トヨタのミニバン エスティマの内装をグレード別の特徴
2006年から販売していたトヨタの上級ミニバン「エスティマ」の内装を紹介します。たエスティマの内装はどのようなインテリアなのか、ベースグレードのAERASから、最上級グレードのAERAS PREMIUM-Gまで、シート素材やパネルインテリアなどをまとめました。
多彩なシートアレンジも得意な家族を想うミニバン、エスティマの魅力を紹介していきます。
エスティマ AERAS(アエラス)はベースグレードでトリコット素材を使ったシートが特徴
エスティマのベースグレード「AERAS」には、トリコット素材が使われていて、内装色はブラックのみ、フロントドアのアームレストには、カーボンパターンが使われています。
エアコン吹き出し口などのサイドレジスターにはピアノブラック加飾、ステアリングとシフトノブは本革巻きの加飾があり、ベースグレードながら高級感のある作りになっています。
エスティマ AERAS PREMIUMベースグレードの上に位置するグレード
ベースグレードより1つ上のグレードである「AERAS PREMIUM」では、トリコットと合成皮革のコンビシート、シート色にはブラックの他にゴールドのアクセントが追加されていて、フロントドアのアームレストには高輝度シルバーが使われています。
サイドレジスターには、AERASと同様にピアノブラック加飾が使われていています。シートは、背面と座面にトリコット、ヘッドレストと背面、座面の耳には合皮が使われていて蒸れにくくもあり高級感もある実用的なシート素材です。
エスティマ AERAS SMARTはスマートな大人の女性に似合うグレード
旧グレードの「AERAS VERYエディション」を引き継いだSMARTグレードは、全て合皮素材のシートに「標準装備のベージュカラー」「メーカーオプションのホワイトカラー」と、2種類のカラーリングを備えた大人の女性に似合うグレードです。
フロントドアアームレストには、幾何学柄の加飾を施したピアノブラックで、サイドレジスターはピアノブラック(ベージュ)、サテン調加飾(ホワイト)の2種類用意されていますが、ベージュにサテン調加飾を選ぶことはできません。
また、メーカーオプションのホワイトカラーを選ぶと、フロントパネル類も合わせてブラックからホワイトカラーへと変更されます。
エスティマ AERAS PREMIUM-Gは最上級のグレードで木目調パネルを惜しみなく使った内装が豪華
エスティマの中でも最上級グレードの「AERAS PREMIUM-G」では、ブランノーブと合成皮革を使ったシートが採用されています。フロントドアアームレストには、高級感あふれる木目調パネルが設置してあり、ステアリングとシフトノブにも木目調の加飾が施されています。
シートカラーは、標準装備にブラック、メーカーオプションにはバーガンディ色が用意されていて、ブランノーブと合皮素材のシートと相まって高級感が漂っています。
エスティマは7人乗り/8人乗りで多彩なシートアレンジ
エスティマには7人乗りと8人乗り仕様があり、ベースグレードの「AERAS」には、7・8人乗り設定が、それ以外の「PREMIUM」「SMART」「PREMIUM-G」には、7人乗りの設定がされています。
8人乗りのエスティマを選びたい時には、ベースグレードであるAERASを選ばなければいけませんが、7人乗りで十分な時は全てのグレードを選ぶことが出来ます。
エスティマのサードシートは、サードシートが電動格納しカーゴスペースがフラットになる機能があり、ハイブリッドPREMIUM-Gには標準装備、ガソリンPREMIUM-G・ハイブリッド SMART・ガソリン SMARTの3グレードにはメーカーオプションで搭載することが出来ます。
7人乗り仕様のサードシートを格納し、セカンドシートを最大まで位置を下げることで「スーパーリラックスモード」にできます。セカンドシートのキャプテンシートにはシート一体型のオットマンが標準装備されているので楽な姿勢をとりながら移動することが出来ます。
サードシートを片側だけ格納し、2列目の片側を最大まで下げて後部座席で3人の会話がしやすいように工夫した「トライアングルモード」です。
セカンドシートとサードシートを倒してフラットにした「セカンドシート・サードシートフラットモード」です。道の駅やSA・PAで小休止や車中泊をするのにピッタリのシートアレンジです。
サードシートを格納し、セカンドシートを最大まで前にずらした「フラットラゲージモード」です。4人の旅行で荷物をたくさん積んで行けますし、大量のお土産も持ち帰ることが出来る便利なモードです。
サードシートを格納してフロントシートとセカンドシートを倒してフラットにした「フロントシート・セカンドシートフラットモード」です。旅行中での小休止などにピッタリのモードです。
エスティマの内装は上級ミニバンにふさわしい上質な空間
エスティマは、「まだ子供が小さくてアルファード・ヴェルファイアでは車内を汚されないか心配」、「エスクァイアよりももっと高級感が欲しい」、「ハイブリッドカーで4WDのミニバンが欲しい」と思っているパパやママの気持ちに応えてくれる上級ミニバンです。
また、ハイブリッドの年間維持費は34万円ほどで、さほどランニングコストがかかりませんし、もっとパワーが欲しいと思っている人には中古車だけになりますが、3.5リットルV6エンジンを積んだエスティマもマイナーチェンジ前のモデルにありました。
内装も最上級グレードではブランノーブを使ったり木目調の加飾があるなど、高級志向のインテリア作りをしているので満足度の高い1台になります。