ステップワゴンのマイナーチェンジ 一部改良による変更点
ステップワゴンはホンダの大人気ミニバンで、2017年にハイブリッドモデルを追加して人気が過熱しています。
2018年12月20日にはステップワゴンのコンプリートモデル「モデューロX」がマイナーチェンジして内外装を一新、ハイブリッドモデルに寄せたデザイン変更を実施しました。ここではステップワゴンの最新マイナーチェンジ情報を解説します。
2022年にフルモデルチェンジ予定のステップワゴンに最後の特別仕様車を追加か
ステップワゴンがフルモデルチェンジ前に、最後の特別仕様車を準備しているという噂があります。
ステップワゴンは2021年に生産工場の都合上、受注をストップしていて、2022年にフルモデルチェンジまで生産を終了するという情報もありました。フルモデルチェンジを前に受注を再開して、最後の特別仕様車を2021年中にも発売する可能性があるようなので期待しましょう。
ステップワゴンが一部改良を実施 新型モデルは2019年1月9日より発売
ステップワゴン e:HEV SPADA G・EX Honda SENSINGのエクステリア
ハイブリッド車に搭載されるe:HEVエンブレム
ホンダは2019年1月9日、ステップワゴンの一部改良を行いました。価格はエントリーモデルのG・Honda SENSING(FF)の場合2,714,800円からとなります。
今回の一部改良で、2モーターハイブリッドシステムを搭載したモデルにはe:HEVエンブレムが装着されます。SPADAとe:HEV SPADAのモデルには「ファブテクト」と呼ばれる撥水シート表皮を採用し、「わくわくゲート」未装着車を追加設定するなどの変更が加えられています。
ステップワゴン モデューロXがマイナーチェンジでスポーティな専用エクステリアに刷新
- プラチナ・ホワイトパール(37,800円高)
- プレミアムスパークルブラック・パール(37,800円高)
- オブシダンブルー・パール
ステップワゴンのガソリンモデルの「スパーダ ホンダセンシング」とハイブリッドモデルの「スパーダ ハイブリッドG EX・ホンダセンシング」をベースにするコンプリートモデルのモデューロXがマイナーチェンジを受け、よりスタイリッシュなデザインに刷新されました。ボディカラーは「プラチナ・ホワイトパール」「プレミアムスパークルブラック・パール」「オブシダンブルー・パール」の3色が設定されています。
エクステリアはモデューロX専用装備が満載
大型グリルやフロント・リヤバンパーを始め、ドアミラーやアウターハンドルなども全て専用デザインになり、リヤコンビネーションランプもノーマルのステップワゴンと違うため見た目が大きく変化しています。
16インチの専用ホイールを装着して、サスペンションも専用になるなど走行性能も一味違う仕様です。
シートやシフト周りは専用加飾で質感が高い
インテリアはインパネアルミパッドを採用して、ステアリングホイールやセレクトレバー(シフトノブ)は質感の高い本革巻きになっています。インテリアカラーはブラック×シルバーに1色で、プライムスムース×ソフトウィーブのコンビシートは「Modulo X」のロゴが入りで特別感があります。 ナビ連動タイプのETC車載器も標準装備しているのがお得です。
ステップワゴン モデューロXの専用装備
- 専用フロントグリル
- 専用フロントエアロバンパー
- 専用サスペンション
- 16インチアルミホイール(ハイブリッドモデル)
- ダーククリア塗装 専用17インチアルミホイール(ガソリンモデル)
- ブラックホイールナット
- 専用テールゲートスポイラー
- 専用リアコンビネーションランプ
- 専用フロントビームライト
- 専用ドアミラー
- ダーククロームメッキ 専用アウタードアハンドル
- 専用エンジンアンダーカバー
- 専用リアロアーディフューザー
- ダーククロームメッキ 専用リアエンブレム
- ボディー同色 リアコーナーガーニッシュ
- ピアノブラック調+シルバーモールディング 専用インパネミドルパッド
- 専用本革巻ステアリングホイール
- 専用本革巻セレクトレバー(ガソリンモデル)
- プライムスムース×ソフトウィーブ ロゴ入り専用ブラックコンビシート
- 専用フロアカーペットマット
- ナビ連動 ETC2.0車載器
ステップワゴンのグレード | 乗車定員 | 販売価格 |
---|---|---|
モデューロX ホンダセンシング | 7名 | 3,599,200円~ |
ハイブリッド モデューロX ホンダセンシング | 7名 | 4,094,200円~ |
ブラックを基調にした精悍な特別仕様車ステップワゴン ブラックスタイルを設定
- プラチナホワイト・パール(37,800円高)
- モダンスティール・メタリック
- プレミアムスパークルブラック・メタリック(37,800円高)
- オブシダンブルー・パール
2018年12月20日のステップワゴン モデューロXのマイナーチェンジと同時に「スパーダ ハイブリッドG・EXホンダセンシング」と「スパーダ クールスピリット ホンダセンシング」グレードをベースに、エクステリア・インテリアを黒に仕立てた特別仕様車ブラックスタイルを追加しました。
ブラックスタイルのボディカラーは「プラチナホワイト・パール」「モダンスティール・メタリック」「プレミアムスパークルブラック・メタリック」「オブシダンブルー・パール」の4色を設定しています。
エクステリアにはブラックガーニッシュを配して精悍なスタイルに
ステップワゴンの特別仕様車ブラックスタイル最大の特徴はブラックの専用大型グリルでエクステリアを精悍なイメージにしてくれます。ヘッドライト・フロントロア・リフレクターなどにも専用のブラックガーニッシュを装備します。
16インチと17インチのホイールは特別なブラッククリア塗装でステップワゴンの前身を黒に染めるクールな特別仕様車になっています。
ステアリングやシートなども専用にデザインされた特別仕様
シートはプライムスムース×ソフトウィーブ素材を使ったブラック×パープルのコンビシートです。その他にもアイボリー×シルバーの撥水コンビシートに変更することもできます。
パープルステッチの本革巻きステアリングホイールもブラックスタイルに似合う特別装備です。
ステップワゴン特別仕様車ブラックスタイルの専用装備
- ブラッククロームメッキ SPADA専用フロントグリル
- ブラッククロームメッキ ヘッドライトガーニッシュ
- ピアノブラック調 フロントロアーガーニッシュ
- ピアノブラック調 フォグライトガーニッシュ
- ピアノブラック調 リアリフレクターガーニッシュ
- ブラック塗装 電動格納式リモコンカラードドアミラー
- クリアタイプ LEDリアコンビネーションランプ
- スパーダ ハイブリッド専用 ブラッククリア塗装16インチアルミホイール
- スパーダ専用 ブラッククリア塗装16インチアルミホイール
- FFガソリンモデル専用 ブラッククリア塗装17インチアルミホイール
- 本革巻パープルステッチ ステアリングホイール
- ブラック×パープルのコンビシート
ステップワゴンのグレード | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|
スパーダ クールスピリット ホンダセンシング ブラックスタイル | FF | 3,094,200円~ |
4WD | 3,288,600円~ | |
スパーダ ハイブリッドG・EX ホンダセンシング ブラックスタイル | FF | 3,602,880円~ |
2017年9月29日のマイナーチェンジでスパーダにハイブリッドモデルが追加
2017年9月29日のマイナーチェンジにより、1990年代の発売当初からファミリーカーとして根強い人気を保ち続けているステップワゴンの上級グレード、スパーダにハイブリッドモデルが追加されます。
2017年7月3日、ホームページ上でハイブリッドモデルの車体画像の一部が先行公開されました。現行モデルよりも美しく洗練されているフロントマスクが印象的です。
2015年に行われたフルモデルチェンジでは、さほど売上回復効果が望めませんでした。そのため、今回のマイナーチェンジは早い時期から注目が集まっていました。ハイブリッド車を発売させることでさらに注目度が高まります。
ステップワゴンは「こども」も「大人」も遊べる車
ホンダのステップワゴンは1996年の5月に販売を開始しました。意表をついたシンプルなデザイン・ミニバンクラスの車として最高クラスの広々とした室内空間を誇っていたため、すぐさま人気車種の仲間入りを果たしました。
「こどもといっしょにどこにいこう」などのキャチコピーやCMが、遊び心を忘れない大人たちから支持を集めファミリーカーとして定着しました。
2015年にフルモデルチェンジが行われた5代目モデルでは、ヨコにもタテにも開けて、荷物の積載が楽になるだけではなくて、子ども達が乗り降りするのを楽しむ事が出来るわくわくゲートが話題となりました。
最大のインパクトはスパーダのハイブリッドモデルの発売
ミニバン市場において、かつてほどの勢いがなくなっているステップワゴンが以前の栄光を取り戻すために、ホンダがとった戦略はハイブリッド車をラインナップさせることです。
ライバル車である「ノア」や「ヴォクシー」の最近の販売台数を見る限り4割近くがハイブリッドモデルです。その売上比率からは、日本人のエコ意識の高さが伺えますし、ハイブリッド車の低燃費性や税制優遇措置がプラス材料となっているのかもしれません。ハイブリッド車は、ステップワゴンの上級グレードであるスパーダから発売しました。
ハイブリッドモデルには「SPORT HYBRID iMMD」を搭載・燃費は25Km/L
ステップワゴンのハイブリッドモデルには、アコードやオデッセイといったホンダ車にはすでに装備されている「SPORT HYBRID iMMD」を搭載します。SPORT HYBRID iMMDが搭載され低燃費を実現し、よりダイナミックな走りを体感する事が出来ます。
新型ステップワゴン スパーダは「より強く・より美しく」
2017年9月29日にマイナーチェンジが行われ販売開始された新型ステップワゴン スパーダはエクステリアのキャッチフレーズである「より強く、より美しく。スパーダが生まれ変わる。」の言葉通りの印象を感じます。
特に大きな変化が見られるのは、ジュエル・アイが多数ちりばめられているヘッドライトと、その光の輝きに負けないくらいの存在感をしめしているフロントグリルです。
今回のマイナーチェンジでは、スパーダのエクステリアの魅力を最大限に引き立てるため、ホンダは力を注ぎます。2015年5月に行われたフルモデルチェンジが行われた際には、フロントマスクなどステップワゴンのエクステリアに対して賛否両論があり、人気の衰え・売上の低迷の要因ともされていました。そのため、今回マイナーチェンジでは前モデルのスパーダのエクステリアイメージを一新するような姿となって登場しました。
新型ステップワゴンのボディカラーは全11色
新型ステップワゴンのボディカラーは有料色6色を含む全11色となっています。エクステリアが刷新されスパーダ ハイブリッドモデルには限定カラーのフォレストグリーン・パールが設定されています。
- フォレストグリーン・パール(37,800円高・ハイブリッド専用色)
- プレミアムスパイスパープル・パール(37,800円高)
- オブシダンブルー・パール
- プレミアムスパークルブラック・パール(37,800円高)
- プラチナホワイト・パール(37,800円高)
- スーパープラチナ・メタリック(37,800円高)
- モダンスティール・メタリック
- プレミアムディープロッソ・パール(37,800円高)
- ブルーホライゾン・メタリック
- ミルクグラス・パール
- クリスタルブラック・パール
ステップワゴンと言えば広い室内空間!休日の目的に合わせた新たな機能を追加
ステップワゴンの広々とした室内空間は、やはり魅力的です。ステップワゴンは、家族団らんでキャンプや行楽地への旅行に出かける際には便利な車です。
最近は、SUVも同様のニーズの獲得を目指して室内空間を充実させています。そのため、新型モデルのステップワゴンでは室内空間に便利な新機能を追加して、休日ドライブをさらに楽しくしてくれるでしょう。
運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ・センシング)」を強化
マイナーチェンジが行われるステップワゴン スパーダなどでは、8つの先進機能で安心・快適な運転をサポートしてくれる「Honda SENSING(ホンダ・センシング)」の強化され全タイプで標準装備されます。
- 先行車とぶつからないように予測してブレーキをかける
- 走行車線からはみ出さないようにサポートしてくれる
- 車間距離を一定間隔にしてくれる
- 道路の交通標識を見逃さないようにサポートしてくれる
などの運転支援システムの更に進化すれば、事故のリスクがさらに低下します。
ステップワゴンのガソリンモデルの販売価格は2,455,920円から
運転支援システム「ホンダ・センシング」の強化・エクステリアの魅力を高めるとともに、前モデルではホンダセンシングなしのグレードもありましたが、今回のマイナーチェンジで標準装備されたことにより安全性が高まりました。
グレード | メーカ希望小売価格 |
---|---|
B ホンダセンシング(FF) | 2,455,920円~ |
B ホンダセンシング(4WD) | 2,715,120円~ |
G ホンダセンシング(FF) | 2,661,120円~ |
G ホンダセンシング(4WD) | 2,898,720円~ |
G EX ホンダセンシング(FF) | 2,862,000円~ |
G EX ホンダセンシング(4WD) | 3,078,000円~ |
スパーダ ホンダセンシング(FF) | 2,852,280円~ |
スパーダ ホンダセンシング(4WD) | 3,089,880円~ |
スパーダ クールスピリット ホンダセンシング(FF) | 3,051,000円~ |
スパーダ クールスピリット ホンダセンシング(4WD) | 3,245,400円~ |
スパーダ クールスピリット ホンダセンシング ブラックスタイル(FF) | 3,094,200円~ |
スパーダ クールスピリット ホンダセンシング ブラックスタイル(4WD) | 3,288,600円~ |
モデューロ X Honda SENSING(FF) | 3,665,000円~ |
ステップワゴンのハイブリッドモデルの販売価格は3,300,480円から
ステップワゴンのハイブリッドモデルは、上級グレードのスパーダとなっています。ホンダ・センシングが強化される他、燃費と走りの爽快感を更に高めてくれる「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載しステップワゴン最高年燃費となるJC08モード燃費25km/Lを達成するモデルです。
グレード | メーカ希望小売価格 |
---|---|
スパーダハイブリッド B ホンダセンシング(FF) | 3,300,480円~ |
スパーダハイブリッド G ホンダセンシング(FF) | 3,350,160円~ |
スパーダハイブリッド G EX ホンダセンシング(FF) | 3,559,680円~ |
スパーダハイブリッド G EX ホンダセンシング ブラックスタイル(FF) | 3,602,880円~ |
ハイブリッドモデューロ X ホンダセンシング(FF) | 3,996,000円~ |
ライバル車はトヨタの「ノア」「ヴォクシー」や日産の「セレナ」
ステップワゴンは、ミニバンタイプの新車販売月間台数において過去に何度も1位の座を獲得してきました。しかし、最近のミニバン市場においてはトヨタの「ノア」や「ヴォクシー」、日産「セレナ」に差をつけられているのが現状です。最近のミニバン市場では、ハイブリッド車の売れ行きが好調です。
トヨタ 新型ヴォクシー
トヨタ 新型ノア
日産 新型セレナ
ライバル3車種と新型ステップワゴンのハイブリッドFFモデルのスペックを比較しながら紹介します。
ステップワゴン | ヴォクシー | ノア | セレナ | |
---|---|---|---|---|
全長 | 4,760mm | 4,710mm | 4,710mm | 4,770mm |
全幅 | 1,695mm | 1,735mm | 1,735mm | 1,740mm |
全高 | 1,840mm | 1,825mm | 1,825mm | 1,865mm |
室内長 | 3,220mm | 2,930mm | 2,930mm | 3,170mm |
室内幅 | 1,500mm | 1,540mm | 1,540mm | 1,545mm |
室内高 | 1,405mm | 1,400mm | 1,400mm | 1,400mm |
ホイールベース | 2,890mm | 2,850mm | 2,850mm | 2,860mm |
最低地上高 | 155mm | 160mm | 160mm | 160mm |
最小回転半径 | 5.4m | 5.5m | 5.5m | 5.5m |
車両重量 | 1,820kg | 1,620kg | 1,620kg | 1,650kg |
総排気量 | 1.993L | 1.797L | 1.797L | 1.997L |
乗車定員 | 7名 | 7名 | 7名 | 8名 |
LC08モード燃費 | 25.0km/L | 23.8km/L | 23.8km/L | 17.2km/L |
ボディカラー | 全11色 | 全7色 | 全7色 | 全12色 |
価格 | 3,300,480円~ | 3,003,480円~ | 3,003,480円~ | 2,968,920円~ |
ステップワゴンのマイナーチェンジで選択肢が増える
ハイブリッドモデルのステップワゴンのマイナーチェンジは2017年9月28日で、コンプリートモデルのマイナーチェンジが2018年12月20日行われています。同時に黒を基調にした特別仕様車ブラックスタイルが追加されユーザーの選択肢が増えました。
ミニバンはトヨタのノア・ヴォクシー・エクスァイア3兄弟が販売台数のトップを走り続けていますが、ステップワゴンもモデューロXやハイブリッドモデル、クールな特別仕様車を加えユーザーの選択しを広げることで追従する体制になっています。