センチュリーが21年ぶりにフルモデルチェンジを行って新登場
皇族や内閣総理大臣が公用車として利用するセンチュリーが、21年ぶりにフルモデルチェンジを行って新型モデルが登場。
センチュリーは単に値のはる高級車というだけではなく格式と伝統を誇る車です。トヨタにとって、センチュリーがフラッグシップである事は、2011年の東京モーターショーにて披露された新型センチュリーのコンセプトカー「FSハイブリッドコンセプト」のネーミングからも読み取れます。
2018年6月22日に発売された新型センチュリーでは、トヨタの新プラットフォーム「TNGA」を採用、2023年にはセンチュリーにSUV(クロスオーバー)タイプをラインナップ。ハイブリッドカーをラインナップしてJC08モード走行燃費13.6km/Lの低燃費を実現した新型センチュリーの魅力をお伝えしていきます!
センチュリーSUV正式発表「The Chauffeur」コンセプトで2023年9月6日から予約開始で2023年中に発売開始
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センチュリーSUVのヘッドライトは上下に分割 -
煌びやかなフロントグリルに職人が彫刻した鳳凰エンブレムを設置 -
威風凛然をテーマに全長5,205mm、全幅1,990mm、全高1,805mmの堂々たるボディ -
リヤテールランプもヘッドライトと同じく上下分割 -
鳳凰エンブレムとCENTURYのレタリングバッジを発布
センチュリーSUVが2023年9月6日発表、同日から予約開始で2023年中に発売予定。
100年先を見据えたセンチュリーとのことで、「The Chauffeur(ザ ショーファー)」をコンセプトに開発され、継承と進化を考え抜かれた快適性と機能性を兼ね備えたモデルです。
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ショーファーカーとして快適性・機能性を追求したセンチュリー(SUVタイプ) -
センチュリー(SUVタイプ)はラゲッジも広々で使い勝手も良い
センチュリーSUVのボディサイズは全長5,205mm、全幅1,990mm、全高1,805mm、ホイールベース2,950mm、威風凛然をテーマに設計されたサイズ感に。
トヨタのランドクルーザー300のサイズが最大で全長4,985mm、全幅1,990mm、全高1,925mm、ホイールベース2,850mmなので、センチュリーSUVのサイズは全長が+220mm、全高は-120mm、ホイールベースが+100mmになります。
性格の違う両モデルですが、センチュリーSUVはトヨタのフラッグシップに相応しいプロポーションと言えるでしょう。
全長 | 5,205mm |
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全幅 | 1,990mm |
全高 | 1,805mm |
ホイールベース | 2,950mm |
車両重量 | 2,570kg |
室内長 | 2,145mm |
室内幅 | 1,605mm |
室内高 | 1,245mm | 最小回転半径 | 5.5m |
最低地上高 | 185mm |
総排気量 | 3.456L |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
エンジン最高出力 | 193kW(262ps)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 335Nm(34.2kgm)/4,600rpm |
モーター最高出力 | フロントモーター:134kW(182ps) リヤモーター:80kW(109ps) |
モーター最大トルク | フロントモーター:134Nm(182kgm) リヤモーター:169Nm(17.2kgm) |
WLTCモード燃費 | 14.2km/L |
乗車定員 | 4名 |
販売価格 | 25,000,000円~ |
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センチュリーSUVの鳳凰エンブレム -
センチュリーSUVのヘッドライト -
センチュリーSUVのテールランプ -
タイヤサイズは255/55R20 オプションで22インチのアルミホイールも設定
センチュリーSUVは水平・垂直基調のエクステリアが特徴で、平安時代の屏障具の柱にあしらわれた面処理の技法でくくった織機の「杼(ひ)」をモチーフにした造形をドア平面に取り入れています。
職人が彫刻した鳳凰エンブレム、ボディの鏡面磨きなど匠の業で細部まで仕上げています。
ヘッドランプとテールランプは奥行きのある4眼タイプで威厳を表現。
センチュリーSUVのパワートレインは3.5LのV型6気筒ガソリンエンジン(2GR-FXS)+モーターのプラグインハイブリッド(PHEV)、システム最高出力は412ps。
タイヤサイズは255/55R20で20インチアルミホイールを標準装備、オプションでは255/45R22のタイヤと22インチアルミホールを設定(400,000円)。
様々なショーファーカーニーズに対応するため75度まで開くリアヒンジドアのほか、アイシンが開発したSUV初のスライドドア「リンク式パワードアシステム」を選択することが可能、今後はフルオーダーメイドにも対応するとのことでオープンモデルも設定できる可能性もあるようです。
センチュリーSUVの販売価格は1グレードで25,000,000円です。
センチュリーSUVのボディカラーは7色設定 2トーンカラーやKIWAMI LINEも設定
センチュリーSUVは日本が誇るプレミアムフラッグシップに相応しい和名のボディカラーを設定。
モノトーンカラーには白鶴、2トーンカラーには黎明など美しい名称を与えます。またKIWAMI LINEという個性をプラスするカスタマイズも可能で、全7色のカラーリングから選択できます。
センチュリーSUVのボディカラー
- 白鶴(はっかく)プレシャスホワイトパール×シルバー
- 黎明(れいめい)プロミネントグレー×シルバー
- 麟鳳(りんぽう)ブラック×シルバー
- KIWAMI LINE 黎明 単彩(れいめい たんさい)プロミネントグレー(150,000円高)
- KIWAMI LINE 麟鳳 単彩(りんぽう たんさい)ブラック(150,000円高)
- KIWAMI LINE 黎明 杼型(れいめい ひがた)プロミネントグレー×ブラック(2,000,000円高)
- KIWAMI LINE 紅蓮(ぐれん)グローリーレッド×シルバー(700,000円高)
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センチュリーSUV 白鶴(はっかく)プレシャスホワイトパール×シルバー -
センチュリーSUV 黎明(れいめい)プロミネントグレー×シルバー -
センチュリーSUV 麟鳳(りんぽう)ブラック×シルバー -
センチュリーSUV KIWAMI LINE 黎明 単彩(れいめい たんさい)プロミネントグレー(150,000円高) -
センチュリーSUV KIWAMI LINE 麟鳳 単彩(りんぽう たんさい)ブラック(150,000円高) -
センチュリーSUV KIWAMI LINE 黎明 杼型(れいめい ひがた)プロミネントグレー×ブラック(2,000,000円高) -
センチュリーSUV KIWAMI LINE 紅蓮(ぐれん)グローリーレッド×シルバー(700,000円高)
KIWAMI LINEを含めてもモノトーンカラーは2色しか設定されず、2トーンカラー中心の設定に。
カラーオプションは150,000円から始まり、KIWAMI LINEの黎明 杼型×ブラックの2トーンカラーは2,000,000円になります。
センチュリーSUVのインテリアは人中心の思想で快適な移動空間を実現
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センチュリーSUVの運転席はドライバーが集中できるようコントロールユニットを集約 -
センチュリーSUVのステアリング中央に鳳凰のエンブレム -
後席はフルリクライニング可能 -
最大乗車定員4名の贅沢な室内空間 -
センチュリーSUVの後席
センチュリーSUVはThe Chauffeurをコンセプトとするとおり、後席空間を快適に過ごせる設計で、ショーファーミニバンのアルファードやヴェルファイアにも勝るとも劣らない造りが魅力。
フルリクライニングリヤシートやリフレッシュ機能、オーディオにも力を入れており生演奏を彷彿させる音響空間も実現。
75度まで大きく開くリヤドアと掃き出しフロア、オート電動格納式ステップと大型グリップで乗り降りをサポート。
後席空間だけでなくコクピット部分のコントロールを集約することで、ドライバーの使い勝手も高めています。
ボディ構造には新開発したラゲージルームセパレート構造によりねじり剛性や乗り心地を大幅に向上、室内には遮音機能付クリア合わせガラスを採用することで、車外の騒音や走行音などをシャットアウトします。
またリヤガラスは調光式のため、スイッチ一つで外からの視線を遮ることが可能です。
センチュリーSUV(センチュリークロス)が2023年12月頃に発売か 販売価格は1,500万円から2,000万円超えのフラッグシップに
センチュリーSUV(クロスオーバー)の具体的な発表時期について、2023年9月頃になる可能性。
2022年にクラウンクロスオーバーがグローバルモデルとして発売していますが、センチュリーSUVはその上を行くフラッグシップモデルになるとのことで、販売価格は3代目センチュリーを超える1,500万円から2,000万円オーバーという予想に。名称はセンチュリークロスになるとも言われています。
そしてトヨタが2023年8月30日に突如発表した新型車のティザーイメージは白い手袋に後席を開けようとしているもの。2023年9月6日にワールドプレミアとのことで、この新型車がセンリュリーSUV(センチュリークロス)ではないかという噂に。
センチュリーSUVはハリアーやクラウンクロスオーバー、海外ではグランドハイランダーに採用するTNGA-KプラットフォームのFF駆動ベース4WDで、予想ボディサイズも全長5,200mm、全幅1,990mm、全高1,780mm、ホイールベース3,000mmの威風堂々としたものに。
荷室と後席は完全に分かれており、ロングホイールベースを活かした広大なラゲッジを採用するとのこと。
パワートレインもロールスロイスのカリナン、ベントレーのベンテイガなど海外のラグジュアリーSUVに匹敵するスペックの、4WD駆動3.5LのV型6気筒エンジン+モーターのハイブリッド、遅れて100%電気で走るBEVを追加するようで、とても楽しみなモデルになります。
海外でも期待値が高いようで、ロールスロイスのカリナンに似たセンチュリーSUVのレンダリングイメージも登場しています。
後部座席は左右独立式のキャプテンシートを採用、ヘッドライトは上下に分かれたセパレート式で後席サイドウインドは視界の広いスクエア形状、2列シート仕様のほか3列シート仕様も用意する可能性もあり、販売計画は月生産台数60台と具体的な数字もでているようで、グローバル展開も視野にいれるようです。
2023年6月21日に行われた40系新型アルファード・ヴェルファイアの発表の場で、センチュリークロスのシルエットとともに、2023年中の登場がサプライズ発表されました。
「年内には、トヨタのショーファーシリーズに新たなエディションが加わること」を正式発表したため、2023年10月開催のジャパンモビリティショーで動きがあると予想します。
センチュリーが2021年5月に一部改良 オートライト機能を強化
センチュリーが一部改良でオートライトの機能を強化。昼夜を問わず、車を運転しているときはLEDのデイタイムランニングライトが常時点灯するように仕様変更されました。
コネクティッドサービスのヘルプネットにも変更が加えられていて、事故緊急通報装置を国際基準化しています。
エクステリアやインテリア、ボディカラーやグレードなどの変更はなく、車両価格は120,000円ほど上昇して、20,080,000円になりました。
センチュリー級のラグジュアリーSUVを2023年12月頃に投入か ライバルはカリナンやベンテイガに
トヨタブランドの最上位に位置するセンチュリー級の超高級SUVを2023年に投入するという報道がありました。2023年に愛知県内の工場で生産を始めるとのことで、期待が高まります。
トヨタにはランドクルーザーという最上位に位置するSUVがありますが、ランクルはオフロード志向が強いモデルで、今回はセンチュリー級ということが明言されているため、街乗りに最適なラグジュアリーなSUVになると考えられます。
ライバルはロールスロイスのカリナンや、ベントレーのベンテイガになり、これらのモデルの価格設定から予想すると、センチュリーSUVの車両価格は1,500万円から2,000万円ほどになるかもしれません。
センチュリーのオープンカーが「祝賀御列の儀」で使用されることが判明
2019年10月22日に行われる天皇陛下の即位を祝うパレード「祝賀御列の儀」において、トヨタ・センチュリーのオープンカーが使用されることが9月18日の政府からの発表で明らかとなりました。10月7日には報道陣に実車を公開しています。
センチュリーのオープンカーのボディサイズは全長5,340mm、全幅1,930mm。価格は8000万円を上限として内閣府が購入しました。ボディカラーは標準仕様にもラインナップされる「神威(かむい)エターナルブラック」ですが、通常よりも塗装を重ねた美しい鏡面仕上げとなっています。
インテリアはホワイトの革張りで洗練された印象です。
センチュリーはトヨタにとって特別な最高級セダン
センチュリーは1967年に販売を開始した、トヨタブランドの最高級セダンです。1997年に発売された2代目センチュリーでは国産車としては唯一、5.0リッターV型12気筒エンジンを搭載しています。
国内専用車で特別感にあふれるセンチュリーは、皇族・内閣総理大臣・区官庁の一部の層が乗る公用車、大企業の社長や役員が乗る社用車としてグレードを変えて利用されています。
ちなみに2019年10月22日の天皇陛下の即位パレード「祝賀御列(おんれつ)の儀」では、特注でオープン仕様としたセンチュリーが使用されています。
センチュリーは、VIPな方が座る後部座席の快適性を充実させています。内装面が優れているだけではなくて、搭載するエンジンによって抜群の静寂性と低振動性を実現しています。
初代モデルはショーファーカーとして「完成した車」だったので、フルモデルチェンジのタイミングが21年というロングスパンでもさほど問題ありませんでした。
新型センチュリーの発売を控えて、前モデルは2017年2月4日に販売を休止しをし、2017年10月に開催した東京モーターショーで正式発表、2018年6月22日から発売開始しました。
センチュリーはハイブリッド仕様で新登場
センチュリーは一台一台の車を丹念に熟練した職人の手作業によって組み立てていきます。2代目センチュリーに搭載されていた自慢の5.0LV型12気筒エンジンはその際たるもので、他の車種では真似できません。
圧倒的な静寂性と安定性を誇るセンチュリーのエンジンは燃費が悪いというのが唯一の欠点です。近年、国内外で環境意識が高まった影響を受けて、エコでクリーンな車に乗る事はイメージアップに繋がり、排気量が大きい車に乗っているとネガティブなイメージを持たれてしまう風潮があります。
センチュリーを利用するのは、政治家や区官庁の一部の層、大企業の社長や役員といった大衆のイメージを気にする方々です。センチュリーでは、そういった方々に配慮するため、新型モデルでは低燃費を実現できる5.0LのV型エンジンとハイブリッドを組み合わせた仕様になっています。
新型センチュリーのエクステリアは日本の伝統を感じるデザイン
新型センチュリーのエクステリアは日本の象徴とも言われる富士山をイメージしたボディラインは初代モデルからの伝統を引き継ぎます。前モデルは全体的に角ばっている印象を受けますが、新型センチュリーでは時代の風潮に合わせて丸みを持たせてきます。
大型の四角いヘッドランプには片側24個のLEDランプを装備しています。格式高きフロントグリルとアンダーグリルの網目構造の奥には日本の伝統技術「七宝(しっぽう)文様」を前後二重構造に配置して品位ある華を表現しています。
ホイールは斬新なデザインにはせず、現行モデルのデザインを引き継ぎながら保守的に攻めています。新型センチュリーには、やはり高級車というカテゴリーには収まりきらない特別感があります。
新型センチュリーの内装は快適な上質空間
新型センチュリーの内装はウールファブリックをふんだんに用いて、上品でエレガントな雰囲気を醸し出しているのが特徴です。ウールファブリック仕様の「瑞響(ずいきょう)」という内装色が3種類、オプションの「極美革(きわみがわ)」という本革仕様の内装は4種類用意されて全部で7種類の内装を選択できます。
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グレーの内装色とタモ杢を使った「瑞響(ずいきょう)」 -
ブラウンの内装色とタモ杢を使った「瑞響(ずいきょう)」 -
ベージュの内装色とタモ杢を使った「瑞響(ずいきょう)」 -
ブラックの内装色とタモ杢を使った「極美革(きわみがわ)」 -
フロマージュの内装色とタモ杢を使った「極美革(きわみがわ)」 -
ブラックの内装色とアッシュ杢を使った「極美革(きわみがわ)」 -
フロマージュの内装色とアッシュ杢を使った「極美革(きわみがわ)」
センチュリーは後部座席にVIPが座るショーファーカーなのでリヤシートに重きを置きます。
- シートを独立させて空調装置を備える
- マイナスイオンを発生する装置を設置する
- 乗車する方のベストな座り心地を実現するリクライニング機能
- リヤアームレスト内蔵コントロールスイッチ
など、前モデルに搭載されていた快適装備は新型センチュリーではさらに充実します。
セーフティセンスを搭載し安全性を大幅に向上
センチュリーはVIPな方を載せるため開発された特別車なので安全性には十分配慮します。そのため、新型センチュリーでは、トヨタの先端予防安全技術であるセーフティセンスPが導入されます。
現行モデルが取り入れている「衝突吸収ボディ」「強度の高いキャビン」「室内の前後左右に設置されたエアバック」等の安全性能に、レーンディパーチャーアラートなどの衝突回避支援技術がパッケージされた「トヨタセーフティセンスP」が加わることで、新型センチュリーの安全性は飛躍的に向上します。
また万が一の事故などが起きた場合に自動的に警察や消防に取り次ぐ機能のヘルプネットが採用され、ドクターヘリの出動販売を行うD-Call Netにも対応しています。
新型センチュリーの燃費は13.6km/L!詳細なスペック
新型センチュリーではボディサイズに大幅な変更点は見られません。同車の開発は、新プラットフォームであるTNGAで開発を行う事でボディの軽量化が図られる事で低燃費を実現できます。
3代目センチュリーでは、レクサスLSのハイブリッドシステムをグレードアップした形で取り入れ、燃費は現行モデルよりも伸びた13.6km/Lになっています。
全長 | 5,335mm |
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全幅 | 1,930mm |
全高 | 1,505mm |
室内長 | 2,165mm |
室内幅 | 1,605mm |
室内高 | 1,185mm |
ホイールベース | 3,090mm |
トレッド フロント/リヤ | 1,615mm/1,615mm |
最低地上高 | 135mm |
最小回転半径 | 5.9m |
車両重量 | 2,370kg |
エンジン型式 | 2UR-FSE |
エンジン種類 | V型8気筒 |
総排気量 | 4,968cc |
エンジン最高出力 | 280kW(381ps)/6,200rpm |
エンジン最大トルク | 510Nm(52.0kgm)/4,200rpm |
モーター型式 | 1KM |
モーター種類 | 交流同期電動機 |
モーター最高出力 | 165kW(224ps) |
モーター最大トルク | 300Nm(30.6kgm) |
JC08モード燃費 | 13.6km/L |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン(ハイオク) |
ボディカラー | 4色 |
車両販売価格 | 20,080,000円~ |
ボディカラーは日本らしさをイメージする漢字で表現
国内専用車であるセンチュリーの塗装色は和を意識した名称です。皇族の方や官公庁の一部の層の方が公用車として利用する事を考えると、やはり和名が相応しいです。新型センチュリーでもその路線は引き継ぎます。
以下にセンチュリーの塗装色で使用されている漢字、その漢字に対応するボディカラーを紹介します。また、2代目センチュリーで採用されていた「鸞鳳(らんぽう)グロリアスグレーメタリック」と「瑞雲(ずいうん)デミュアーブルーマイカメタリックモリブデン」は廃止されて新たに「飛鳥(あすか)ブラッキッシュレッドマイカ」が追加されました。
- 神威(かむい)エターナルブラック
- 摩周(ましゅう)シリーンブルーマイカ
- 飛鳥(あすか)ブラッキッシュレッドマイカ
- 精華(せいか)レイディエントシルバーメタリック
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神威(かむい)エターナルブラック -
摩周(ましゅう)シリーンブルーマイカ -
飛鳥(あすか)ブラッキッシュレッドマイカ -
精華(せいか)レイディエントシルバーメタリック
ボディカラーで注目なのが開発で新規されたエターナルブラックの神威です。漆黒感を高めるために黒染料入りのカラークリアなどを7層にも重ね、ボディ表面の凹凸を滑らかにするため水研を3回行いその後鏡面に仕上げています。
世界的に見てもここまでボディにこだわった車はセンチュリーだけで、今まで見たこともない深い黒を表現しています。
新型センチュリーの販売価格は20,080,000円~
センチュリーの前モデルの販売価格は1,253万円でした。新型センチュリーは最新の安全装備を採用、ホイールベースを延長したことで快適性を向上、パワートレインも一新し日本の匠の技術を余すことなく集約したトヨタのフラッグシップセダンらしい20,080,000円の価格になっています。
トヨタの高級車ブランドであるレクサスの最上級グレードLS500h I packageの価格は12,400,000円です。新型センチュリーの方が768万円高いという驚きの価格設定になりました。
新型センチュリーの発売は2018年6月22日
センチュリーの初代モデルは1967年に発売されました。2代目モデルの発売は1997年、2017年は創業者・豊田佐吉の生誕150周年にあたるメモリアルイヤーであることから、様々なタイミングが重なる2017年に新型センチュリーが発売されると噂がありましたが2017年の販売はありませんでした。
2017年10月に開催される東京モーターショーで初披露、半年後の2018年の6月22日に新型センチュリーが販売開始になりました。
新型センチュリーの納期は2018年の8月時点で今年度の納車が締めきっていましたので今のところ6ヶ月程度が目安となるでしょう。
日本が誇るショーファーカー センチュリーのモデルチェンジ遍歴
センチュリーは最高級乗用車で、ショーファーカーとして知られています。1967年に公官庁や企業などで役員車の利用を想定して作られた車です。後部座席の快適性を徹底的に重視し、外装の溶接からインテリアに至るまで、職人による手作業でも知られており、センチュリーの象徴とも言える鳳凰のオーナメントは1か月をかけて制作されます。
センチュリー 初代 VG2#/3#/4#型:1967年~1997年
1967年11月、世界に通用する最高級車として初代センチュリーが発売されました。30年間の長きにわたり、フルモデルチェンジを行わなかった「伝統的な日本の美」を感じさせるショーファーカーで、ここから始まるセンチュリーの歴史に、重厚な独特のデザインテイストは受け継がれていくことになります。エンジンは当初3V型OHC3,000ccエンジンが搭載され、その後3,400cc、4,000ccと排気量が拡大されています。数度の一部改良、マイナーチェンジを経て、1997年、初代センチュリーは30年の歴史に幕を閉じます。
センチュリー 2代目 GZG#型:1997年~2017年
1997年4月、フルモデルチェンジを行い。2代目 GZG#型に移行します。当時の最新技術が詰め込まれたモデルながら、初代モデルのデザインテイストをオマージュしたデザインで、セルシオ(レクサスLS)と領域を明確に区別するため、価格が大幅に引き上げられました。ボディカラーには日本語が使用され、「神居」「摩周」「瑞雲」「鸞鳳」「醍醐」「精華」のラインナップ。
ショーファーカーとして使用されることがほとんどのセンチュリーですが、2代目にはオーナードライバーが運転する際に走行性能を切り替えることができます。また、フェンダーミラーからドアミラーにオプション装備がフロアシフト車に限って可能になりました。
センチュリー 3代目 UWG60型:2018年~
2018年6月、2代目の販売が終了して1年4か月、21年2か月ぶりにフルモデルチェンジされました。重厚感のあるフロントフェイスになり、品格と伝統を守り、匠の技が施されたエクステリアデザインは、初代センチュリーのアイデンティティーを受け継ぎ、一目でセンチュリーと分かる佇まいです。3代目からはドアミラーが採用されています。センチュリーでは初となる「Toyota Safety Sense」が搭載されており、モデルチェンジまでの周期が長いセンチュリーですが、時代のニーズに合わせた装備がされています。2023年にはこれまでのセンチュリーを「センチュリー(セダンタイプ)」として、SUVタイプのセンチュリーが追加されています。
センチュリーのモデル | 販売年表 |
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初代 VG2#/3#/4#型 | 1967年~1997年 |
2代目 GZG5#型 | 1997年~2017年 |
3代目 UWG60型 | 2018年~ |
モデルチェンジした日本を代表する究極のショーファーカー!新型センチュリーの画像6枚
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新型センチュリーは日本が世界に誇るべき和のテイストが詰まった車
トヨタのフラッグシップであるセンチュリーが21年振りにフルモデルチェンジされました。ベンツ マイバッハ、ロールスロイス ファントムといった海外メーカーの最高位に君臨する高級車と比較しても引けを取らない日本の車はセンチュリーだけかもしれません。
「富士山をイメージしたボディライン」「塗装色が和名である」などセンチュリーには和テイストが散りばめられています。新型センチュリーには和を意識した新テイストが加わるはずです!