デリカD:5が2026年1月にビッグマイナーチェンジ S-AWC初搭載で現行モデルへ
世界で唯一のオールラウンドミニバンを掲げる三菱デリカD:5が、ビッグマイナーチェンジで大きく進化しました。
三菱を象徴する「デリカ」の名を受け継ぐ歴史あるモデルで、現行は5代目にあたるためデリカD:5という車名です。次期型は6代目となることから、デリカD:6へ改名されるとの見方もあります。
現行モデルは2025年12月18日に発表され、2026年1月9日に発売されたビッグマイナーチェンジ版です。アウトランダーPHEVなどに使われる四輪制御技術S-AWC(スーパーオールホイールコントロール)をミニバンで初めて搭載し、内外装も刷新しました。フルモデルチェンジ(D:6)は未実施で、登場は2028〜2029年頃になるとみられます。
なお2025年度(2025年4月〜2026年3月)の国内販売台数は26,379台と、2007年の発売以来の年間過去最高を更新しました。人気は改良後にさらに高まり、2026年6月末には2026年度の受注枠が埋まって新規注文の受付が止まるという異例の状況になっています。ここからは現行モデルの改良内容や歴代の特別仕様車、遍歴までを紹介します。
デリカD:5の現在地 2026年9月時点で受注停止中 2027年モデルは11月に受注再開へ
2026年1月9日に発売された大幅改良モデルは、わずか半年足らずで新規受注を締め切りました。2026年6月24日をもって2026年モデルの新規メーカーオーダーが終了し、以降は販売店が事前に確保していた見込みオーダー分から選ぶ形になっています。
理由は不具合や生産トラブルではなく、需要の強さです。2026年度に受け付ける台数の上限に達したためで、裏を返せば改良モデルがそれだけ支持されたということになります。2026年7月1日付で更新された工場出荷時期目処では、アウトランダーPHEVとeKクロスEVを除く三菱のほぼ全車種が受注停止という状態になりました。物価高騰に伴う価格見直しや法規制対応も重なった結果とみられます。
再開の時期については、2026年11月頃から2027年モデルの受注受付が始まる見込みです。あわせて冬の定番となる特別仕様車CHAMONIX(シャモニー)が追加される方向で、年次改良に伴う価格改定も実施される見通しです。値上げ幅は10万円、20万円という規模ではなく、数万円程度に収まるとみられます。
納期は2026年8月時点でおおむね2〜3か月が目安でした。ただし本革シートやナビゲーション、ETC2.0を組み合わせた人気仕様では4.5か月以上かかる例も報告されており、仕様によって差が出ます。三菱の公式案内も具体的な月数を示さず販売店への問い合わせを案内する形に変わっているため、実際の納期と在庫状況は販売店での確認が確実です。
いま購入を検討するなら、見込みオーダー分の在庫から選ぶか、11月の受注再開を待ってシャモニーを含む2027年モデルを狙うかの二択になります。価格改定が入る前に押さえたいなら前者、装備と選択肢を優先するなら後者という整理になるでしょう。
デリカD:5が2026年9月10日にリコール届出 液晶メーターが表示されないおそれ
三菱自動車は2026年9月10日、デリカD:5について国土交通省へリコールを届け出ました。対象は2025年12月23日から2026年7月27日までに製造された21,584台(型式3DA-CV1W)で、大幅改良後に生産された車両が中心です。
不具合の部位はコンビネーションメーター。開発時の制御プログラムの検討が不十分だったため、エンジンスイッチの電源モードをONにしたときに液晶ディスプレイが表示されないことがあるという内容です。その結果、速度計や警告灯などを確認できないおそれがあります。
改善措置として、対象となる全車両のコンビネーションメーターの制御プログラムが対策仕様に書き替えられます。届出時点で同じ現象の報告は20件で、事故は報告されていません。
今回の改良で8インチのフル液晶メーターを新採用したことに関連する事案とみられますが、対応はソフトウェアの書き替えのみで、部品交換を伴うものではありません。対象車に該当するかどうかは、三菱自動車のリコール検索ページか販売店で車台番号から確認できます。
デリカD:5の2025年度販売台数が過去最高を記録 発売から19年目で再び頂点へ
2026年4月、三菱自動車が発表した2025年度(2025年4月〜2026年3月)の国内販売台数が、デリカD:5にとって大きな節目となりました。年間26,379台(日本自動車販売協会連合会調べ)という数字は、発売初年度の2007年度を上回り、18年間の歴史で初めて刻んだ自己最高記録です。
背景には、2026年1月に投入した大幅改良モデルの存在が大きいでしょう。S-AWCの搭載やエクステリアの刷新によって「ミニバンでありながらSUVを超える走り」という独自路線をさらに際立たせたことが、幅広いユーザーの購買意欲に火をつけました。近年続くアウトドアブームや悪路走破性への関心の高まりも、デリカD:5が得意とする土俵であり追い風です。2020年度以降は毎年度で販売台数を更新し続けています。
改良前の2025年暦年でも24,383台を販売しており、デビューから18年を経たモデルとしては異例の水準でした。
デリカシリーズとしての歴史はさらに長く、1968年の初代誕生から半世紀以上を経た今も、累計約140万台が全国の道を走ります。D:5単体でも19年間で31万台を超えており、「唯一無二」という言葉がこれほど似合うミニバンは他にありません。2013年のクリーンディーゼル採用、2019年・2026年の大幅改良など、継続的な商品力強化が長期的な支持につながっています。
デリカD:5の改良モデルは予約約7,000台で計画の3.5倍 最上級Pが83%を占める
大幅改良モデルの立ち上がりは、数字がそのまま人気を物語りました。三菱自動車は発売日の2026年1月9日に受注状況を公表し、2025年10月30日の予約開始から2026年1月8日までに約7,000台を受注したと発表しています。月販台数計画2,000台に対して3.5倍という水準です。
特筆すべきはグレードの偏りです。構成比は最上級のPが83%、中位のG-Power Packageが14%、ベースのGはわずか3%でした。Pの価格は4,944,500円で、G-Power Packageとの差額は198,000円。全車が2.2Lクリーンディーゼル+8速AT+4WDでS-AWCも4つのドライブモードも共通ですから、Pを選んでも走行性能が上がるわけではありません。違いはドアミラーとドアハンドルのブラック化、ブラック+切削光輝仕上げの18インチアルミホイール、撥水機能付きスエード調素材と合成皮革の専用シート、カーキ色のステッチ、ルーフビームガーニッシュ、アルミペダルといった仕立てです。500万円に迫る価格でも「いちばん上」が選ばれるという結果は、デリカD:5というブランドの強さを示しています。
ボディカラーの上位は、ホワイトダイヤモンド/ブラックマイカの2トーンが32%、グラファイトグレーメタリック/ブラックマイカの2トーンが20%、新色ムーンストーングレーメタリック/ブラックマイカの2トーンが18%でした。上位3色をすべて2トーンが占めており、上下で塗り分けるデリカD:5独自の配色が支持されていることがわかります。
加藤隆雄社長は発表にあたり、デリカD:5がミニバンの居住性と快適性にSUVの走破性を融合させた三菱を象徴するロングセラーであり、デリカミニと合わせて国内販売の約6割を占める主力だと位置づけました。同時に「今のままが良いとファンから強く支持されている」とも語っており、次期型へ踏み切る判断の難しさもうかがえます。
デリカD:5が東京オートサロン2026に出展 リフトアップ仕様と車中泊仕様で”デリカ祭り”
2026年1月9日から11日にかけて幕張メッセで開催された東京オートサロン2026で、三菱自動車は「デリカ祭り〜遊び心を解き放て〜」をテーマにブースを構えました。発売初日を迎えた新型デリカD:5と、前年10月に発売された新型デリカミニのカスタムカーを中心に、合計11台を参考出品しています。
デリカD:5の出展車で目を引いたのがULTIMATE GEARです。30mmのリフトアップにバンパーガードを組み合わせ、ざらついた質感のラプター塗装で耐久性と無骨さを演出。本格的なオフロード性能を前面に出した仕立てでした。
もう一方のACTIVE CAMPERは、キャンピングカーメーカーのダイレクトカーズが手がけたバンコンバージョン仕様です。アウトドアブランドのLOGOSとコラボし、ホワイトバーチの木目とブラウン内装で温かみのある空間に。シートアレンジでフルフラットに展開でき、車中泊やキャンプでの使い勝手を高めています。
プレスカンファレンスでは、加藤隆雄社長がデリカD:5の先行受注が目標の3倍以上となる約7,000台、デリカミニが約1万台に達したことを報告。あわせて2026年に本格的なオフロード性能を持つ新型クロスカントリーSUVを投入すると宣言しました。デリカD:5が長年守ってきた悪路志向の需要が、三菱のラインナップ全体へ広がろうとしていることを示す発表です。
デリカD:5がビッグマイナーチェンジ S-AWC搭載で2025年12月18日正式発表
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2025年のMCによりフロントグリルをブラックアウト オーバーフェンダーでよりラギッドに進化したデリカD:5 -
リヤ中央のガーニッシュ内へDELICAのロゴを配置 -
新たにドライブモードを追加したデリカD:5 センターパネルはピアノブラックからダークグレーへ変更
デリカD:5のビッグマイナーチェンジモデルは2025年12月18日に発表され、2026年1月9日に発売されました。
エクステリアはフロントグリルをシンプルで立体的な横基調に変更し、リヤはDELICAのロゴをガーニッシュ内側へ移設。ホイールアーチモールを追加し、フロントとリヤに計8か所のコーナーセンサーを設置しました。インテリアは専用8インチのフル液晶メーターを採用し、センターパネルをピアノブラックから傷が目立ちにくいダークグレーへ、各種パネルも金属調のアクセントパネルへ変更しています。シート生地には、特別仕様車CHAMONIXで好評だった撥水機能付きのスエード調素材と合成皮革のコンビネーションを採用しました。
オートブレーキホールドはメモリー式となり、エンジン再始動後も設定を引き継ぎます。運転支援技術のe-Assistも機能が強化されました。
走行面ではアウトランダーPHEVなどに採用するS-AWC(スーパーオールホイールコントロール)をミニバンで初採用し、ECO・NORMAL・SNOW・GRAVELの4モードを備えるダイヤル式ドライブモードも追加しました。
ボディカラーには、ホワイトダイヤモンド×ブラックマイカと、2024年のマイナーチェンジでアウトランダーPHEVにも追加されたムーンストーングレーメタリック×ブラックマイカの新色が、2トーン限定で加わっています。
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新色ムーンストーングレーメタリック×ブラックマイカのデリカD:5 -
フロントグリルはラギッド感のあるブラックに刷新 -
オーバーフェンダーでより精悍なイメージに -
デリカD:5 -
デリカD:5 -
デリカD:5 -
デリカD:5のコックピット -
デリカD:5のラゲッジルーム
| グレード | 値段 |
|---|---|
| G | 4,510,000円~ |
| G-Power Package | 4,746,500円~ |
| P | 4,944,500円~ |
| 全長 | 4,800mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,815mm |
| 全高 | 1,875mm |
| ホイールベース | 2,850mm |
| 室内長 | 2,980mm |
| 室内幅 | 1,505mm |
| 室内高 | 1,310mm |
| 車両重量 | 1,950kg-1,990kg |
| 最小回転半径 | 5.6m |
| 最低地上高 | 185mm |
| エンジン型式 | 4N14型 水冷直列4気筒 |
| エンジン総排気量 | 2.267L |
| エンジン最高出力 | 107kW(145PS)/3,500rpm |
| エンジン最大トルク | 380Nm(38.7kgm)/2,000rpm |
| トランスミッション | 8速AT |
| 駆動方式 | 4WD(S-AWC) |
| 乗車定員 | 7名/8名 |
| 使用燃料 | 軽油 |
| タンク容量 | 64L |
| WLTCモード燃費 | 12.9km/L |
| 型式 | 3DA-CV1W |
デリカD:5のボディカラーは9色設定 ムーンストーングレーメタリックの2トーンなど新色設定
デリカD:5にはモノトーン4色、2トーン5色の全9色を設定しています。
ボディとルーフで塗り分ける2トーンが多いなか、デリカD:5の2トーンはボディ上部と下部で色を分け、力強さや剛健さを強調する配色が特徴です。
アウトランダーPHEVにも設定される新色ムーンストーングレーメタリックは2トーン限定、ホワイトダイヤモンド×ブラックマイカも新規設定色です。
前述のとおり、発売時の受注では上位3色をすべて2トーンが占め、ホワイトダイヤモンド×ブラックマイカが32%でトップとなりました。
デリカD:5のボディカラー一覧
- ブラックダイヤモンド(77,000円高)
- ホワイトダイヤモンド(77,000円高)
- ブラックマイカ
- グラファイトグレーメタリック
- ムーンストーングレーメタリック×ブラックマイカ(55,000円高)
- ブラックダイヤモンド×グラファイトグレーメタリック(77,000円高)
- ホワイトダイヤモンド×ブラックマイカ(77,000円高)
- グラファイトグレーメタリック×ブラックマイカ
- スターリングシルバーメタリック×ブラックマイカ
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ブラックダイヤモンド(77,000円高) -
ホワイトダイヤモンド(77,000円高) -
ブラックマイカ -
グラファイトグレーメタリック -
ムーンストーングレーメタリック×ブラックマイカ(55,000円高) -
ブラックダイヤモンド×グラファイトグレーメタリック(77,000円高) -
ホワイトダイヤモンド×ブラックマイカ(77,000円高) -
グラファイトグレーメタリック×ブラックマイカ -
スターリングシルバーメタリック×ブラックマイカ
デリカD:5の次期型(D:6)は2028〜2029年頃か エルグランド兄弟・PHEV化の可能性
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ジャパンモビリティショー2023でワールドプレミアしたD:X Conceptは未来のデリカをイメージしたコンセプトカー -
三菱 D:X CONCEPT -
三菱 D:X CONCEPT -
三菱 D:X CONCEPT -
三菱 D:X CONCEPT -
三菱 D:X CONCEPT -
三菱 D:X CONCEPT
デリカD:5は2007年の登場から現行型が長く続いており、フルモデルチェンジへの関心も高まっています。2026年1月のビッグマイナーチェンジで現行型を熟成させたうえ、加藤社長自身が「今のままが良いとファンから強く支持されている」と語っていることからも、フルモデルチェンジ(D:6)はもう少し先になる見込みです。
次期デリカについては、三菱の製品ポートフォリオにすでに掲載されているものの、発売時期は公表されていません。登場は2028〜2029年頃が有力とみられ、車名はD:6かD:Xのいずれかになる方向です。デザインはD:X Conceptのように丸みとボクシーさを併せ持つ方向、パワートレインはプラグインハイブリッド(PHEV)が最有力と目されています。現行のようなディーゼルターボが引き継がれる可能性は低く、排出ガス規制への対応に加え、三菱自身がストロングハイブリッドやPHEVへ軸足を移そうとしていることが背景にありそうです。
プラットフォームについては、日産エルグランドの兄弟車として、アウトランダーやエクストレイルと同じCMF-Dを共有するとの見方もあります。そのエルグランドが2026年に16年ぶりのフルモデルチェンジを受けたことから、兄弟車として登場する場合、デリカD:5は少し遅れて世代交代することになります。いずれも公式発表前の見立てです。
なお2026年11月に予定される2027年モデルで特別仕様車CHAMONIXが追加されれば、次はアウトドア志向のJASPERが続くというのがこれまでのパターンです。定番の特別仕様車が一巡したタイミングが、現行D:5にとってのひとつの区切りになる可能性があります。
デリカD:5の特別仕様車と新車装着タイヤ
デリカD:5に特別仕様車BLACK Edition(ブラックエディション)2024年11月7日設定
デリカD:5に特別仕様車のBLACK Edition(ブラックエディション)を設定しました。
最上級グレードのPをベースに、フロントグリルやポジションランプガーニッシュ、フォグランプベゼル、ドアミラーカバーなどをブラックマイカで統一した、精悍なイメージの特別モデルです。
あわせて特別仕様車CHAMONIX(シャモニー)も継続販売され、2列目がベンチシートの8人乗りモデルも追加されました。
デリカD:5特別仕様車BLACK Edition(ブラックエディション)の装備
- フロントグリル(ブラックマイカ)
- ポジションランプガーニッシュ(ブラックマイカ)
- フォグランプベゼル(ブラックマイカ)
- ドアミラーカバー(ブラックマイカ)
- アウタードアハンドル(ブラックマイカ)
- 前後スキッドプレート(ブラックマイカ)
- アクセントパネルをバール杢
- ブラック本革シート(7人乗り)
デリカD:5が2023年11月24日の一部改良で特別仕様車シャモニー追加
デリカD:5は2023年11月24日に一部改良を実施し、マルチアラウンドモニターと自動防眩ルームミラーを全車標準装備としました。
あわせて冬の特別仕様車シャモニーを設定、コンセプトカーSNOW SURVIVOR(スノー サバイバー)をイメージしたCHAMONIXパッケージ(179,190円)も用意しました。
デリカD:5特別仕様車シャモニーの装備
- CHAMONIX専用色 ホワイトダイヤモンド/ブラックマイカ
- CHAMONIX専用色 ブラックダイヤモンド/ブラックマイカ
- スエード調素材+合成皮革 撥水機能付 専用コンビネーションシート生地
- バール杢 木目調アクセントパネル/ドアトリム
- CHAMONIXエンブレム
- インパネ&ドアトリムステッチ
- 専用デカール サイド&テールゲート
- ブラックマイカ 専用フロントグリル&ポジションランプガーニッシュ
- ブラック塗装 専用アルミホイール
- チタニウムグレーメタリック フロント/リヤ スキッドプレート
- ブラックマイカ フォグランプベゼル
- ブラックマイカ ドアミラーカバー
- ブラックマイカ アウタードアハンドルなど
このシャモニーは大幅改良に伴っていったんラインナップから外れましたが、2026年11月に予定される2027年モデルで復活する見込みです。撥水機能付きのスエード調シートが改良モデルの標準仕様に格上げされたことからも、シャモニーで培われた装備がデリカD:5の方向性を決めてきたことがわかります。
デリカD:5の特別仕様車「JASPER」を2022年11月17日から発売
三菱自動車は、洗練されたデザインとアウトドア向けの装備が充実したデリカD:5の特別仕様車「JASPER」を2022年11月17日に発売しました。
デリカD:5特別仕様車「JASPER」は、機能が充実した「G-Power Package」をベースに、アウトドアユーザーに最適なインテリア・エクステリアへ整えたモデルです。フロントグリルやポジションランプガーニッシュをアイガーグレーメタリック塗装とし、アルミホイールはダーククロームで引き締めています。
インテリアはスエード調人工皮革「グランリュクス」にブラウンステッチをあしらい、シートはボーダーキルティング形状で滑りにくい加工を施しています。
「JASPER」は2020年にも登場した人気の特別仕様車で、今回は「G-Power Package」(8人乗り)をベースとした高級感のあるモデルです。
車両価格は4,425,300円からで、使い勝手を高めるオリジナルアクセサリーのオプションは135,740円(工賃込み)。2022年11月17日から全国の販売店で発売されました。
デリカD:5に特別仕様車「ジャスパー(JASPER)」を2020年4月16日設定 撥水シートが魅力
三菱はデリカD:5にアウトドア向けの特別仕様車「ジャスパー(JASPER)」を2020年4月16日に設定・発売しました。フロントグリルなどをアイガーグレーメタリック塗装とし、アルミホイールにダーククロムメッキを施した特別な1台です。
ボディカラーは「エメラルドブラックパール/アイガーグレーメタリック」「ウォームホワイトパール/アイガーグレーメタリック」「アイガーグレーメタリック/ブラックマイカ」の3色を設定しました。
シート生地には高級車にも使われるスエード調人工皮革「グランリュクス」を採用。撥水機能を備えるため、アウトドア好きの方や小さな子どもがいる家庭にも嬉しい装備です。
デリカD:5の新車装着タイヤはヨコハマ「ジオランダーSUV」と「ジオランダーG033」の2種類
デリカD:5の新車装着タイヤはヨコハマのジオランダーです。
エントリーには「ジオランダーG033 215/70R16 100H」、G・G-Power Package・Pには「ジオランダーSUV 225/55R18 98H」を設定します。
ミニバンながらSUV顔負けの走破性を持つデリカD:5にふさわしい、逞しさを感じる新車装着タイヤです。
SUV向けではホワイトレターのBFグッドリッチも有名ですが、ヨコハマのジオランダーも評価の高い銘柄です。
2019年ビッグマイナーチェンジ以降のデリカD:5の解説
デリカD:5は2019年のビッグマイナーチェンジでスタンダードとアーバンギアの2種類をラインナップ
2019年2月15日に発売されたデリカD:5のビッグマイナーチェンジでは、エクリプスクロスなどにも使われるダイナミックシールドをフェイスデザインに採用しました。三菱エンブレムと水平に並ぶのがポジションランプ、中央の縦型がヘッドライトとハイビーム、バンパーにウインカー、ガーニッシュに囲まれてフォグランプが配されます。
なお、この2019年改良で導入されたスタンダードとアーバンギアの2本立ては、その後の商品改良を経て整理が進み、2025年12月の大幅改良でエントリーグレードのMとカスタムモデルのURBAN GEARが廃止されました。現行はG/G-Power Package/Pの3グレードに集約されています。
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三菱 デリカD:5 AXCR2023 サポートカー -
三菱 デリカD:5 AXCR2023 サポートカー -
三菱 デリカD:5 AXCR2023 サポートカー -
三菱 デリカD:5 AXCR2023 サポートカー -
三菱 デリカD:5 AXCR2023 サポートカー -
三菱 デリカD:5 AXCR2023 サポートカー -
三菱 デリカD:5 AXCR2023 サポートカー
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三菱 デリカD:5 -
三菱 デリカD:5 -
三菱 デリカD:5 -
三菱 デリカD:5 -
三菱 デリカD:5 -
三菱 デリカD:5
センターコンソールは専用の10.1インチナビを装着できるワイドパネルとなり、衝突被害軽減ブレーキ・車線逸脱警報システム・オートハイビームを設定。ディーゼルにはNOxを無害化する尿素システムを導入し、8速ATを採用しました。
| 2019年改良後 | 改良前 | |
|---|---|---|
| フェイスデザイン | ダイナミックシールド | プロテクションデザイン |
| ヘッドライト | 縦型LEDランプ | HIDヘッドライト |
| 安全装備 | e-Assist(全車標準) | なし |
| ディーゼル触媒 | 尿素システム | NOxトラップ触媒 |
| トランスミッション | 8速AT | 6速AT |
フロントデザインは大きく変わり、リアもバンパー形状やテールライトの意匠が変更されました。それまで先進安全装備がなかったデリカD:5に、全車標準でe-Assistが搭載された点も大きな進化です。ディーゼルの尿素システム化や8速AT化など、中身にも手が入りました。
最低地上高は従来の210mmから25mm低い185mmとなりましたが、これは測定方法が変わったためで、走破性は従来どおり継承されています。
また2019年改良時点では、ビッグマイナーチェンジ版に加えてガソリン車を「デリカD:5 ガソリン仕様」として併売していましたが、同年10月にガソリン車の生産を終了し、以降はディーゼルのみの構成となっています。
デリカD:5のインテリアはシームレスなインパネや美しいキルティングシートが魅力(2019年改良)
2019年のビッグマイナーチェンジで、デリカD:5のインテリアはシームレスなインパネラインと高級感のあるインパネ、美しいキルティング加工シートが特徴となりました。
上級グレードには、アウトランダーPHEVへ2018年のマイナーチェンジで採用された立体的な本革キルティングシートを採用し、質感を大きく高めています。
走破性重視のミニバン×SUVというジャンルで戦ってきたデリカD:5は、かつては豪華さとは無縁でした。しかしこの改良で、サバ杢をスタンダードに、艶やかなブルーが印象的なバール杢をアーバンギアに採用し、水平基調のインパネと調和した美しい空間へと進化しました。
ドアトリムにはステッチを効かせたソフトパッドを配し、質感を高めています。シフトレバーは手触りの良い本革巻き、削り出しの金属を思わせるドライブセレクターも満足度の高い仕上げです。
2019年改良のデリカD:5はエントリーでもマルチLEDヘッドライトや電動パーキングブレーキを装備
2019年改良のデリカD:5では全車にマルチLEDヘッドライトが標準装備されるなど、多くの先進装備が備わりました。当時のエントリーから最上級までの標準装備を見ていきます。
全グレードに標準で搭載されている装備(2019年改良)
- 衝突被害軽減ブレーキシステム(前方車両や歩行者を検知)
- 車線逸脱警報システム
- レーダークルーズコントロールシステム
- オートマチックハイビーム
- LEDポジションランプ
- LEDフォグランプ
- ターンランプ付電動格納式リモコンドアミラー
- 電動パワーステアリング
- 本革巻ステアリングホイール
- 本革巻シフトレバー
- パドルシフト
- 左右独立温度コントロール式フルオートエアコン
- インパネ・ドアトリムアクセントパネル(サバ杢)
- スマートフォンボックス
- SRSカーテンエアバッグ
- 車速感応オートドアロック(衝撃感知ドアロック解除システム付き)
- オートストップ&ゴー(AS&G)
- オートライトコントロール
- 助手席側ワンタッチ電動スライドドア
e-Assistのほか、本革巻きのステアリングとシフトレバー、左右独立式フルオートエアコンなど快適装備が揃います。SRSカーテンエアバッグや車速感応オートドアロック、助手席側ワンタッチ電動スライドドアなど、子育て世代に嬉しい装備も満載です。
当時のエントリーグレードMには、215/70R16タイヤとアルミホイール・マルチLEDヘッドライト・電動パーキングブレーキとオートホールドを標準装備。上級のGには225/55R18タイヤとアルミホイール、運転席側ワンタッチ電動スライドドア、100VのAC電源、アクセサリーソケットが追加されました。
デリカD:5のGグレード標準装備(2019年改良)
- 225/55R18タイヤ・アルミホイール
- 運転席側ワンタッチ電動スライドドア
- 100V AC電源
- アクセサリーソケット(DC12V)
Gに電動装備を加えたG-Power Packageでは、電動スライドドアがすでに備わるため、運転席パワーシートや助手席シートヒーター、エレクトリックテールゲートが追加されます。
最上級のPでは、サイドミラーやアウタードアハンドルがメッキとなり、ルームミラーにマルチアラウンドモニター付きの自動防眩ルームミラーを備え、後続車のヘッドライトの眩しさを抑えます。
なお2026年1月の改良後は、Pのドアミラーとドアハンドルがブラック仕上げに変更され、18インチホイールもブラック+切削光輝仕上げとなりました。
デリカD:5のPグレード標準装備(2019年改良)
- ターンランプ付き電動格納式リモコンドアミラー(メッキ)
- アウタードアハンドル(メッキ)
- ルーフビームガーニッシュ(天井照明)
- マルチアラウンドモニター・自動防眩ルームミラー(マルチアラウンドモニター付き)
2019年改良のデリカD:5に追加できたディーラーオプション
2019年改良のデリカD:5に装着できるディーラーオプションはパッケージ式で、A・B・Cの3つに分かれていました。AとBは標準モデルに、Cは標準モデルとアーバンギアに装着できます。
デリカD:5のディーラーオプション内容(2019年改良)
- パッケージA:フロントアンダーガーニッシュ・リアアンダーガーニッシュ
- パッケージB:マッドフラップ(レッドorブラック)・サイドステップ
- パッケージC:エンジンフードエンブレム・テールゲートスポイラー
パッケージAはフロントアンダーカバーガーニッシュとリアアンダーガーニッシュの2点で、前後バンパーに厚みを持たせて迫力を高めます。
パッケージBは、「DELICA D:5」のロゴ入りブラック/レッドのマッドフラップと、後席への乗降を助けるサイドステップを装着できます。
パッケージCは標準モデルとアーバンギアに装着でき、エンジンフードの「DELICA」エンブレムと、リアビューに迫力を加えるテールゲートスポイラーを備えます。
2019年改良のデリカD:5は安全運転支援システム「e-Assist」を標準装備
衝突の被害を回避・軽減する安全運転支援システム「e-Assist」を標準装備します。
デリカD:5の安全装備e-Assistの機能
- 衝突被害軽減ブレーキシステム(前方車両や歩行者を検知)
- 低車速域衝突被害軽減ブレーキシステム
- 車線逸脱警報システム
- レーダークルーズコントロールシステム
- 誤発進抑制機能
- 後側方車両検知警報システム
- オートマチックハイビーム
トヨタのセーフティセンスやスバルのアイサイトと同様に、万が一の事故を未然に防ぐ予防安全装備です。なお現行(2026年1月改良)ではe-Assistがさらに強化され、安全性能と利便性が向上しています。
大阪オートメッセ2019に特別カスタム仕様のデリカD:5が登場
2019年2月4日と2月9・10・11日に開催された大阪オートメッセ2019に、三菱自動車が特別カスタム仕様のデリカD:5を出展しました。
2019年2月15日発売のビッグマイナーチェンジ版のプロトタイプを3台参考出品し、標準タイプ、アーバンギア、純正用品提案車として特別カスタム仕様が目玉になりました。
サテンイエローメタリック×アイガーグレーメタリックのボディに、MONSTERのアルミホイールとヨコハマ GEOLANDAR A/T G015を組み合わせています。
暗所での積み下ろしに便利なLEDワーキングランプ付きキャリア、ブラックで統一したエンジンフードエンブレムやサイド・リアアンダーガードバー、ドアミラーなど、スタイリッシュな仕立てが目を引きました。
デリカD:5のライバルはステップワゴン・アルファード・ヴォクシー
デリカD:5はリブボーンフレームにディーゼルを組み合わせた本格的な走破性を持つ唯一無二のミニバンですが、ライバルはサイズが近いホンダ ステップワゴン、上級志向のトヨタ アルファード、ベストセラーのヴォクシーなどです。
ステップワゴンはシートアレンジ豊富でミニバンらしい使い勝手が特徴
ホンダのステップワゴンはボディサイズがデリカD:5に近く、セレナやヴォクシーより少し大きいためゆったりした車内が魅力です。
収納が豊富で、2列目キャプテンシートの左右寄せや格納式3列目など使い勝手に優れます。
走行性能は車両剛性の高いデリカD:5に軍配が上がりますが、2モーター式のe:HEVにより高い燃費性能を誇ります。
豪華な2列目キャプテンシートを備えるアルファード
トヨタのアルファードは元祖ラグジュアリーミニバンで、パワーオットマンや大型アームレスト、シートヒーター・ベンチレーションを備えた2列目キャプテンシートが最大の魅力です。
最新のトヨタセーフティセンスやトヨタチームメイトを設定し、パワートレインはガソリン・ハイブリッド・プラグインハイブリッドの3種を用意。
ボディはデリカD:5より一回り大きく価格も高めですが、比較対象になることの多い1台です。
ノアと合わせてミニバンで一番売れるヴォクシー
ヴォクシーはデリカD:5より少し小さいミドルサイズミニバンですが、兄弟車ノアと合わせるとミニバンで日本一売れているベストセラーです。
最新のトヨタセーフティセンス、THS IIによる高い燃費、705mm超のロングスライド2列目など、商品力の高さが評価されています。
3列目を軽い力で格納できるワンタッチスペースアップシートやユニバーサルステップなど、優しい装備も備えます。
Delivery CarからネーミングされたデリカD:5のモデルチェンジ遍歴
デリカD:5は三菱が販売するSUV的なミニバン型乗用車で、デリカスペースギアの後継にあたります。
「デリカ」は貨物運搬を意味するデリバリー(Delivery)に由来し、初代は1968年にデビューしました。
デリカD:5 CV1W/CV2W/CV4W/CV5W型(2007年~)
2007年1月、デリカD:5の販売を開始。「M」を除く全車にパドルシフトを装備し、大径のM&Sタイヤを履きました。5月に2WDの「C2」とエアログレード「デリカD:5 ローデスト」を発売、10月に「ローデスト」の4WDを追加。12月に冬季特別仕様車「CHAMONIX(シャモニー)」を発売しました。
2008年5月にマイナーチェンジ、10月に「CHAMONIX」を発売、12月のマイナーチェンジで4WD車に寒冷地仕様を標準化しグレードを整理。
2009年2月に特別仕様車「EXCEED II」、12月のマイナーチェンジ(2WD車)で燃費を向上しました。
2010年6月のマイナーチェンジで快適装備を充実、7月に「ROADEST Limited Edition」、10月に第4期「CHAMONIX」、12月のマイナーチェンジで安全装備を強化。
2011年12月、マイナーチェンジとともに第5期「CHAMONIX」を発表しました。
2012年7月のマイナーチェンジで燃費を向上、12月のマイナーチェンジではミニバン初となる4WDのクリーンディーゼルを設定し、「D-Power package」「D-Premium」を用意。
2014年1月に「ROYAL EXCEED」、5月に「M-Limited」、8月に一部改良、12月に第6期「CHAMONIX」を発表。
2015年11月に一部改良と第7期「CHAMONIX」、2016年10月に第8期「CHAMONIX」と「ROADEST ROYAL TOURING」を発表。
2017年4月の一部改良で「ACTIV GEAR」を発売、10月に第9期「CHAMONIX」を発表。2018年4月にフロントフェイスを変更した一部改良と特別仕様車「JASPER」を発表しました。
2019年2月、ビッグマイナーチェンジ版を発売。ディーゼルのみとなり、グレードは「M」「G」「G-Power Package」「P」と、「URBAN GEAR」に「G」「G-Power Package」を用意。外観はダイナミックシールドを採用しました。10月にラグビーニュージーランド代表公認の「ALL BLACKS Edition」を発表、同月にガソリン車の生産を終了し2WD車が廃止されました。
2020年4月に第2期「JASPER」を発売、12月に一部改良。2021年12月の一部改良で新色を追加。2022年11月に第3期「JASPER」を発売。2023年11月の一部改良で安全装備を強化し、第10期「CHAMONIX」を発売。2024年11月には特別仕様車「BLACK Edition」を設定しました。
2025年10月30日に予約注文の受付を開始し、12月18日に2度目のビッグマイナーチェンジを発表。内外装を刷新しS-AWCを搭載した大幅改良モデルが2026年1月9日に発売されました。このときエントリーグレードの「M」とカスタムモデル「URBAN GEAR」が廃止され、G/G-Power Package/Pの3グレードに集約されています。発売時点の受注は約7,000台で、月販計画2,000台の3.5倍に達しました。
2026年1月9日から11日には東京オートサロン2026へ「ULTIMATE GEAR」「ACTIVE CAMPER」などを参考出品。
2026年4月には、三菱自動車が2025年度国内販売台数26,379台(日本自動車販売協会連合会調べ)を発表し、2007年の発売以来の過去最高を更新。1968年の初代以来の歴代モデル累計は約140万台、デリカD:5単体の19年間累計は31万台超となりました。
2026年6月24日をもって2026年モデルの新規メーカーオーダーが終了し、受注を停止。2026年9月10日には、コンビネーションメーターの不具合により21,584台のリコールを届け出ています。
| デリカD:5のモデル | 販売年表 |
|---|---|
| CV1W/CV2W/CV4W/CV5W型(2019年・2026年に大幅改良) | 2007年~ |