軽トラック人気ランキング

軽トラ売れ筋ランキング!燃費だけではないトラックの魅力

軽トラの売上ランキングの上位は働く車としての機能だけを追求したものではなくユーザーの気持ちや声を反映しとても便利なものになっている。ラダーフレームを備え4WDにデフロック機構を備えるとても頼もしい1台は趣味の車としても最適。

軽トラ売れ筋ランキング!燃費だけではないトラックの魅力

軽トラックの売れ筋ランキング 丈夫で使いやすい車種

軽トラックとは、軽自動車規格の中で作られた荷台を持つ小型トラックのことで、主に農業や漁業、流通の場で活躍している車両です。海風や海水の影響を受けやすい水産の場で使われていることもあってサビにも強く、ラダーフレームを採用しているので頑丈な作りをしています。
また、最近ではボディ色の設定に白色だけではなく、カーキやオレンジ、ローズピンクなどオシャレな色も増えていて、選択肢が広がります。

8位:マツダ・スクラムトラック(2,644台) ぬかるみに強いディファレンシャルロックを装備

マツダ・スクラムトラックのエクステリア

マツダから販売されている「スクラムトラック」は、1989年からスズキ・キャリイのOEM車として販売されています。4代目にあたるモデルは、2013年にフルモデルチェンジされました。

2019年9月の一部改良では、衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」を「KX」の全車に標準装備とするほか、デュアルカメラブレーキサポート装着車に車線逸脱警報機能やハイビームアシスト、誤発進抑制機能などの多彩な先進安全装備を採用。さらに、坂道発進時で車両が後退するのを防ぐ「ヒルホールドコントロール」が一部グレードに搭載されます。
内外装についてもより質感の高いデザインへとブラッシュアップされました。

荷台フロア長は2,030mm、荷台長は1,940mm、荷台幅は1,410mmと広くなっていて、農作物を積んだコンテナはもちろん、畳や長い材木も軽々と積むことができます。

トランスミッションは5速マニュアルと3速オートマがあり、駆動方式は2WDとパートタイム4WDを採用しています。上級グレードのKCエアコン・パワステ農繁には、ローギア4WDを搭載しているので、デコボコの道でも安心して進むことが出来ます。もし、ぬかるみなどの悪路にタイヤを取られても、ディファレンシャルロックが装備されているので安心です。

全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,765mm
ホイールベース 1,905mm
最低地上高 160mm
定員 2名
荷台長 1,940mm
荷台幅 1,410mm
荷台高 290mm
最大積載量 350kg
最小回転半径 3.6m
燃費 19.8km/L
ボディカラー スペリアホワイト

7位:トヨタ・ピクシストラック(4,077台) エアバッグを装備して安全性も高い

トヨタ・ピクシストラックのエクステリア

トヨタが販売する「ピクシストラック」は、2011年12月からダイハツのOEM車として販売されていて、2014年には2代目へとフルモデルチェンジされました。運転席エアバッグを標準装備し、メーカーオプションで助手席エアバッグを装備することが出来ます。

また、女性に嬉しいUVカットガラスで紫外線をカットし、運転席にはバニティミラーを備えるパックオプションもあります。他にも軽トラックでは珍しくボディカラーが豊富で、オレンジ色や女性らしいローズピンク、アウトドアに似合うカーキ色など、全9色のラインナップがあります。

全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,780mm
ホイールベース 1,900mm
最低地上高 160mm
定員 2名
荷台長 1,940mm
荷台幅 1,410mm
荷台高 285mm
最大積載量 350kg
最小回転半径 3.6m
燃費 19.6km/L
ボディカラー トニコオレンジメタリックなど全9色

6位:三菱・ミニキャブトラック(4,898台) 別名「農道のランエボ」を称する軽トラ

三菱・ミニキャブトラックのエクステリア

三菱が販売する「ミニキャブトラック」は、1966年から販売していて2014年の7代目からはスズキのOEM車となっています。パワステ・エアコン・ラジオがついたMグレード、パートタイム4WDの切り替えトランスファーにリアゲートチェーン・ゲートプロテクターを装備したみのりグレード、フォグランプにパワーウィンドウ、キーレスエントリーがついたGグレードの3種類展開されています。

自社製造だった6代目までは、スバルのサンバートラックが「農道のポルシェ」の愛称を持っていたことから、三菱のミニキャブトラックは「農道のランエボ」と呼ばれていました。

ミニキャブトラックは2019年9月の一部改良で、一部グレードの予防安全技術「e-Assist」のアップグレードを実施。ステレオカメラタイプ衝突被害軽減ブレーキシステムや車線逸脱警報機能を新規追加するなどし、一部グレードが国が推奨するサポカーSワイドに該当することとなりました。
また、同時にボディカラーの新色として「シルキーシルバーメタリック」が追加されています。

全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,765mm
ホイールベース 1,905mm
最低地上高 160mm
定員 2名
荷台長 1,940mm
荷台幅 1,410mm
荷台高 290mm
最大積載量 350kg
最小回転半径 3.6m
燃費 19.8km/L
ボディカラー スペリアホワイト

5位:スバル・サンバートラック(5,852台) デフロックを備えた4WDで山道も軽々走れる

スバル・サンバートラックのエクステリア

スバルが販売する「サンバートラック」は、1961年から販売していて2012年4月の7代目からはダイハツのOEM車となりました。

マニュアル車には、Hi-Lo切り替え式のパートタイム4WD、デフロックを備えていて、山道の走破やぬかるみからの脱出に威力を発揮します。キャビンの快適性を重視した「グランドキャビン」グレードは、運転席が140mm、助手席が100mmのシートスライドを装備し、リクライニング機構もついています。
2019年10月には一部改良を実施。スマートアシスト3t搭載グレードに対し、LEDヘッドランプを標準装備しています。

スバルのサンバーは、6代目のスバルが作っていた時代まで、エンジンを後方に配置する「リアエンジン方式」を採用しており同じエンジン構成をしている「ポルシェ」にちなみ、スバルのサンバーは「農道のポルシェ」と呼ばれていました。

全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,780mm
ホイールベース 1,900mm
最低地上高 160mm
定員 2名
荷台長 1,940mm
荷台幅 1,410mm
荷台高 285mm
最大積載量 350kg
最小回転半径 3.6m
燃費 19.6km/L
ボディカラー スペリアホワイトほか全9色

4位:日産・NT100クリッパー(9,929台) Vモーショングリルを取り入れたオシャレ軽トラ

日産・NT100クリッパーのエクステリア

日産が販売する「NT100クリッパー」は、2003年から三菱・ミニキャブのOEM車として販売していて、2013年の2代目からはスズキ・キャリイのOEM車として販売が継続されています。

エクステリアは、日産の顔であるVモーショングリルをさり気なく取り入れるオシャレな仕様で、海水や潮風の影響でサビやすい水産の場でも使いやすいように、ボディや下回りに防錆対策をしっかりとしています。

グレード体系は、「SD/DX農繁仕様」「DX」「GX」の3種類あり、SD・DXは塩ビレザーシート、上級グレードのGXではファブリック素材を使っています。ボディカラーは「スペリアホワイト」と「シルキーシルバー」の2色を展開しています。

NT100クリッパーの愛称は、スバル・サンバーに対抗して「農道のGT-R」と呼ばれています。
2019年9月には一部改良を実施。先進安全装備の拡充で、一部のグレードは国が推奨する「サポカーS ワイド」該当車となりました。

全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,765mm
ホイールベース 1,900mm
最低地上高 160mm
定員 2名
荷台長 1,940mm
荷台幅 1,410mm
荷台高 285mm
最大積載量 350kg
最小回転半径 3.6m
燃費 19.6km/L
ボディカラー スペリアホワイト、シルキーシルバー

3位:ホンダ・アクティトラック(15,487台) 全4色から選べるカラフルな軽トラ

ホンダ・アクティトラックのエクステリア

ホンダが販売する「アクティトラック」は1977年から販売されている軽トラです。2009年のフルモデルチェンジで4代目を迎えましたが、2021年6月に生産終了。アクティトラックのモデル廃止により、ホンダは軽トラ市場から撤退することとなります。

エアバッグを標準装備した「STD」、ラジオと荷台作業灯などを装備した「SDX」、マニュアルエアコンやパワーウィンドウ、IR/UVカットガラス、キーレスエントリーを装備した「TOWN」、ウルトラローギア・リバースギア・リアデフロックを装備した「ATTACK」の4種類のグレード展開をしています。カラーは、タフタホワイト・アラバスターシルバーメタリックの他に、ATTACK専用色にベイブルー、TOWN専用色にナイトホークブラックパールの全4色あります。

サスペンションは、荷物を積んだ際にも乗り心地が良いように専用セッティングが施され、4WDモデルではスリップを検知すると4駆に切り替わるリアルタイム4WDを採用していて、ATTACKグレードでは、傾斜のキツい坂道での発進や、スタックからの脱出を助ける「ウルトラローギア・リバースギア」「リアデフロック」を搭載しているので雪道の走行も安心です。

アクティトラックは、エンジンの位置をミッドシップレイアウトに配置しているMR方式を採用しているため、愛称は「農道のフェラーリ・NSX」と呼ばれています。

全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,745mm
ホイールベース 1,900mm
最低地上高 185mm
定員 2名
荷台長 1,940mm
荷台幅 1,410mm
荷台高 290mm
最大積載量 350kg
最小回転半径 3.6m
燃費 18.4km/L
ボディカラー タフタホワイトほか全4色

2位:スズキ・キャリイ(63,571台) マツダや日産にOEM提供するハイスペック軽トラ

スズキ・キャリイのエクステリア

スズキが販売する「キャリイ」は、1961年から販売している車両で、2013年には12代目へとフルモデルチェンジをしています。マツダや三菱、日産へOEM車供給をしていてメーカーをまたぎ「キャリイ・スクラム・NT100・ミニキャブ」の4兄弟車種です。

スズキ・キャリイの着脱機構

荷台が分離する構造をしていて、交換修理も容易にできます。サイドウィンドウの曇りをとる「サイドデフロスター」や、夜間走行に安心の「ハロゲンフォグランプ」、マニュアル車にはクラッチを踏み込まないとエンジンがかからない「エンジンクラッチスタートシステム」が搭載されています。

スズキ・キャリイのヘッドランプ

また、軽トラックには珍しい装備である「ディスチャージドヘッドランプ(HID)」がメーカーオプションとして採用されているので、夜間の走行時にも安心感があります。

ベースグレードの「KC」、上級グレードの「KX」、切り替え式4WDを搭載した「KC農繁仕様」の3種類グレードがある他に、ダンプや保冷車・冷凍車、電動ゲート車、バイクキャリーカーなど様々な仕様に変更できる「特装車」シリーズもラインナップしています。

スズキのキャリイは、自社の最高速度300km/hのポテンシャルを持つ大型バイク「GSX1300R(ハヤブサ)」にちなみ「農道のハヤブサ」と呼ばれています。

全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,765mm
ホイールベース 1,940mm
最低地上高 160mm
定員 2名
荷台長 1,940mm
荷台幅 1,410mm
荷台高 290mm
最大積載量 350kg
最小回転半径 3.6m
燃費 20.2km/L
ボディカラー ガーデニングアクアほか全5色

1位:ダイハツ・ハイゼット(779,271台) 日本全国で絶大な支持を集めるキングオブ軽トラック

ダイハツ・ハイゼットのエクステリア

ダイハツが販売する「ハイゼットトラック」は、1960年から販売している軽自動車で、2014年9月にフルモデルチェンジした10代目が販売されています。OEM供給は、トヨタ(ピクシストラック)、スバル(サンバートラック)へ行っていて、2台の兄弟車がいます。

全9色のボディカラーを用意していて、ビビットなオレンジ、落ち着いたマスカットグリーンなど、従来の軽トラックのイメージを払拭しています。また、フロントグリルやフォグランプ周りなどにメッキ加飾、フロントウィンドウのシェードなどスタイリッシュなメーカーオプションも用意されています。

「ジャンボ」グレードでは、シートスライドやリクライニングなど室内の快適性を重視し、ハイルーフグレードでは室内高が標準より90mmアップして広々とした室内空間があります。

全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,780mm(1,885mm)
ホイールベース 1,940mm
最低地上高 160mm
定員 2名
荷台長 1,940mm
荷台幅 1,410mm
荷台高 285mm
最大積載量 350kg
最小回転半径 3.6m
燃費 19.0km/L
ボディカラー マスカットグリーンメタリックほか全9色

軽トラは仕事にも趣味にも使えるオールマイティな車

人気の軽トラ

軽トラックは農作業や水産業に使う車で、仕事用に割り切った車と思いがちですが、各社色々な特徴があり、中古車市場も豊富です。農道のポルシェと呼ばれていた頃の6代目サンバートラックも、中古車市場では100万円以内で購入出来ますし、なかなか出回ることはないですが専用にチューンアップされた「赤帽サンバー」も手に入れることが出来ます。

小振りな車体で取り回しも良く、ラダーフレームを持っているため頑丈な作りをしていますし、4WDでデフロックも備えた車が100万円程度を出せば新車購入出来ると考えると、とてもお買い得な車です。

また、オレンジやカーキ、ローズピンクなどポップなボディカラーも用意され「いままでの軽トラックのイメージ」とは、まったく違う最新の軽トラックはとても人気が出ると予想できます。税金やガソリンなどの維持費も安く、釣りなどで海水がボディについても防錆加工がしてあるので、気になりません。

雪道やぬかるみで埋まっても、4WDとリアデフロックが自力での脱出を助けてくれる頼もしい軽トラックは、農作業や水産の場で活躍するのはもちろんのこと、釣りなどアウトドアの相棒に最適な1台です。