ハリアーのモデルチェンジ

ハリアーがモデルチェンジで2025年待望の地図表示機能追加か リヤウインカー刷新の可能性も

ハリアーのフルモデルチェンジ情報。4代目ハリアーは2020年6月に誕生、新型パワートレーンの採用や第2世代のトヨタセーフティセンスを搭載、TNGA思想に基ずく次世代プラットフォームGA-Kの採用、馬の鞍をイメージしたセンターコンソール、コネクティッドサービスも充実。

ハリアーがモデルチェンジで2025年待望の地図表示機能追加か リヤウインカー刷新の可能性も

ハリアーは2020年6月にモデルチェンジで4代目へ TNGAプラットフォームのクーペSUVに進化

ハリアーのフルモデルチェンジは2020年6月17日、スタイリッシュSUV路線をそのままに新プラットフォーム「TNGA」を採用、全長と全幅を拡張して全高を低くしたクーペスタイルで、パワートレインは2.0Lガソリンエンジン、2.5Lハイブリッドエンジンの2本立てになりました。
また第2世代のトヨタセーフティセンス、熱効率の優れた「ダイナミックフォースエンジン」を搭載し、エクステリアは最近のトヨタらしい押し出し感の強いデザインが特徴。

搭載する新型パワートレインや安全装備、内外装や燃費などモデルチェンジして進化する新型ハリアーについて解説。

ハリアーが2025年にマイナーチェンジか エクステリア変更にも期待

4代目ハリアーが2020年のフルモデルチェンジから約5年後にあたる2025年にマイナーチェンジを実施するという噂。
2022年はハリアーPHEVの追加、ディスプレイオーディオの大型化などの改良を実施しましたが、2025年は本格的なマイナーチェンジになるようで、エクステリアではヘッドライトやバンパーデザインの変更なども考えられます。不満点として挙げるユーザーも多いリヤウインカーの位置なども変更する可能性も。

ハリアーは2020年の発売から特別仕様車の追加がないことから、4代目で初めての特別仕様モデルの追加も期待できるでしょう。
コクピットの液晶ディスプレイに地図表示機能が追加するなどの噂もあることから、進化が期待できるビッグマイナーチェンジになるかもしれません。

2023年10月ハリアーはグレード整理など最小限の一部改良を実施

ハリアーが2025年にビッグマイナーチェンジするという噂もある中、2023年は最小限の一部改良を実施。
改良内容はエントリーグレードのガソリンSの4WD、ハイブリッドSを廃止するグレード整理、パワーバックドアの警告音変更・開閉スピード変更などで、販売価格は据え置きになりました。
2023年の一部改良が最小限だったため、2025年予想のビッグマイナーチェンジではリヤウインカー位置の変更や特別仕様車追加も期待できるかもしれません。

新型ハリアーが発売1か月で月販目標の14倍以上にあたる約45,000台を受注 最新の納期は

新型ハリアーは発表した時点の2020年6月17日で既に大台の20,000台を突破したという情報もありましたが、2020年7月17日にトヨタ公式が発売1か月の予約数が月販販売目標の3,100台の14倍以上の約45,000台を受注したとアナウンスしました。

期待の新型車だけに予約が殺到していて、最上級グレードのLeather Packageやトヨタ初採用の調光パノラマルーフなどを装備、新色ボディカラーのプレシャスブラックパールを選択した場合は2020年内の納車も難しいということです。

噂によると注文するディーラーにより納期が短縮するという情報もあるため、新型ハリアーを購入予定の方は早めに予約するのが賢明かもしれません。

4代目新型ハリアーが2020年4月13日公式発表 全長と全幅を延長したクーペSUVに

4代目ハリアーのエクステリア4代目ハリアーは先代モデルより全長と全幅を拡大し全高を低くしたクーペSUVに

新型ハリアーのプラットフォームはカムリやRAV4と同じTNGA-Kを採用。これに伴い全長は3代目の先代ハリアーよりも15mmプラス、全幅は20mmプラスに拡大します。
全高は30mmマイナスに、ホイールベース30mm延長しながらもフロントノーズを短くすることで、低くワイドに構えた運転しやすいグローバルモデルらしいスタイルになりました。

4代目新型ハリアーのヘッドライト上が点灯時のヘッドライトで下が非点灯時のヘッドライト L字が重なりあう流麗なデザイン

現行型ハリアーに装備している流れるウインカー「シーケンシャルターンランプ」は採用されず、点滅式のウインカーになっています。このウインカーは昼間のLEDデイタイムランニングライトとウインカーの両方の役目を果たすターンシグナルシステムになるようでフォルクスワーゲンのような欧州車やマイナーチェンジ後の後期C-HRのようなライティングシステムです。
後ろにはレクサスUXにも採用する一文字のリアコンビネーションランプを配置、優雅で大胆なデザインが特徴です。

またグレード体系も現在のエレガンス(ELEGANCE)、プレミアム(PREMIUM)、プログレス(PROGRESS)を廃止して、ベースグレードの「S」、中位グレードの「G」、最上位グレードの「Z」を新たに設定。GとZグレードには従来のMetal and Leather Packageのような本革レザーパッケージ「G LeatherPackage」「Z LeatherPackage」の5つを用意、それぞれのグレードに2WD(FF)と4WD駆動を設定します。
トヨタ車ではハリアーが初めて採用する調光ガラスムーンルーフや前後ドラレコ付きデジタルインナーミラーも注目の装備になりそうです。

新型ハリアー(4代目)のスペック
ガソリンモデル ハイブリッドモデル
全長 4,740mm
全幅 1,855mm
全高 1,660mm
ホイールベース 2,690mm
最低地上高 195mm
車両重量 4WD:1,680kg/2WD:1,620kg 4WD:1,770kg/2WD:1,710kg
最小回転半径 5.5m
トレッド 前:1,605mm/後:1,625mm
乗車定員 5名
駆動方式 4WD/2WD(FF)
4WD機構(制御) ダイナミックトルクコントロール4WD E-Four
エンジン型式 M20A-FKS A25A-FXS
排気量 1,986cc 2,487cc
最高出力 126kW(171ps)/6,600rpm 131kW(178ps)/5,700rpm
最大トルク 207Nm(21.1kgm)/4.800rpm 221Nm(22.5kgm)/3,600-5,200rpm
フロントモーター最高出力 88kW(120ps)
フロントモーター最大トルク 202Nm(20.6kgm)
リヤモーター最高出力(4WDのみ) 40kW(54ps)
リヤモーター最大トルク(4WDのみ) 121Nm(12.3kgm)
システム最高出力 4WD:163kW(222ps)/2WD:160kW(218ps)
トランスミッション種類 ダイレクトシフトCVT 電気式無段変速機
サスペンション 前:マクファーソンストラット式/後:ダブルウィッシュボーン式
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク/後:ディスク
タイヤサイズ 前:225/55R19/後:225/55R19
WLTCモード燃費 15.4km/L 22.3km/L
新型ハリアー(4代目)とライバルモデルのボディサイズ比較
全長 全幅 全高 最低地上高 ホイールベース
トヨタ 新型ハリアー(4代目) 4,740mm 1,855mm 1,660mm 195mm 2,690mm
トヨタ 先代ハリアー(3代目) 4,725mm 1,835mm 1,690mm 190mm 2,660mm
トヨタ RAV4 4,600mm 1,855mm 1,685mm 200mm 2,690mm
スバル フォレスター 4,625mm 1,815mm 1,715mm 220mm 2,670mm
日産 エクストレイル 4,690mm 1,820mm 1,740mm 200mm 2,630mm
マツダ CX-5 4,545mm 1,840mm 1,690mm 210mm 2,700mm
三菱 アウトランダー 4,695mm 1,810mm 1,710mm 190mm 2,670mm
ホンダ CR-V 4,605mm 1,855mm 1,690mm 200mm 2,660mm

新型ハリアー(4代目)のグレード一覧

  • S
  • G
  • G レザーパッケージ
  • Z
  • Z レザーパッケージ

新型ハリアー(4代目)の主要装備一覧

  • シートヒーター+シートベンチレーション
  • 前後ドラレコ付きデジタルインナーミラー
  • 調光式ムーンルーフ
  • 12.3インチ大型ワイドディスプレイ
  • ITSコネクト
  • 電動パーキングブレーキ+ブレーキホールド
  • 電動パワーシート
  • キック式パワーバックドア
  • 電動チルト+テレスコピックステアリング
  • ディスプレイオーディオ
  • 車載DCM

4代目ハリアーのエクステリア上の変化として、先代の3代目ハリアーが装着していたチュウヒのエンブレムが廃止され、トヨタのエンブレムに変更されたことが挙げられます。
「ハリアー=チュウヒのエンブレム」というイメージが強いですが、モデルチェンジで新たに生まれ変わる「ハリアー」として、またトヨタチャネル統合の第一号車種としてスタートするフラッグシップモデルとして、伝統的なトヨタのエンブレムを装備したのかもしれません。

  • 斜め横から見たハリアーハイブリッドZハリアーハイブリッドZ
  • 正面から見たハリアーハイブリッドZハリアーハイブリッドZ
  • 横から見たハリアーハイブリッドZのフロント部分ハリアーハイブリッドZ
  • 斜め後ろから見たハリアーハイブリッドZハリアーハイブリッドZ
  • 後ろから見たハリアーハイブリッドZハリアーハイブリッドZ
  • 真横から見たハリアーハイブリッドZハリアーハイブリッドZ
  • 正面から見たハリアープラグインハイブリッドZハリアープラグインハイブリッドZ
  • ハリアープラグインハイブリッドZのスペックハリアープラグインハイブリッドZのスペック
  • 横から見たハリアープラグインハイブリッドZハリアープラグインハイブリッドZ
  • 後ろから見たハリアープラグインハイブリッドZハリアープラグインハイブリッドZ

新型ハリアーの販売価格は2,990,000円から5,040,000円

新型ハリアーは最新のトヨタセーフティセンスを搭載するなど、トヨタの最新装備を採用していますが、モデルチェンジ前の3代目現行型ハリアーのエントリーグレード「エレガンス」と4代目新型ハリアーの「S」を比較すると-14,100円になります。
3代目ハリアーの最上級グレード「ハイブリッド プログレス メタル&レザーパッケージ」と4代目ハリアーの「ハイブリッド Z レザーパッケージ」比較すると+350,700円ですが、新型ハリアーはとても購入しやすい価格設定になっています。

2020新型ハリアーのグレード別販売価格一覧
グレード エンジン 駆動方式 販売価格
S 2.0Lガソリン 2WD(FF) 2,990,000円~
4WD 3,190,000円~
2.5Lハイブリッド 2WD(FF) 3,580,000円~
4WD 3,800,000円~
G 2.0Lガソリン 2WD(FF) 3,410,000円~
4WD 3,610,000円~
2.5Lハイブリッド 2WD(FF) 4,000,000円~
4WD 4,220,000円~
G レザーパッケージ 2.0Lガソリン 2WD(FF) 3,710,000円~
4WD 3,910,000円~
2.5Lハイブリッド 2WD(FF) 4,300,000円~
4WD 4,520,000円~
Z 2.0Lガソリン 2WD(FF) 3,930,000円~
4WD 4,130,000円~
2.5Lハイブリッド 2WD(FF) 4,520,000円~
4WD 4,740,000円~
Z レザーパッケージ 2.0Lガソリン 2WD(FF) 4,230,000円~
4WD 4,430,000円~
2.5Lハイブリッド 2WD(FF) 4,820,000円~
4WD 5,040,000円~

次期型ハリアーは国産車初となる調光パネル採用のパノラマルーフを搭載

4代目ハリアーの電動シェード付き調光パノラマルーフ上がシェードを開いた状態で下が調光している状態

新型ハリアーに、国産車初採用される電動シェード付き調光パネルパノラマルーフが搭載されます。このパノラマルーフは最上級グレードにあたる「Z」のオプション装備で、使用される調光パネルはレクサスの高級ミニバンLMにも採用されている「瞬間調光ガラスUMU」である可能性が高いでしょう。

4代目ハリアーの前後映像録画機能付きデジタルインナーミラー4代目ハリアーに装備するデジタルインナーミラーはドライブレコーダーとインナーミラーを兼用したスマートなイメージ

新型ハリアーはその他にも、ナビゲーションディスプレイが12.5インチのものへとアップデートされるほか、インテリアカラーにブラウンを新設定、前後方向映像を録画するドライブレコーダーとして使えるデジタルインナーミラーを採用するといった変更点も。

新型ハリアーのタイヤサイズは「G」グレードに18インチ、「Z」グレードに19インチのタイヤを用意。18インチの新車装着タイヤはダンロップのSUV用タイヤ「GRANDTREK PT30」を装着します。ボディサイズは全高を低く、全幅と全長を拡大したワイドアンドローなシルエットとなります。

新型ハリアーのボディカラーは7色設定 内装カラーのディープボルドーとダークサドルタンは廃止

新型ハリアーのボディカラーは、ホワイトパールクリスタルシャイン、ブラック以外の5色がハリアーに初めて設定される新色になります。 主流になりつつある2トーンカラーの設定も噂されていましたが、新型ハリアーに設定されませんでした。

新型ハリアーのボディカラー一覧

  • ホワイトパールクリスタルシャイン(オプション:33,000円高)
  • プレシャスブラックパール(オプション:55,000円高)
  • センシュアルレッドマイカ(オプション:33,000円高)
  • スレートグレーメタリック
  • スティールブロンドメタリック
  • ダークブルーマイカ
  • ブラック
  • ホワイトパールクリスタルシャインの新型ハリアーホワイトパールクリスタルシャイン(33,000円高)
  • プレシャスブラックパールの新型ハリアープレシャスブラックパール(55,000円高)
  • センシュアルレッドマイカの新型ハリアーセンシュアルレッドマイカ(33,000円高)
  • スレートグレーメタリックの新型ハリアースレートグレーメタリック
  • スティールブロンドメタリックの新型ハリアースティールブロンドメタリック
  • ダークブルーマイカの新型ハリアーダークブルーマイカ
  • ブラックの新型ハリアーブラック

新型ハリアーの内装カラー一覧

  • ブラック×ブラック(ファブリック+合皮)
  • ブラック×ブラウン(ファブリック+合皮)
  • グレー×グレー(ファブリック+合皮)
  • ブラック×ブラック(本革)
  • ブラック×ブラウン(本革)

4代目ハリアーの内装新型ハリアーはセンターコンソールの「馬の鞍」で一体感を表現した高級感のあるインテリアが特徴

新型ハリアーの内装素材はファブリックと本革の2種類、ファブリックの内装カラーにはブラック×ブラック、ブラック×ブラウン、グレー×グレーの3種類を、本革の内装カラーにはブラック×ブラック、ブラック×ブラウンの2種類を設定しています。 3代目ハリアーに設定していたディープボルドーとダークサドルタンの内装カラーは廃止しています。

馬の鞍をイメージした存在感のあるセンターコンソールや、逞しさを演出するインストルメントパネルなど、国産車を代表するラグジュアリーSUVに相応しい豪華な内装が特徴。
ドアトリムには新型になってエンブレムが変更された「チュウヒ」のマークが刻印されているのが嬉しいです。

新型ハリアーに3列シートモデルの噂があったが採用されず

ハリアーのモデルチェンジについて様々な情報が錯綜する中、3列シートモデルが設定されるという情報がありましたが、ボディサイズの関係から3列シートは設定されませんでした。

新型ハリアーのプラットフォームはRAV4と同じTNGA-Kを使い開発するため、3列シートを設定できるようなボディサイズではないこと、従来からあるハリアーのシルエットを踏襲するためノーズが長くなる分、3列分のスペースはなく、加えて全高が1,660mmになり先代ハリアーより30mm低くなることも3列シートを採用しない理由になったのかもしれません。

新型ハリアーはフルモデルチェンジで夜間歩行者にも対応する第2世代の「トヨタセーフティセンス」を導入

第二世代のトヨタセーフティセンス

フルモデルチェンジによって誕生した4代目ハリアーは、搭載するカメラやレーダー等の性能アップにより、検知機能が大幅に強化された第2世代の「トヨタセーフティセンス(Toyota Safety Sense)」を標準装備します。

第2世代のトヨタセーフティセンスは、2017年12月にマイナーチェンジが行われた「アルファード」と「ヴェルファイア」に初めて搭載。プリクラッシュセーフティ(PCS)が昼夜を問わず歩行者に対応、昼間ならば自転車にも対応可能になっています。

「BSM連動式レーントレーシングアシスト(LTA)」や「ロードサインアシスト(RSA)」といった新機能が加わり、レーンディパーチャーアラート(LDA)がアップグレードされた第2世代のトヨタセーフティセンスを搭載することで、ハリアーの予防安全性能が大幅に向上しています。

新型(4代目)ハリアーに予想されるトヨタセーフティセンスの機能一覧

  • 昼・夜歩行者 昼自転車対応 衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ
  • ステアリング制御型 レーンディパーチャーアラート
  • アダプティブハイビームシステム(AHS)
  • 全車速追従型レーダークルーズコントロール(LCC)
  • BSM連動式レーントレーシングアシスト(LTA)
  • ロードサインアシスト(RSA)
  • 先行車発進告知
  • ブラインドスポットモニター(BSM)
  • リヤクロストラフィックオートブレーキ
  • インテリジェントクリアランスソナー
  • パーキングサポートブレーキ
  • オートマチックハイビーム(AHB)

新型(4代目)ハリアーのその他の予防安全装備一覧

  • インテリジェントパーキングアシスト
  • ドライブスタートコントロール
  • ヒルスタートアシストコントロール
  • 前後ドライブレコーダー付きデジタルインナーミラー
  • パノラミックビューモニター
  • 電動パーキングブレーキ
  • ブレーキホールド

新型ハリアーはトヨタの新開発プラットフォームTNGAを採用して乗り心地向上

4代目ハリアーは、「TNGAプラットフォーム(GA-K)」を採用、2015年12月発売の4代目プリウスより順次導入したTNGAを採用することで「車体の軽量化」「車体の低重心化」「車体の剛性アップ」を実現しました。

このGA-KプラットフォームはプレミアムセダンのカムリやミドルサイズSUVのRAV4にも採用されている骨格で、乗り心地とドライバーの意図した走りを実現する、国内外でとても評価の高いプラットフォームです。4代目ハリアーは先代モデルのフワフワした乗り心地から、カチッとした乗り心地に進化しています。

4代目ハリアーのパワートレインは「ダイナミックフォースエンジン」と「ハイブリッド」でターボエンジンは廃止

4代目ハリアーのガソリンモデルは、最大40%にも達する高い熱効率を達成して、燃費は20%改善しパワーは10%アップさせる、トヨタ新開発の直列4気筒2.0L直噴エンジン「ダイナミックフォースエンジン(Dynamic Force Engine)」とダイレクトシフトCVTを組み合わせたシステムを搭載します。

このエンジンは、2020年代に求められる二酸化炭素排出量の削減目標をクリアし得る可能性を秘めた、高い環境性能も誇る高性能エンジンで、新型カムリや新型RAV4にも採用しています。

さらに2.5Lのダイナミックフォースエンジンとリダクション機構付のTHS2を組み合わせたハイブリッドシステムも用意、電池はGSユアサ社のEHW4Sをトヨタで初めて採用し、従来比10%以上の軽量化と20%以上の小型化を達成しています。
また3代目の先代ハリアーにラインナップしていたターボモデルは廃止されましたが、ターボモデルにも劣らない動力性能を持つエンジンなので期待しましょう。

4代目ハリアーはSとGグレードに8インチのディスプレイオーディオ、Zグレードには12.3インチのTコネクトナビを標準装備

4代目の新型ハリアーは、15代目クラウンと同様にコックピットをよりスポーティな雰囲気とする「8インチディスプレイオーディオ+6スピーカー」をSとGグレードに標準装備、「12.3インチTコネクト SDナビゲーションシステム+JBLプレミアムサウンドシステム」をZグレードに標準装備(Gグレードはメーカーオプション)します。

新型ハリアーのディスプレイオーディオから、今までオプション設定されていたアンドロイドオート(Android Auto)やアップルカープレイ(Apple CarPlay)が標準機能になったため、より使いやすくなりました。
またMyTOYOTAアプリをスマートフォンにインストールすることで、ハリアーのエンジンをスタートすることや、エアコンの起動をすることができるようになります。オプション装備ですが、これによりエンジンスターターを別に購入することが必要なくなるため、とても使い勝手の良いオプション装備だと感じます。

4代目新型ハリアー発表前に噂されたフルモデルチェンジの情報まとめ

2020年4月13日に4代目になる新型ハリアーの情報をトヨタ公式が発表。
注目度の高いプレミアムSUVのハリアーは、この発表前に様々な噂がありユーザーの間でもエクステリアやインテリア、装備などの予想も盛んにおこなわれていました。新型ハリアーに関係する噂や予想、リーク情報などを以下にまとめました。

新型ハリアーがリーク クーペスタイルが強調された流線形のボディラインが特徴的

横から見た4代目ハリアー3代目ハリアーよりも低くワイドなクーペSUVになった2020新型ハリアー

4代目ハリアーのヘッドライト4代目ハリアーのヘッドライト グレードにより3眼ヘッドライトになるという情報も

4代目ハリアーのリヤコンビネーションランプ新型ハリアーの特徴的な一文字に伸びるのリヤコンビネーションランプ 日本車ではレクサスUXも取り入れている

2020年にモデルチェンジする新型ハリアーがリーク。かねてから噂されていたワイド&ローの流麗なボディラインはコンセプトカーとして発表されたレクサスLF-1リミットレスに似た造形でトヨタが販売する車で最も美しいと感じます。
横に伸びるL字を重ねたデイタイムランニングライトは欧州車のようなイメージがあり、真一文字のリヤテールランプやサイドのプレスラインなどは、ポルシェのカイエンクーペのような、今までにないスタイリッシュなデザインになっています。

リークしたのはカタログの一部のようなので、注目のフロントグリルなどははっきり見えません。しかしハリアーのアイコンであった「チュウヒ」のロゴマークがトヨタのロゴマークになっているのが確認できます。
新型ハリアーの発表スケジュールでは2020年4月13日にティザーサイトがオープン予定なので、その時にはエクステリアの詳細が確認できるでしょう。

新型ハリアーはCD/DVD専用デッキ未設定で後席シートヒーターはなし!エクステリアはテールランプが一文字デザインに

2020年6月にフルモデルチェンジが予定されている次期トヨタ・ハリアーに関する新たな情報を入手しました。

新型ハリアーはガソリン・ハイブリッドともにエントリーグレードの「S」、中間グレードの「G」、「G”LeatherPackage”」、上位グレードの「Z」、「Z”LeatherPackage”」の5グレード構成です。 「S」と「G&G”LeatherPackage”」には8インチディスプレイオーディオが、「Z&Z”LeatherPackage”」では12.3インチT-Connect SDナビゲーションシステムディスプレイが用意されます。

しかし、現行型で設定されていたCD/DVD専用デッキは、今回の改良で全グレード未設定に変更されています。ロングドライブ中には子供にDVDを見せるユーザーも多いため、ファミリー層にとっては残念な点と言えるでしょう。

新型ハリアーにはパドルシフトや後席シートヒーターも未搭載となっています。最上位グレードである「LeatherPackage」にのみフロントシートヒーター、ベンチレーション、ステアリングヒーター、エンジンを切るとシートが自動で戻る「運転席オートスライドアウェイ」が装備されており、他モデルとの差別化を図ることで最上位グレードの購入を誘導しているものと思われます。
なお「G」以上のグレードでは、運転席に8way式電動パワーシートと電動チルト/テレスコピックが装備されています。

また、新型ハリアーのエクステリアについては、従来とは異なる一文字デザインのテールランプに変更されるとのことです。他のメーカーでも増えつつある直結型のテールランプを採用することで、より未来感あふれる外観に近づくと予想されます。

またハリアーのエンブレムのデザインは、3代目はチュウヒ(ハリアーとはチュウヒ(鷹)の英語)でしたが、新型ではチュウヒのエンブレムを廃止し、トヨタのロゴになると言われています。

ハリアーが北米・中国に進出!エンジンはRAV4と共有か

トヨタの次期型ハリアーが、北米や中国に進出することが判明しました。
北米では「ヴェンザ」という車名で復活し、エンジンはRAV4と共有し2.0リッター直列4気筒直噴ガソリンエンジンや2.5リッター直列4気筒エンジン+電気モーターを搭載する可能性が濃厚。ガソリン・ハイブリッドモデルを発売したのち、PHVモデルが登場することも考えられます。
エクステリアはメッキ加飾を増やしラグジュアリーなデザインとなることが予想されます。

次期型ハリアーはフルモデルチェンジでサイズアップし上級モデルへとシフトチェンジか

3代目ハリアーの画像3代目ハリアーの画像

2020年6月にフルモデルチェンジが予定されている次期型ハリアーですが、その改良内容についての情報を入手しました。
新型ハリアーはオフロードテイストの強いRAV4と差別化を図りつつ上級モデルとして生まれ変わるとのこと。持ち味の都会的なデザインはそのままに、ボディサイズは全長4,620mm、全幅1,875mm、全高1,650mm程度のプレミアムクーペSUVになると予想されます。価格帯は300~350万円となるでしょう。

新型ハリアーのパワートレインは2.5リットル直列4気筒エンジン、2.5リットル直列4気筒エンジン+電気モーターのハイブリッドの2種類が展開し、より高い燃費性能を実現することが期待されます。
室内にはSとGグレードに8インチのディスプレイオーディオを、上級グレードのZには12.3インチTコネクト SDナビゲーションシステムディスプレイを標準装備、車載DCMも搭載して先進的かつラグジュアリーなインテリアとなるでしょう。

ハリアーのフルモデルチェンジが行われて4代目モデルが誕生するのは2020年6月と予想

3代目後期ハリアーのエクステリア3代目後期型ハリアー モデル周期からすると2020年の6月が4代目ハリアーへフルモデルチェンジするタイミングになる

過去2回の周期、マイナーからフルモデルチェンジが行われるまでのタイミング、加熱するSUV市場の動向などの諸条件を踏まえると、ハリアーのフルモデルチェンジが行われて4代目モデルが誕生するのは2020年6月であると推測できます。

ハリアーのモデルチェンジ年表
1997年12月 初代ハリアー誕生
2000年11月(2年11ヶ月) マイナーチェンジで後期型へ
2003年2月(2年2ヶ月) 2代目ハリアー誕生
2013年7月(10年5ヶ月) 販売終了
2013年11月(3 ヶ月) 3代目ハリアー誕生
2017年6月(3年6ヶ月) マイナーチェンジで後期型へ
2020年6月 4代目ハリアー誕生?

1997年12月に初代モデルが誕生したハリアーは、高級セダンのようなラグジュアリーな室内空間をクロスオーバーSUVに融合させたパイオニアと言えます。誕生してから20年を超えるハリアーは、これまでにフルモデルチェンジを2回行いました。

最初のフルモデルチェンジが行われたのは、初代モデルが誕生してから約5年後で、マイナーチェンジが行われてから2年2ヶ月が過ぎてからです。

2代目ハリアーは、マイナーチェンジを一度も行いませんでしたが「ハイブリッドモデルを登場させる」「一部改良を頻繁に行う」「特別仕様車を数多く販売」するなどして、販売終了するまでに10年以上も支持された車です。
レクサスRXと別路線を歩むこととなった3代目ハリアーは、2013年11月に誕生し、2017年6月にマイナーチェンジを行って後期型へと移行しました。

次のフルモデルチェンジのタイミングが、前回同様に10年を超えるスパンというのは考えにくいです。それは、以前よりもSUV市場が過熱化していて、国内外の自動車メーカーが、ライバル車を多数ラインナップしているからです。
初代ハリアーのマイナーチェンジが行われてから、約2年のタイミングで2代目が誕生しました。その周期を考慮しつつ4代目ハリアーが誕生するのは2020年6月頃とも予想できます。

フルモデルチェンジによって誕生する新型ハリアーはコネクティッドサービスを充実させる可能性が高い

2018年6月26日に誕生したカローラスポーツと、新型クラウンは共に車載通信機DCMを全車に標準装備するコネクティッドサービスを充実しました。

コネクティッドサービスの車載通信機を装備すれば「ナビ情報が最新のものへと更新される」「警告灯が表示された際の対処法を教えるeケアサービスを受けられる」「1年中オペレーターサービスを利用できる」など、ネットワークを通じて様々な恩恵を受けられます。

クルマがネットワークにつながる事は、新たなモビリティ社会のスタンダードです。フルモデルチェンジによって誕生する新型ハリアーは、コネクティッドサービスをさらに充実させて「街」や「社会」と、もっと繋がりながら運転を安全に楽しめる車となります

フルモデルチェンジによって誕生する4代目ハリアーはトヨタの新たな駆動技術を採用

2020年6月にフルモデルチェンジが行われて誕生する新型ハリアーは、「ダイナミックトルクベクタリングAWD(Dynamic Torque Vectoring AWD)」や、「ダイレクトシフト-CVT(Direct Shift-CVT)」などのトヨタの新型パワートレーンを採用すると考えられています。ダイナミックトルクベクタリングは2019年4月に発売するRAV4に初めて搭載された4WD技術で、次期ハリアーにも搭載する可能性はとても高いでしょう。

トヨタのプラットフォームTNGAの基で開発される新たなパワートレーンを導入すれば、圧倒的な低燃費が達成される・未知なる加速フィールを体感できるなど、新時代の走りが実現されます。

トヨタは2018年2月26日のプレスリリースで、2021年までにエンジン車では9機種に、ハイブリッド車では6機種に新型パワートレーンを搭載させる予定である事をアナウンスしました。
フルモデルチェンジが行われるタイミングから考えても、4代目ハリアーに新型パワートレーンが採用される可能性は極めて高いです。

ハリアー3代目の画像9枚

  • ハリアー ハイブリッドのフロントビューハリアー ハイブリッド(前)
  • ハリアー ハイブリッドの左サイドフロントビューハリアー ハイブリッド(左斜め前)
  • ハリアー ハイブリッドの左サイドフロントビューハリアー ハイブリッド(左斜め前)
  • ハリアー ハイブリッドの左サイドビューハリアー ハイブリッド(横)
  • ハリアー ハイブリッドの左サイドリアビューハリアー ハイブリッド(斜め後ろ)
  • ハリアー ハイブリッドのリアビューハリアー ハイブリッド(後ろ)
  • ハリアー ハイブリッドの右サイドリアビューハリアー ハイブリッド(斜め後ろ)
  • ハリアー ハイブリッドの右サイドフロントビューハリアー ハイブリッド(右斜め前)
  • ハリアー ハイブリッドの右サイドフロントビューハリアー ハイブリッド(右斜め前)

チュウヒエンブレムをまとっていたハリアーのモデルチェンジ遍歴

ハリアーはトヨタが販売する高級中型クロスオーバーSUVで、3代目モデルまではチュウヒのエンブレムがハリアーを象徴するものでした。ハリアーは高級クロスオーバーSUVの先駆的モデルです。

ハリアー初代 SXU/ACU/MC1#(1997年~2003年)

1997年12月、初代ハリアーが登場しました。4WDと2WDの駆動方式の用意がありました。
199年6月、イタリアのカロッツェリア、ザガート社とのコラボレーションの特別仕様車「
ハリアーザガート」を発売。
2000年にはマイナーチェンジでエンジンを2,200ccの直列4気筒エンジンから2,400ccの2AZ-FE型に変更。
2003年2月、2代目と入れ替わりで販売を終了しました。

ハリアー 2代目 ACU・MCU・GSU3#(2003年~2013年)

2003年2月、フルモデルチェンジで販売を開始。2005年からはハイブリッド仕様もラインナップに追加しました。
2006年1月には一部改良を実施して、新開発のエンジン、3,500cc・2GR-FEが採用され、装備面も充実しました。また、初代の特別仕様車同様、ザガート社とのコラボでトヨペット店50周年記念の特別仕様車「ハリアーザガート」を限定250台で発売。
2008年1月、高級感を高めた仕様の特別仕様車「ハリアー240G Lパッケージアルカンターラプライムバージョン」を発売。
2009年8月、特別仕様車「240G”Lパッケージ・Limited”」を発売。
2013年10月、販売を終了しました。

ハリアー 3代目 ZSU6#W/ASU6#W/AVU65W(2013年~2020年)

2013年11月、フルモデルチェンジを発表し、12月にガソリン車が、2014年1月にはハイブリッド車が2代目になりました。
2014年12月、GAZOO Racingがチューニングを行った「“G’s”」を設定、2015年1月に発売。グレードは「ELEGANCE“G’s”」。
2015年6月、一部改良と共に特別仕様車「PREMIUM Style MAUVE」を発売と共に、専用装備を追加した「PREMIUM Advanced Package・Style MAUVE」も設定されました。
2016年6月、特別仕様車「PREMIUM ”Style ASH”」を発売と同時に「PREMIUM Advanced Package・Style ASH」も設定されました。
2017年6月、マイナーチェンジを実施。「8AR-FTS」型を搭載したターボモデルを新設定。安全装備の向上と、エクステリアのデザインを一部変更しました。グレード体系も見直され、「GRAND」を廃止。「PREMIUM Advance Package」は「PROGRESS」に名称を変更。「PREMIUM」と「PROGRESS」には、「Metal and Leather Package」を新たに設定しました。9月には「GR」を追加し、「ELEGANCE"GR SPORT"」として発売。
2018年9月、特別仕様車「PROGRESS ”Style BLUEISH”」を発売。
2019年7月、特別仕様車「PREMIUN ”Style NOIR”」を発売。
2020年6月、4代目と入れ替わりのため販売を終了しました。

ハリアー 4代目 MXUA8#/AXUH8#/AXUP85(2020年~)

2020年6月、フルモデルチェンジで4代目になりました。グレード体系は「S」「G」「Z」で、ガソリン車、ハイブリッド車共通グレードになります。「Leather Package」が「G」と「Z」に設定されました。
2022年9月、一部改良とプラグインハイブリッド車の追加が発表されました。

ハリアーのモデルチェンジ遍歴
ハリアーのモデル 販売年表
初代 SXU/ACU/MC1# 1997年~2003年
2代目 ACU・MCU・GSU3# 2003年~2013年
3代目 ZSU6#W/ASU6#W/AVU65W 2013年~2020年
4代目 MXUA8#/AXUH8#/AXUP85 2020年~

2020年6月にモデルチェンジした4代目ハリアーはラグジュアリーSUVの新時代を切り開く

ハリアー

1997年12月に誕生した初代ハリアーは、世界初のラグジュアリーSUVというジャンルを開拓しました。

2020年6月に誕生する可能性が高い4代目ハリアーは「ダイナミックフォースエンジン」や「Direct Shift-CVT」などを搭載し、コネクティッドサービスを充実させて、ラグジュアリーSUVの新時代を切り開きます。
12.3インチディスプレイオーディオや車載DCMを採用するなど、新たなユーザー層の購買意欲を刺激する魅力を秘めた4代目ハリアーの最新情報をCOBBYはこれからもお届けしていきます。