりも実用燃費は向上していると考えて良いでしょう。
全長 | 4,175mm |
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全幅 | 1,775mm |
全高 | 1,610mm |
室内長 | 1,960mm |
室内幅 | 1,480mm |
室内高 | 1,265mm |
ホイールベース | 2,500mm |
最低地上高 | 185mm |
最小回転半径 | 5.2m |
車両重量 | 1,220kg |
エンジン型式 | K14C型 |
総排気量 | 1.371L |
最高出力 | 100kW(136ps)/5,500rpm |
最大トルク | 210Nm(21.4kgm)/2,100-4,000rpm |
燃料タンク容量 | 47L |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
定員 | 5人 |
WLTCモード燃費 | 16.0km/L |
価格 | 2,658,960円 |
新型エスクードのエンジンラインナップは、バレーノに搭載されている1.0Lブースタージェットエンジンと既存のエスクードの1.4Lターボが続投されると予想されていましたが、既存のエスクードと同じ1.4Lターボエンジンの1グレード展開になっています。
安全装備のレーダーブレーキサポート2がデュアルセンサーブレーキサポートに進化 スズキ車では国内初導入の全車速追従機能付きACCも装備
マイナーチェンジ前のエスクードに搭載されている安全装備は、ミリ波レーダーのみで検知する「レーダーブレーキサポート2」で、マイナーチェンジ後に搭載される安全装備は「デュアルセンサーブレーキサポート」になっています。
新型エスクードの安全装備
- デュアルセンサーブレーキサポート
- 全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)
- ブラインドスポットモニター
- リヤクロストラフィックアラート
デュアルセンサーブレーキサポートの機能
- 自動ブレーキ(対歩行者・車両)
- 車線逸脱警報(時速60km~100km)
- 標識認識機能
- ふらつき警報機能
マイナーチェンジ前では車両に対してのみの自動ブレーキだけでしたが、マイナーチェンジ後は車両に対して時速100kmまで、歩行者は時速60kmまでの速度帯でぶつかりそうになった場合自動ブレーキをかけて被害を軽減する機能にアップグレードされます。
時速60kmから100kmまでの速度帯で機能する車線をはみ出しそうになったときに教えてくれる車線逸脱警報やふらつき警報機能、標識認識機能などがあります。
そしてコンパクトSUVクラスでは珍しい、全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロール(ACC)をスズキの国内販売車両で初めて採用します。
これは前を走る車両がエスクードで設定した速度を下回る場合、自動で速度を調節して車間距離を保つ機能です。前の車が速度を上げた時は自動で速度を上げ追従します。
高速道路をよく使うドライバーの負担を軽減する便利な機能です。
エスクードのマイナーチェンジで冬の時期に撮影されたスパイショット
2018年12月3日に行われるエスクードのマイナーチェンジでは、フロント周りのフェイスリフトとリヤのデザイン変更が行われると考えられています。ヘッドライトの加飾が青いモデルですのでエンジンが1.6L(ビターラ)のもので、1.4Lターボ(ビターラS)のモデルは、手を加えられないと考えます。
リアビューではバックドアからバンパーまでカモフラージュがかけられていて、テールランプはクリアやオレンジの部分がなく全て赤く染まっています。日本仕様ではレッドテールレンズが車検に通らないことが多いので、バックランプとウインカー部分をクリアにしたレンズが装着される可能性があります。
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