アクセラのモデルチェンジ

アクセラがモデルチェンジで安全技術iアクティブセンスを標準装備

マツダ・アクセラのモデルチェンジ車について、先進の安全技術をパッケージした「i-ACTIVSENSE」を標準装備・周囲をグルリと見渡す事ができる「360°ビュー・モニター」・新開発のボディカラーの特徴、新型モデルの販売価格についても紹介します。

マツダの人気車種「アクセラ」がマイナーチェンジして2017年9月21日に発売

マツダの人気車種である「アクセラ」のマイナーチェンジ車が、2017年8月24日から予約を開始し、9月21日より販売を開始しました。

マツダは、運転に不慣れな初心者や視力などが衰えがちな高齢ドライバーも含めた全てのユーザーに安心・安全な車を提供しようと、2017年度中にデミオやアテンザなどの主力5車種に先進の安全技術を搭載します。

今回のマイナーチェンジによってアクセラは先進の安全技術である「i-アクティブセンス(i-ACTIVSENSE)」を標準装備しました。それだけではなく、360°ビュー・モニターがマツダ車として初めて導入されました。アクセラで新たに加わったボディカラー、マイナーチェンジ後の販売価格も紹介。

アクセラが2019年にフルモデルチェンジしてMAZDA3に改名

アクセラへモデルチェンジを実施。
2003年から続くアクセラの名称を海外で使用するグローバルネームのMAZDA3(マツダスリー)へ変更しました。

MAZDA3はセダンとハッチバック(ファストバック)の2つのボディタイプを設定、オートマチックミッションだけでなくマニュアルミッションも用意するなど、幅広いユーザーの要求に応えるモデルに進化しています。
ガソリンエンジンだけでなく、ハイブリッドシステムやディーゼルエンジンなど幅広いパワートレインを用意するのも特徴です。

アクセラはファミリアの後継車として誕生したマツダの主力車種

アクセラはファミリアの後継車として2003年に誕生しました。現行モデルである3代目は、2013年に販売を開始し、クリーンディーゼルエンジンを追加した事でも話題となりました。2016年7月にビックマイナーチェンジが行われた際には、フロントフェイスの変更・ディーゼルエンジンに1.5Lモデルがラインナップさせるなどしました。2017年9月に行われるマイナーチェンジでは安全性を大幅に強化させて、新たなグレードを用意します。

アクセラは現在、世界120ヶ国以上で販売されている国内外でも高い評価を受けている車です。ファミリアの累計販売台数が400万台を超えるのに21年かかったのに対して、アクセラは10年とマツダを支える人気車種となりました。

アクセラは優れた運転の操作性も好評で、国内の教習所で利用される車ではNo. 1のシェアを誇ります。そのため、教習所に通っている時には実は運転した経験があるという方も多くいます。

アクセラでは「i-ACTIVSENSE」を標準装備することで安全性能が大幅にアップ

マツダが車に求めている安全性のコンセプトである「MAZDA PROACTIVE SAFETY(マツダ・プロアクティブ・セーフティ)」に基づいて開発を行い実現した数々の安全支援技術をパッケージしたi-ACTIVSENSEがアクセラにも搭載されます。

i-ACTIVSENSEには、AT車のべダル踏み間違いを事故に着目して安全性の強化を行った「AT誤発進制御」、ロングドライブ時に効果的な走行車線逸脱警報システム(LDWS)、車両だけではなく歩行者の検知もしてくれる衝突被害軽減ブレーキ「アドバンストSCBS」など数々の安全システムをパッケージしています。

アクセラは、経産省や国交省が普及させている、交通事故の発生防止や被害の縮小につながる先進技術を備えている車に対して与えられる認証制度において、最高ランクを他のマツダ車種CX-3やアテンザと同様に獲得しています。

アクセラでは「360°ビュー・モニター」をマツダの車で初めて採用

マイナーチェンジによって誕生するアクセラでは、4つのカメラによって前後・左右・上から見渡しているかのような映像をセンターディスプレイで確認することができる「360°ビュー・モニター」をマツダ車としては初めて採用します。

同技術は駐車場や道幅の狭い道路を走行している際に役立ちます。狭い道路を運転する際には縁石とぶつかる恐れはないのか・駐車する際には障害物と接触するリスクを周囲の状況をグルリと見渡せるディスプレイで確認することが出来ます。

新開発のボディカラー「ソウルレッドクリスタルメタリック」を追加

マツダ車のイメージカラーといえば、やはり赤と答える方々が多いのではないでしょうか。そんなイメージカラーのバリエーションを増やそうと、アクセラでは「ソウルレッドプレミアムメタリック」に比べて、ビビットな色鮮やかさ20%ほどアップ・色の深みを50%ほどもアップさせた ソウルレッドクリスタルメタリックを用意します。

新たに追加されたボディカラーは、マツダ車のエクステリアの特徴である魂動デザインのシルエットの美しさを抜群に引き立てます。

新たなグレード「15XD」「15XD PROACTIVE」「15XD L Package」などをラインナップ

2017年9月発売されるアクセラでは、1.5Lクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5 」をセダンモデルにも搭載せて、新たなグレードである「15XD」・「15XD PROACTIVE」・「15XD L Package」もラインナップさせます。

その他には素材に本革を用いて運転席はパワーシート設計とした「L Package」などの新グレードも発売しました。

マイチェン後のアクセラスポーツ・セダンの販売価格

マツダ2017年8月24日のプレスリリースによると、アクセラの販売価格は次の表にまとまります。

アクセラスポーツ(ボディ:ハッチバック)
グレード 駆動 エンジン ミッション 価格
15C 2WD SKYACTIV-G 1.5 SKYACTIV-MT
(6MT)
1,825,200円
SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
4WD SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
2,046,600円
15S 2WD SKYACTIV-MT
(6MT)
1,954,800円
SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
4WD SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
2,176,200円
15S
PROACTIVE
2WD SKYACTIV-MT
(6MT)
2,149,200円
SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
4WD SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
2,370,600円
15S
L Package
2WD SKYACTIV-MT
(6MT)
2397,600円
SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
4WD SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
2,619,000円
15XD 2WD SKYACTIV-D 1.5 SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
2,338, 200円
15XD
PROACTIVE
SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
2,440,800円
15XD
L Package
SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
2,689,200円
22XD
PROACTIVE
2WD SKYACTIV-D 2.2 SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
2,791,800円
4WD SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
3,013,200円
22XD
L Package
2WD SKYACTIV-MT
(6MT)
3,088,800円
SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
4WD SKYACTIV-MT
(6MT)
3,310,200円
SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
アクセラセダン
グレード 駆動 エンジン ミッション 価格
15C 2WD SKYACTIV-G 1.5 SKYACTIV-MT
(6MT)
1,825,200円
SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
4WD SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
2,046,600円
15S 2WD SKYACTIV-MT
(6MT)
1,954,800円
SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
4WD SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
2,176,200円
15S
PROACTIVE
2WD SKYACTIV-MT
(6MT)
2,149,200円
SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
4WD SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
2,370,600円
15S
L Package
2WD SKYACTIV-MT
(6MT)
2397,600円
SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
4WD SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
2,619,000円
15XD 2WD SKYACTIV-D 1.5 SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
2,338, 200円
15XD
PROACTIVE
SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
2,440,800円
15XD
L Package
SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
2,689,200円
22XD
PROACTIVE
2WD SKYACTIV-D 2.2 SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
2,791,800円
4WD SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
3,013,200円
22XD
L Package
2WD SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
3,088,800円
4WD SKYACTIV-DRIVE
(6EC-AT)
3,310,200円
アクセラハイブリッド(ボディタイプ:セダン)
グレード 駆動 エンジン ミッション 価格
HYBRID-C 2WD SKYACTIV-HYBRID
(SKYACTIV-G2.0+モーター)
電気式
無段変速機
2,505,600円
HYBRID-S
PROACTIVE
2,651,400円
HYBRID-S
L Package
2,879,000円

「ソウルレッドクリスタルメタリック」をボディカラーとして選んだ場合には販売価格に64,800円が加算されます。「マシーングレープレミアムメタリック」を選択した場合には54,000円が、「スノーフレイクホワイトパールマイカ」を選択した場合には32,400円が販売金額に加算されます。

世界戦略車のアクセラのモデルチェンジ遍歴

アクセラはマツダが販売していた乗用車で、海外では「Mazda3」として販売されており、日本でも4代目から「MAZDA3」に改称して販売されています。「ファミリア」に代わる世界戦略車として誕生しました。

アクセラ 初代 BK系(2003年~2009年)

2003年10月、初代アクセラの販売を開始しました。「アクセラ」「アクセラスポーツ」共に「15F」「20C」「23S」のグレード展開になります。12月には「23S」に5速MTが追加されました。
2004年4月、教習車仕様の販売を開始。10月には「20S」を新グレードとして追加しました。12月、600台限定の特別仕様車「Sound Leather Limited」を発売。
2005年11月、一部改良と、スポーツ専用上級グレードの「20H」「23H」、ブラック塗装の「15C」が追加されました。
2006年6月、マイナーチェンジで内外装を変更。ボディカラーの追加、グレード体系の変更が行われました。11月、アクセラスポーツの特別仕様車「スタイリッシュトーンシリーズ」を発売。
2008年1月、「20C」の廃止と、新たに「20E」を追加。アクセラスポーツの特別仕様車「20HS」「23HS」を発売。
2009年1月、特別仕様車「1.5 Smart Edition」を発売。6月、2代目と入れ替わるため販売を終了しました。

アクセラ 2代目 BL系(2009年~2013年)

2009年6月、フルモデルチェンジで2代目になりました。
2010年1月、マツダ創立90周年を記念した特別仕様車「90周年記念特別仕様車」を発売。3月には90周年記念特別仕様車「スポーツ 1.5 S Style」を発売しました。12月、特別仕様車「Navi Edition」を発売。
2011年9月、マイナーチェンジを実施。走行性能と燃費性能が向上しました。
2012年6月、一部改良と、快適性や安全性を高めた特別仕様車「20S-SKYACTIV アドバンススタイル」を発売しました。12月、特別仕様車「15S スポーツエディション」「20S-SKYACTIV スポーツエディション」を発売しました。
2013年11月、3代目と入れ替わりで販売を終了しました。

アクセラ 3代目 BM/BY系(2013年~2019年)

2013年11月、日本での3代目アクセラの販売が開始されました。セダンのハイブリッドモデルと、アクセラスポーツの1.5Lと2.0Lのガソリン車で6速ATのみとなります。
2014年8月、ガソリン車を、10月にはハイブリッド車の一部改良で安全装備を強化しました。
2015年12月、アクセラスポーツに設定しているディーゼル「XD」を特別仕様車としてセダンにも設定して発売しました。
2016年7月、大改良が実施されました。「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」の採用と内外装の変更、ボディカラーの入れ替えなどが行われました。
2017年8月、商品改良。
2019年5月、次期モデル「MAZDA3」と入れ替わるため、「アクセラ」の名前での販売を終了しました。

アクセラのモデルチェンジ遍歴
アクセラのモデル 販売年表
初代 BK系 2003年~2009年
2代目 BL系 2009年~2013年
3代目 BM/BY系 2013年~2019年

マツダの主力車種「アクセラ」はこれからも進化を続けていきます

アクセラは2016年にビッグマイナーチェンジを行いました。そして、2017年には「i-ACTIVSENSE」を標準装備し「360°ビュー・モニター」を採用して安全性を大幅に強化しました。

アクセラはマツダ3と名前を変え、2019年にスカイアクティブXなど新技術を導入してフルモデルチェンジを行います。アクセラはマツダにとっては世界戦略になくてはならない主力車種であり、これからも進化を続けていく車です。