デリカミニのモデルチェンジ

デリカミニのモデルチェンジは2025年 キープコンセプトでデリ丸意匠継続の可能性

デリカミニは2023年に三菱から発売した新型車で、デリカの名前の通りアウトドアに似合うブラックフェンダーや、半円形のヘッドライトが特徴。走行性能が高くライバルはスペーシアギアやタントファンクロスなどを想定したモデルです。

デリカミニが発売開始 両側スライドドア搭載のタフな軽自動車

デリカミニは、三菱の軽自動車ハイト系ワゴンで、2022年の発表から個性的でギア感の強いエクステリアが話題になった新型モデルで、2023年5月25日から発売開始。
ランドローバーのディフェンダーを彷彿とさせる半円形のヘッドライトや、タイヤハウスを大きく見せるブラックフェンダーの採用など、今までの軽自動車とは違う独特の存在感が特徴です。

デリカミニのライバルは、同じくギア感を強調したスズキのスペーシアギアやハスラー、ダイハツのタントファンクロスやタフトが該当。
ボディカラーには流行色のアースカラーを設定、新型デリカミニのエクステリア・インテリア・スペックなどを解説します。

デリカミニが2025年10月頃にモデルチェンジ フロント周りの意匠は継続するキープコンセプトの予想

デリカミニが販売開始から約2年にあたる2025年10月頃フルモデルチェンジを実施するという噂。
デリカミニは元々がekクロススペースのビッグマイナーチェンジモデル(派生車種)だったため、ekクロススペースの2代目モデルチェンジから約5年が経過していることを考慮すると妥当な時期だと考えます。
次期デリカミニは日産ルークスと共同開発モデルになりますが、デリカミニらしい「デリ丸」を模したエクステリアを継続するキープコンセプトになると予想されています。

ヘッドランプ・テールランプ共にフルLEDになり先進性を向上、インテリアには12.3インチの大型ナビゲーションディスプレイを採用するとのこと。
また5種類のドライブモードを全てのグレードに初採用することで走破性の高い軽自動車を目指します。
パワートレインにマイルドハイブリッドの設定はなく全て純ガソリンエンジン仕様に、最上級グレードにはデリカミニのキャラクター、デリ丸を模したグレードを設定するようです。

デリカミニ上級グレードへ2025年6月5日に特別仕様車Limited Edition(リミテッドエディション)追加

MI-PILOTなど安全装備が充実した上位グレードへ特別仕様車Limited Editionを追加

デリカミにのT Limited、G Limitedのグレードへ特別仕様車Limited Edition(プレミアムリミテッドエディション)を2025年6月5日から追加販売。
リミテッドエディションはマルチアラウンドモニター付きの自動防眩ルームミラーに変更することで安全性向上したモデル。
デリカミニ特別仕様車T Premium Limited Editionの販売価格は2,085,600円から2,249,500円、G Premium Limited Editionは1,996,500円から2,160,400円。

デリカミニ Tプレミアムのスペック
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,800mm
室内長 2,200mm
室内幅 1,335mm
室内高 1,390mm
ホイールベース 2,495mm
最低地上高 155mm
車両重量 1,000kg
最小回転半径 4.8m
総排気量 0.659L
エンジン最高出力 47kW(64ps)/5,600rpm
エンジン最大トルク 100Nm(10.2kgm)/2,400-4,000rpm
モーター最高出力 2.0kW(2.7ps)/1,200rpm
モーター最大トルク 40Nm(4.1kgm)/100rpm
WLTCモード燃費 19.2km/L
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン
タンク容量 27L
駆動方式 2WD/4WD
乗車定員 4名
タイヤサイズ 165/55R15
2025年三菱 デリカミニの販売価格一覧
グレード 駆動方式 値段
G 2WD(FF) 1,837,000円~
4WD 2,048,200円~
G Premium 2WD(FF) 2,018,500円~
4WD 2,182,400円~
T 2WD(FF) 1,914,000円~
4WD 2,125,200円~
T Premium 2WD(FF) 2,107,600円~
4WD 2,271,500円~
G Premium Limited Edition 2WD(FF) 1,996,500円~
4WD 2,160,400円~
T Premium Limited Edition 2WD(FF) 2,085,600円~
4WD 2,249,500円~

デリカミニのボディカラーは全12色で ベージュ系のアースカラーも設定

デリカミニのボディカラーは、モノトーンカラー6色、2トーンカラー6色の全12色を設定。
アースカラーのナチュラルアイボリーメタリックやアッシュグリーンメタリック、元気のでるビタミンカラーのサンシャインオレンジメタリックなど個性的なラインナップです。

人気の定番カラーであるホワイトパールやブラックマイカも設定していますが、デリカミニらしい自然なボディカラーはデリカミニと非常に相性が良い印象です。
コンパクトにまとめられたダイナミックシールド、アクセサリーでカラーチェンジできるので、様々なカラーパターンを楽しめるでしょう。

デリカミニのボディカラー一覧

  • アッシュグリーンメタリック(33,000円高)
  • ナチュラルアイボリーメタリック(33,000円高)
  • ミストブルーパール(33,000円高)
  • ブラックマイカ
  • チタニウムグレーメタリック
  • ホワイトパール(33,000円高)
  • アッシュグリーンメタリック/ブラックマイカ(82,500円高)
  • ナチュラルアイボリーメタリック/ブラックマイカ(82,500円高)
  • ライトニングブルーマイカ/ブラックマイカ(60,500円高)
  • サンシャインオレンジメタリック/ブラックマイカ(82,500円高)
  • レッドメタリック/ブラックマイカ(60,500円高)
  • ホワイトパール/ブラックマイカ(82,500円高)
  • デリカミニ アッシュグリーンメタリック(33,000円高)
  • デリカミニ ナチュラルアイボリーメタリック(33,000円高)
  • デリカミニ ミストブルーパール(33,000円高)
  • デリカミニ ブラックマイカ
  • デリカミニ チタニウムグレーメタリック
  • デリカミニ ホワイトパール(33,000円高)
  • デリカミニ アッシュグリーンメタリック/ブラックマイカ(82,500円高)
  • デリカミニ ナチュラルアイボリーメタリック/ブラックマイカ(82,500円高)
  • デリカミニ ライトニングブルーマイカ/ブラックマイカ(60,500円高)
  • デリカミニ サンシャインオレンジメタリック/ブラックマイカ(82,500円高)
  • デリカミニ レッドメタリック/ブラックマイカ(60,500円高)
  • デリカミニ ホワイトパール/ブラックマイカ(82,500円高)

デリカミニ シャモニーパッケージを追加 コンセプトカーのスノーサイバイバーをイメージ

  • デリカミニ シャモニーパッケージ
  • デリカミニ シャモニーコンプリートパッケージ

デリカミニがアウトドアにピッタリのディーラーオプションパッケージ、CHAMONIX(シャモニー)パッケージを2024年2月8日から販売。
コンセプトカーとして発表したSNOW SURVIVOR(スノー サバイバー)をイメージしており、雪山などアクティブシーンで映えるホワイトパール/ブラックマイカの2トーンカラーなどが特徴です。

デリカミニのシャモニーには、シャモニーパッケージとシャモニーコンプリートパッケージの2種類が用意されていて、シャモニーパッケージが179,190円、ベースキャリアなどをプラスしたシャモニーコンプリートパッケージが142,010円です。

デリカミニにコールマンとコラボしたラッピングオプションを期間限定追加

東京オートサロン2023で話題になったコールマンコラボの参考出展モデルが期間限定オプションで登場

デリカミニとアウトドアブランドのコールマンがコラボした「デリカミニ×Colemanコラボラッピング」のオプション追加を2023年9月7日発表。
この特別オプションは2023年9月9日から2024年3月31日までの期間限定で販売。

デリカミニ×Colemanコラボラッピングは2023年の東京オートサロンで参考発表した特別モデルを再現したもので、コールマン2023年の新色グレージュをボディカラーに採用し象徴的なランタンマークをボディサイドに配置するなど、自然と調和するエクステリアが話題を呼びました。

  • ジャパンモビリティショー2023に出展したデリカミニ コールマンコラボモデル
  • デリカミニ コールマンコラボモデル
  • デリカミニ コールマンコラボモデル
  • デリカミニ コールマンコラボモデル
  • デリカミニ コールマンコラボモデル

Colemanコラボラッピングのオプションは全てのデリカミニに適用できますが、推奨ボディカラーはナチュラルアイボリーメタリック/ブラックマイカ、ホワイトパール/ブラックマイカ、ブラックマイカの3色、推奨ディーラーオプションはエクステリアパッケージAとエンブレムセットA。
オプション価格は新車購入時には761,200円、納車済みのデリカミニは822,800円です。

デリカミニの受注が約16,000台突破 Premiumが全体の約9割で4WDモデルが大人気

デリカミニが2023年5月25日正式発売、同時に受注状況も掲載しました。
アウトドアなどで活躍するタフギアをイメージするデリカミニらしく、2WDと4WDの両方をラインナップする中で、全体の約6割(58%)のユーザーが4WDを選択しています。

グレードは、装備が充実する上級志向のPremium(プレミアム)の人気が圧倒的で、全体の約9割がT Premium、G Premiumを選んでいます。
Gグレード(自然吸気エンジン+モーター)とTグレード(ターボエンジン+モーター)の比率はデリカミニの性格上、悪路走破性が高いTグレードに人気が集中しており、全体の70%になっています。

ボディカラーも特徴がでていて、他車種ではホワイト系とブラック系で人気を2分するのですが、デリカミニは新色アッシュグリーンメタリックとブラックマイカの2トーンカラーが全体の21%を占めます。
次いでアッシュグリーンメタリックのモノトーンカラーなので、全体の37%のユーザーがアッシュグリーン系を選んでいることになります。

デリカミニの受注総数は2023年4月の発表時は約9,000台という数字を公表、2023年5月25日に発売までに約16,000台ということで、発表時から約7,000台を上乗せしたことになり、三菱が販売する車として久々の大ヒットモデルになりました。
また、募集していた犬のような公式キャラクターの名前も「デリ丸。」に決定、今後ぬいぐるみなどのキャラクターグッズも販売されるとのことです。

デリカミニはライバル以上のギア感で遊び心いっぱいのエクステリアに

ギア感の強い半円形のヘッドライトが魅力のデリカミニ

デリカミニのエクステリアは、なんといっても個性的な半円形のヘッドライトが特徴です。
イギリスのプレミアムブランドであるランドローバーが、2020年から日本で販売したディフェンダーというモデルとよく似たヘッドライトを採用することで、質実剛健なイメージになっています。

  • ジャパンモビリティショー2023に展示したデリカミニ
  • デリカミニ
  • デリカミニ
  • デリカミニ
  • デリカミニ
  • デリカミニの運転席
  • デリカミニの後席

ブラックフェンダーもデリカミニを象徴する外観で、最も競合するライバルのスペーシアギアやタントファンクロスにはない、タイヤを大きく見せる工夫も大きなポイントに。
樹脂フェンダーはRAV4やフォレスターなどSUVを印象付けるパーツとして使用されていますが、スーパーハイト系の軽自動車では初めて採用されるスタイルです。

フロントバンパーとリヤゲートバンパーにはDELICAのエンブレムがあり、デリカに乗っている満足感もあります。

デリカミニは背の高いハイト系の軽自動車に分類されているため、両側スライドドアを搭載する開放的な車内になっています。
車内で着替えることも可能なほどで、子どもを伴ってアウトドアを楽しむ方にも最適なモデルです。

デリカミニには、グロスブラックとホワイトを組み合わせたアクティブトーンスタイルと、シルバーとブラックを組み合わせたワイルドアドベンチャースタイルという2種類の専用エアロパーツも設定され、デリカミニをよりアクティブなスタイルにコーディネートすることも可能になっています。

デリカミニはライバルと比較すると車両価格は高めだが標準装備が豪華

デリカミニのライバル、スペーシアギアやタントファンクロスと比較すると、デリカミニは車両価格が少し高めに設定されています。

その理由はライバル車がオプション設定している装備が多い中、デリカミニは初めから各種装備を標準化しているからで、実質的な車両価格は各モデルともほとんど差ありません。

例えば、デリカミニの上級グレードプレミアムでは、半ドアを自動で閉めてくれるイージークローザー付き両側電動スライドドアやステアリングヒーター&シートヒーター、マルチアラウンドモニター付きのデジタルルームミラーなどが標準装備しています。唯一アダプティブLEDヘッドライトのみメーカーオプションなので、とても分かりやすくなっています。

デリカミニ G・Tの主な標準装備

  • イージークローザー付運転席側スライドドア
  • ブラック本革巻ステアリング
  • パドルシフト
  • オーディオレス
  • ナビ取付パッケージ 6スピーカー
  • TVアンテナ、GPSアンテナ
  • 7型ナビ用パネル
  • 合成皮革&ファブリック 撥水シート生地
  • 自動防眩機能付リヤビューモニター付ルームミラー
  • 15インチアルミホイール(4WD)
  • 14インチスチールホイール(2WD)

デリカミニ プレミアムの主な標準装備

  • ハンズフリーイージークローザー付運転席側電動スライドドア
  • ブラック本革巻ステアリング+ステアリングヒーター
  • 樹脂ラゲッジボード&PVCシートバック
  • オーディオレス
  • ナビ取付パッケージ 6スピーカー
  • TVアンテナ、GPSアンテナ
  • 7型ナビ用パネル
  • 合成皮革+PVCシートバック撥水シート生地
  • コンビニエントフック付助手席シートバックテーブル
  • 高速道路同一車線運転支援機能マイパイロット
  • マルチアラウンドモニター付デジタルルームミラー
  • 電動パーキングブレーキ
  • ブレーキオートホールド
  • プラズマクラスター付リヤサーキュレーター
  • リヤロールサンシェード
  • 15インチアルミホイール

デリカミニプレミアムの安全装備は、全車速対応のレーダークルーズコントロールと、車線維持支援機能(LKA)付きの高速道路同一車線運転支援機能のマイパイロットも標準装備する全部入りグレードに。
オプション装備に迷う方にとって充実した標準装備はとても嬉しい、購入しやすいモデルです。

デリカミニのパワートレインは自然吸気エンジンと過給機付きターボエンジンの2種類

デリカミニのパワートレインは排気量660Lの最高出力52ps、最大トルク6.1kgmの自然吸気エンジンと、最高出力64ps、最大トルク10.2kgmのインタークーラー付きターボエンジンの2種類を用意。
ライバルのスペーシアギア、タントファンクロス、タフトなどもターボモデルを設定するため、パワートレインはほぼ同じ性能になっています。

自然吸気エンジンモデルとターボエンジンモデルのどちらを選ぶか迷うとき、デリカミニはスーパーハイト系ということで、車両重量がスライドドア未搭載の軽自動車と比較すると車両重量が100kg程度重い傾向にあり、駆動方式は2WDから4WDにすると更に車両重量が増します。

そのためスーパーハイト系の軽自動車を購入するユーザーは、ターボエンジンを選ぶ割合が多いです。デリカミニもスーパーハイト系なので、余裕ある走行性能を持つターボモデル、駆動方式は4WDが人気になっています。

デリカミニのインテリアは撥水シート+eKスペースをベースの使い勝手の良さが魅力

ekスペース譲りの使い勝手が嬉しいデリカミニのインテリア

デリカミニはeKスペースをベースにインパネパネルの収納やシートバックポケットなど、日常使いに十分な収納力があります。
プレミアムグレードのシートは撥水機能があるため、ウインタースポーツやサーフィンなどのアウトドアユースにもピッタリで、小さな子どもがいるご家庭やペットと一緒にお出かけする方にも嬉しい仕様です。

  • デリカミニのインテリア
  • デリカミニのインテリア
  • デリカミニのインテリア
  • デリカミニのインテリア
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  • デリカミニのインテリア
  • デリカミニのインテリア
  • デリカミニのインテリア

最大320mmのロングスライド機能により車中泊も可能なことから、アクティブな使い方にピッタリな機能が盛りだくさんです。

Aピラーにあるサイドウインドウのスペースも広いため、運転席から見る斜め下の死角もカバーしやすい設計で、マルチアラウンドモニターが標準のプレミアムでは運転が苦手な方のサポートもしっかりしてくれるでしょう。

発売前から話題をさらったデリカミニのモデルチェンジ遍歴

デリカミニは三菱のクロスオーバー軽スーパーワイとワゴン。ミニバンとSUVを融合した三菱・デリカの思想を軽自動車でかなえたものとして発表されました。名称はデリカD5やD2よりも小さいので「デリカD1」に検討されましたが、かつて軽自動車の「パジェロミニ」があったことから、親しみやすさを込めて「デリカミニ」と命名されました。

デリカミニ B34A/B35A/B37A/B38A型:2023年~

2023年5月、「かわいいフリして、タフなやつ。」をキャッチフレーズに。デリカミニが誕生しました。グレードは「G」「G Premium」、ターボ車の「T」「T Premium」のラインナップ。同年7日には東京オートサロン2023で参考出品としてお披露目されて話題を呼んだカスタムカー、「デリカミニ×Coleman」にアレンジが施された「デリカミニ×Colemanコラボラッピング」が特別オプションとして設定されました。
2023年10月5日には2023年度グッドデザイン賞を受賞。11月24日には2024年2月8日発売のディーラーオプション「CHAMONIX(シャモニー)パッケージ」の設定を発表しました。
2023年12月7日、三菱では初となる、日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。

デリカミニのモデルチェンジ遍歴
デリカミニのモデル 販売年表
B34A/B35A/B37A/B38A型 2023年~

2023年5月25日発売デリカミニのエクステリア画像8枚

  • デリカミニのフロントグリル
  • デリカミニのLEDヘッドライト
  • リヤテールゲートを開けたデリカミニ
  • デリカミニのリヤガーニッシュ
  • デリカミニのリヤバンパー
  • デリカミニの純正ホイール
  • デリカミニのオプション設定するマッドフラップ
  • デリカミニのエクステリア