ワゴンRの内装

ワゴンRの内装はヘッドアップディスプレイなど軽自動車初の先進機能を搭載

ワゴンRの内装の特徴をコックピット・シートデザイン・荷室収納スペース・安全装備を中心に紹介。ワゴンRの内装にはヘッドアップディスプレイやアンブレラホルダーなど軽自動車で初採用の機能も。インテリアはベージュやブラック等シンプルでベーシックなカラーが設定。

ワゴンRの内装をコックピット・シート・荷室などに注目し詳しく解説!

スズキ・ワゴンRといえば、販売25周年を迎えたことでも話題となった軽トールワゴン。販売から25年を超える、ロングセラーカーとしてスズキの軽自動車販売を支えます。
ワゴンRには様々な先進的機能が搭載されています。ワゴンRの内装の特徴を、シート内装・コックピットやインパネ周り・快適装備・おすすめ純正アクセサリーなどをメインに紹介していきます。

軽ワゴン車ナンバー1の室内長を誇るワゴンRの室内設計

軽ワゴンではトップクラスの室内長を持つワゴンR

ワゴンRは新しいプラットフォームを採用することで室内スペースを拡大しています。室内高は1,265mm、室内長は2,450mmと全高1,550mm以上の軽ワゴン車の中でも抜きん出ています。

ワゴンRのシートインテリアをグレードごとにチェック!

ワゴンRのシートにはベージュやブラックなどのベーシックカラーを採用。いずれもファブリックシート表皮が使用されていますが、ハイブリッドFZ・ハイブリッドFX・FAのグレードによってデザインが異なります。

ハイブリッドFZは落ち着きのあるかっこいいブラックのインテリアが標準設定

ハイブリッドFZの標準装備は落ち着いたブラックカラーの内装

ワゴンRハイブリッドFZの場合、インテリアカラーはブラックのみの設定となっています。ピリッと引き締まった印象の室内空間が広がります。

ハイブリッドFXはブラックとベージュの2種類の内装から選択

ブラックとベージュの内装を選べるワゴンRハイブリッドFX

ハイブリッドFXはワゴンRの中で唯一インテリアカラーを選べるグレードです。内装色はブラックとベージュの2カラーが用意されており、どちらを選ぶかで全く違ったイメージの内装デザインが楽しめます。

FAグレードはナチュラルなベージュのインテリアを標準装備

ワゴンRのFAグレードは優しいベージュの内装

FAグレードの場合はベージュカラーの内装が標準設定となります。CVT車と5MT車でシフトレバーの位置など若干の違いがありますが、大きな変更点はありません。シンプルで飽きのこないデザインとなっています。

純正アクセサリーのシートカバーでより自分らしいカスタムを楽しむのもおすすめ

シートカバーで3つの内装が楽しめるため気分に合わせてカスタムするのも楽しい

ワゴンRのインテリアは品のあるエレガントスタイル・スタイリッシュなクールスタイル・スポーツテイストの強いストリートスタイルといった3つのスタイルごとにラインナップしており、シートカバーの種類も豊富に用意されています。それぞれシートの汚れやダメージを防ぐとともに、内装の雰囲気をガラリと変えてくれるので、ワゴンRの個性的なカスタムをとことん追求する方におすすめです。

ワゴンRのフロントシートにはシートヒーターを装備し真冬の運転も快適に

運転席用シートヒーターはハイブリッドFZ、ハイブリッドFX、FAの4WD車に、助手席用シートヒーターはハイブリッドFZの4WD車、ハイブリッドFXの4WD車に標準装備しています。真冬のドライブも暖かく、車内で快適に過ごすことができます。

ワゴンRのコックピットは誰もが運転しやすい快適装備がたくさん

シンプルながら使いやすいように工夫されているコックピット

ワゴンRのコックピットは操作性に優れたシンプルな作りです。ステアリングホイールには、ハイブリッドFZに本革巻、ハイブリッドFXとFAにはウレタン素材が採用されています(写真はHYBRID FX)。純正アクセサリーとしてハイブリッドFXとFA用に本革ステアリングホイールカバーも販売されています。

メーターはハイブリッドモデルとガソリンモデルで違う

ワゴンRのメーターは全てセンターに配置されていますが、HYBRID FZとHYBRID FXは2眼メーター、FA車は1眼メーターとデザインが異なります。ディスプレイ右側にはマルチインフォメーションディスプレイが装備され、航続可能距離や燃費情報を表示します。

メーターパネル下部にあるランプの色で車両の燃費状態が一目瞭然です。通常運転ではブルー、燃費が良いエコドライブ時にはグリーン、減速エネルギー回生ではホワイトに光ります。

チルト機構付きのステアリングや運転席シートリフター(ハイブリッドFZにのみ装備)、前後240mmに調整可能なフロントシートスライドを搭載。自分にとってベストなドライビングポジションで、ワゴンRとのドライブを心ゆくまで楽しめます。

アイドリングストップ中の空調も快適に保つことができるワゴンR

ワゴンRハイブリッドFZとハイブリッドFXの2グレードでは、アイドリングストップ中のエアコン設定を3つのモードから選択できます。また、アイドリングストップ中の送風で冷たい風を維持する「エコクール」という機能も搭載しています。

ヒヤリ・ハットから万が一の事故までしっかりと備える最新の安全技術を搭載

ワゴンRは2017年予防安全性能評価において最高ランクを獲得し、その安全性が高く評価されています(HYBRID FZ・HYBRID FXのメーカーオプションのデュアルセンサーブレーキサポート搭載車が対象)。

ワゴンRは軽自動車で初めてヘッドアップディスプレイ(HUD)を搭載

さらにヘッドアップディスプレイを搭載(HYBRID FZ・HYBRID FXのセーフティパッケージ装着車)するなど、軽自動車で初めての試みも実現しています。エンジン始動とともにオートでドライバーの正面に表示されるため、少ない視線移動で走行情報を素早く確認できます。ディスプレイは格納したり位置を調整できます。

ワゴンRは収納スペースも充実!軽自動車初のアンブレラホルダーも採用

傘専用の収納があるので雨に濡れた傘も安心して収納できる

軽自動車初の採用はヘッドアップディスプレイだけではありません。収納面においては、置き場所に困りがちな傘をスマートに収納できるアンブレラホルダーを左右リアドアに搭載しています。アンブレラホルダーは雨水が車外へ流れる仕組みとなっており、濡れた傘も問題なく仕舞うことができるので、衣類や車内のシートを濡らす心配もありません。

ワゴンRなら駐車券の置き場所に困ることもない

ワゴンRの運転席にはカードホルダーを設置しています。駐車券やその他頻繁に使うカード類の保管時に活躍してくれます。

お買い物に便利なショッピングフックも完備

運転席と助手席の間にはショッピングフックがついています。ちょっとした荷物やゴミ入れ用の袋を引っ掛けるのに便利です。

替えの靴を置くアンダーボックス

ワゴンRの助手席の下にはアンダーボックスを配置しています。靴や車検証を保管するのに十分なスペースがあります。

ワゴンRのラゲッジルームは使い勝手のよいゆとりあるスペースを確保

ワゴンRのトランクルームの荷室開口高は840mm、荷室幅は1,180mm、荷室開口幅は1,165mmです。リヤコンビネーションランプの配置を工夫することで荷室容量を広げています。テールゲートが大きいので大きな荷物もスムーズに積載できます。

トランクはフラットになるため荷物の積み下ろしも簡単

リアシートを倒す操作は荷室側からもでき、ワンタッチ操作で力のない方も簡単に行えます。段差がないので荷物を安定して置くことが可能です。

シートアレンジで様々な使い方ができるのもワゴンRの魅力

ワゴンRは様々なシートアレンジで用途も広がります。自転車や家具など比較的大きめの荷物を積むのはもちろん、フルフラットにアレンジすれば大人がゆったりとくつろげるスペースを確保できます。なお、ワゴンRでの車中泊を考えている方向けに純正アクセサリーとしてベッドクッションやプライバシーシェード、カーテンとタープのセットも販売されています。

床下スペースを活用すれば背の高い荷物も収納可能

荷室スペースの床下にはラゲッジアンダーボックスを搭載しています(4WD車の場合は形状が異なる)。ボックスのスペースを利用して、ベビーカーを立てて積むのに役立ちます。

ワゴンRの内装のさらなる進化に期待!

1993年の初代モデルの販売から25周年という節目を迎えたスズキ・ワゴンRは、内装にヘッドアップディスプレイやアンブレラホルダーを軽自動車として初めて採用するほか、荷室サイズの拡大やデュアルセンサーブレーキサポートを搭載するなど、独自の工夫や先進技術を積極的に取り入れています。シートインテリアや内装色はベーシックなものですが、その分自分好みのかっこいいワゴンRにカスタムすることができます。
革命的なモデルとして軽自動車のイメージを変えた初代のように、これからも軽自動車市場を盛り上げていくロングセラーカーとして進化していくワゴンRの姿からまだまだ目が離せません。