助手席はピラーレスで荷物も人も乗り降りしやすい
新型N-VANの最大の注目点は助手席側がピラーレスになっていることです。
助手席ドアと後席スライドドアの間の柱がないだけで、人や物を載せることが多く想定される新型N-VANの利便性はとても良くなります。
軽バンでは初の安全装備を全グレードで標準装備
N-VANには安全装備のホンダセンシングが標準装備され、乗用車のN-BOXに搭載しているものと同様のパッケージです。
新型N-VAN搭載の安全装備
- 衝突軽減ブレーキ
- 誤発進抑制機能
- 歩行者事故低減ステアリング
- 路外逸脱抑制機能
- アダプティブ・クルーズ・コントロール
- 車線維持支援システム
- 先行車発進お知らせ機能
- 標識認識機能
- 後方誤発進抑制機能
- オートハイビーム
衝突軽減ブレーキや、歩行者事故低減ステアリング、路外逸脱抑制機能があれば、お昼ご飯を食べたあとの運転や帰り道など、眠気を誘う時間帯での事故を少なくすることもできます。
N-VANの搭載エンジンは新型N-BOXと同じS07B型を採用
N-VANに搭載されるエンジンは、新型N-BOXに搭載されている「S07B」型です。ラインナップは標準グレードに自然吸気のNAエンジン、上級グレードにはターボが設定されています。
NA | ターボ | |
---|---|---|
型式 | S07B型 | S07B型 |
種類 | 直列3気筒 | 直列3気筒ターボ |
排気量 | 658cc | 658cc |
最高出力 | 39kW(53ps)/6,800pm | 47kW(64ps)/6,000rpm |
最大トルク | 64Nm(6.5kgm)/4,800rpm | 104Nm(10.6kgm)/2,600rpm |
燃費 | 17.6km/L~23.8km/L | 21.2km/L~23.6km/L |
軽バンには安全性やファッション性も求められる「N-VAN」ライバル車
軽バンには、仕事で運ぶ沢山の荷物を積み込める積載能力だけではなく、働く女性を意識したファッション性や、安全性も求められる時代となりました。
軽自動車の新車販売台数No.1(2017年)のN-BOXを始め、好調さを維持するホンダNシリーズから、新たに登場する「N‐VAN」は、先行するライバル車であるダイハツ「ハイゼットキャディー」や、スズキ「エブリィ」を意識して、積載能力だけではなく、ファッション性や安全性を充実させます。
ここでは、ライバル車と積載能力や安全性能などを比較しながら、軽バン市場に新たに加わる「N‐VAN」の優れているポイントを紹介していきます。
働く女子ウケするダイハツ「ハイゼットキャディー」はN‐VANのライバル車
カラフルなボディーカラーで働く女性からも人気がある
ダイハツの「ハイゼットキャディー」は、働く女性を意識して、これまで地味で実用性のみを重視していた軽バンにファッション性を取り入れました。
ボディカラーの選択肢はN‐VANの方が1色だけ多い
ハイゼットキャディーのボディカラーでは、標準カラーのホワイト・シルバーに加え、「ミストブルーマイカメタリック」「トニコオレンジメタリック」「ライトローズマイカメタリック」といった、女子ウケするポップなカラーパックも用意します。
一方のN-VANも働く女性からの支持を集めようと「プレミアムイエローパール2」「プレミアムピンクパール」といった色鮮やかな塗装色を選べます。
選択できるボディカラーは、ハイゼットキャディーでは全6色であるのに対して、N‐VANは全7色です。
N-VANは助手席側ピラーレスで荷物の積み下ろしを楽に
ハイゼットキャディーは、「人と荷物のグッドバランス」をテーマに掲げて開発された車です。同車は、軽バンでは常識となっていたシート下にエンジンを配置する方法は取らずに、前に置くなどして工夫することで、小柄な女性あっても乗りやすい低いシートを実現させました。
また、同時に荷室フロア高は595mmと設定することで、「大きな荷物」や「重い荷物」を積み下ろしする際に、体に負担のかからない自然な体勢での作業を可能とします。
一方の「N‐VAN」は、ハイゼットキャディーと同様に、小柄な女性であっても室内への乗車がしやすい低いシート、フラットな低床荷室設計を採用します。N‐VANの荷室フロア高は525mmと、ハイゼットキャディーよりも70mm低く設定されています。
N‐VAN最大の特徴と言えるのが「助手席側ピラーレス」です。N‐VANは、軽バンでは初となる助手席側のセンターピラーをなくして、バックスペースが塞がっている際に、助手席側にできる大きな開口部から、荷物を積み下ろせる設計を採用して、積載力をあげます。
全長 | 3,395mm |
---|---|
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,850mm |
ホイールベース | 2,455mm |
荷室長 | 1,310mm |
荷室幅 | 1,210mm |
荷室高 | 1,235mm |
最大積載量 | 150kg |
乗車定員 | 2名 |
燃費(JC08モード) | 21.8km/L |
最小回転半径 | 4.4km/L |
エンジン | KF型 水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボ横置 |
総排気量 | 658cc |
最高出力 | 47kW/6,400rpm |
最大トルク | 92Nm/3,200rpm |
販売価格 | 1,479,600円~ |
N-VANは人や荷物を安全に運ぶために「ホンダセンシング」を全車に標準装備
ハイゼットキャディーは、顧客満足度の高い車です。その理由には、同車にクルマだけではなくて、歩行者に対しても発動される安全機能や、車線逸脱警報機能などがパッケージングされる「スマートアシスト3」が搭載されている事も関わっています。
ホンダは軽バンにも求められる安全性を充実させるために、N-VAN全車に先行車発進お知らせ機能や、歩行者事故低減ステアリング等の安全機能がパッケージングされる「ホンダセンシング」を標準装備させます。
コストパフォーマンスの高いスズキ「エブリイ」はN-VANのライバル車
エブリイのコストパフォーマンスの高さは軽バンNo.1
商用車として長い歴史を誇るスズキのエブリイは、優れた燃費性能や積載能力、スズキセーフティサポートによる高い安全性能を特徴とするコストパフォーマンスの高い車です。
同車は、マツダのスクラム・日産のNV100クリッパー・三菱のミニキャブバンにOEM供給されていることでも有名です。
N-VANは搭載するパワートレインで軽バンNo.1クラスの静粛性とスムーズな走りを実現
スズキ「エブリイ」は、可変バルブタイミング技術に優れ、低中速域からもパワフルでスムーズな走行を可能とするR06A型エンジンを搭載する事で、軽バンNo.1の低燃費を実現します。
※2018年3月時点
同車はトランスミッションでは、パワフル走行をアシストする「5MT」、かんたん操作で運転をサポートする「4AT」、走行性と低燃費を両立させるセミオートマチック式の「5AGS」を採用します。
N‐VANは、トランスミッションでは、ダイレクトな操作感覚が魅力的な「6MT」に、軽バンNo.1クラスの静粛性とスムーズな走りをサポートするCVTを採用します。
全長 | 3,395mm |
---|---|
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,800mm |
ホイールベース | 2,455mm |
荷室長 | 1,905mm[975mm] |
荷室幅 | 1,315mm[1,385mm] |
荷室高 | 1,140mm |
最大積載量 | 350kg[250kg] |
乗車定員 | 2名[4名] |
燃費 | 21.8km/L |
最小回転半径 | 4.4km/L |
エンジン | RO6A型 水冷4サイクルDOHC12バルブVVT |
総排気量 | 658cc |
最高出力 | 36kW/5,700rpm |
最大トルク | 62Nm/3,500rpm |
販売価格 | 950,400円~ |
N-VANとエブリイの最大積載量は同じ350kg
エブリイは、荷室底面長を長くして・荷室高は高くして・荷室底面地上高は低くする設計を採用して、中サイズのダンボールなら17箱敷き詰める事ができる最大積載量350kg(2名乗車)の荷室スペースを確保します。
一方のN‐VANは、コンパクトエンジンを車の前方部に配置させて、床を低くする「低床スクエアパッケージ」を導入することで、エブリイと同様の最大積載量350 kg(2名乗車)の荷室スペースを実現させます。
N-VANはワークスタイルをサポートできるアクセサリーが充実
日本を代表する軽バンとして、長年多くのドライバーを支えてきたスズキのエブリイは、荷室上部スペースも上手に使えるネットラックや、工具や作業着などを荷室上部に吊り下げる事を可能とするマルチルーフバー等のアクセサリーを充実させて、日々の仕事のサポートを行います。
対して、N‐VANもフラーワショップやクリーニング店などの業種で、利便性の高い「セパレートカーテン」や「ラゲッジアシストポール」などのアクセサリーを充実させて、ビジネスをサポートします。
N-VANが軽貨物の未来を大きく変える!
軽貨物クラスで初の助手席側ピラーレスを採用したことにより、荷物がより積みやすくなり仕事の効率も格段にアップします!さらに安全装備のHonda SENSINGを搭載し、お昼のあとの運転や仕事終わりの帰り道など、事故が起こりやすい時間帯でも自動ブレーキなどの機能があるので、事故の可能性を低くできます。
発売日は2018年7月13日のN-VANは、最高の仕事の相棒になるでしょう。