ムーヴキャンバスのグレード体系を変更 走行性能の不満を解消するターボエンジン搭載
ムーヴキャンバスが2022年7月にフルモデルチェンジ。内容はグレード体系の見直し、安全装備スマートアシストのアップグレード、パワートレインにターボエンジン搭載モデルをラインナップすること。
新しく発表された新型ムーヴキャンバスの受注状況は、1ヶ月経過時点で約26,000台と、計画の4倍の受注を受けており、大人気のモデルとなっています。
新型ムーヴキャンバスの人気の要因は、なんといってもストライプカラーを取り入れたかわいいデザインのカラーリングで、軽自動車ではムーヴキャンバスの専売とも言えるデザインになっているのがポイントではないでしょうか。
新型ムーヴキャンバスの販売台数が目標の4倍にあたる26,000台を受注
ムーヴキャンバスの発売1か月の受注状況をダイハツが公表。
月販目標台数の4,000台に対して、4倍にあたる約26,000台の受注があったとのことです。
今回フルモデルチェンジした新型ムーヴキャンバスの特徴は2トーンカラーのストライプスとモノトーンカラーのセオリーの、ボディーカラーパターンが異なる2つのモデルをラインナップしたこと。
ダイハツによると2トーンカラーのストライプスは20代の若年層や女性が主な購入層に。モノトーンカラーのセオリーは大人世代や男性が主な購入層とのこと。
人気のボディーカラーは、ストライプスがレイクブルーメタリック、サンドベージュメタリックで、セオリーはレーザーブルークリスタルシャイン、シャイニングホワイトパールになっているようです。
ムーヴキャンバスにターボエンジンモデルを追加するフルモデルチェンジを実施
ムーヴキャンバスが2022年7月5日にフルモデルチェンジ。7月13日から全国で発売を開始。
改良内容はパワートレインにターボモデルを追加することや安全装備の向上。モデルチェンジ後は、自然吸気エンジンのパワー不足が心配だったユーザーも安心して購入できるようになりました。
また、ライバルのN-BOXやタントなども設定する、電動パーキングブレーキとオートブレーキホールドもエントリーグレード以外で標準装備され商品力が向上。エクステリアはキープコンセプトで、ハイブリッドシステムの追加はありません。
グレード | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|
X | 2WD | 1,496,000円~ |
4WD | 1,622,500円~ | |
G | 2WD | 1,672,000円~ |
4WD | 1,798,500円~ | |
Gターボ | 2WD | 1,793,000円~ |
4WD | 1,919,500円~ |
グレードは3種類で、モノトーンカラーのセオリー(Theory)と2トーンカラーのストライプ(Stripe)を基本にX、G、Gターボを設定してどちらも同じ価格になります。
Gグレード以上ではヘッドライトやフォグランプがフルLEDに、全てのグレードで電動両側スライドドアも標準装備するなど豪華仕様になるのが特徴です。
ムーヴキャンバスにホワイトとブラックがテーマの2つの特別仕様車登場!
ムーヴキャンバスのリミテッドシリーズに、メイクアップリミテッドをベース車両とした特別仕様車が登場し、2019年4月22日より販売を開始しました。パールホワイトをアクセントとした「ホワイトアクセントリミテッドSAⅢ」と、ブラックをアクセントとした「ブラックアクセントリミテッドSAⅢ」です。
これまでのリミテッドシリーズはモノトーン仕様でしたが、特別仕様車ではフロントグリルをはじめ、フォグランプリングやバンパーモール、ドアミラー、ホイールキャップ、何よりも目を引くのが、それぞれのアクセントカラーである、パールホワイトとブラックを使ったサイドモールとピンストライプです。
ボディカラーは、「ホワイトアクセントリミテッドSAⅢ」から3色と、「ブラックアクセントリミテッドSAⅢ」からは2色となります。
ホワイトアクセントリミテッドSA IIIのボディカラー
- ナチュラルベージュマイカメタリック
- ファインミントメタリック
- ブルーミングピンクメタリック(新色:2019年6月発売
ブラックアクセントリミテッドSA IIIのボディカラー
- スムースグレーマイカメタリック
- パールホワイトIII
グレードは「G」「X」の2つで、駆動方式は2WDと4WDが用意されています。
駆動方式 | 2WD(前2輪駆動) | フルタイム4WD | ||
---|---|---|---|---|
グレード | G | X | G | X |
エンジン | 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置 | |||
燃料消費率 JC08モード |
28.6km/L | 27.4km/L | ||
燃料消費率 WLTCモード |
20.6km/L | 19.6km/L | ||
税込み小売価格 | 1,584,000円 | 1,507,000円 | 1,710,500円 | 1,633,500円 |
2018年9月3日にムーヴキャンバスに一部改良のマイナーチェンジを実施
ムーヴキャンバスが2018年9月3日にマイナーチェンジ(一部改良)を行い発売しました。
グレード体系を見直し、全てのグレードでスマートアシスト3を装備すること、また最上級グレードのX SA3にはパワースライドアやスライドドアイージークローザーを追加しています。
2018年のマイナーチェンジに合わせて燃費表示が今までのJC08モード+WLTCモードの表記に対応しています。
2018年にマイナーチェンジしグレード体系を見直した新型ムーヴキャンバスの販売価格は1,252,800円から
スマートアシスト3を搭載した新型ムーヴキャンバスは、グレード体系の設定を見直しました。全てのグレードにスマートアシストが装備され(SA3)、パワーモードとエコモードをワンタッチで切り替えられる「Dassist切り替えステアリングスイッチ」を標準装備した新グレード「ブラックインテリアリミテッド」を追加しました。
2WD | 4WD | |
---|---|---|
L SA3 | 1,276,000円~ | 1,402,500円~ |
X SA3 | 1,430,000円~ | 1,556,500円~ |
G SA3 | 1,518,000円~ | 1,644,500円~ |
X ブラックインテリアリミテッド SA3 | 1,507,000円~ | 1,633,500円~ |
G ブラックインテリアリミテッド SA3 | 1,584,000円~ | 1,710,500円~ |
X メイクアップリミテッド SA3 | 1,507,000円~ | 1,633,500円~ |
G メイクアップリミテッド SA3 | 1,584,000円~ | 1,710,500円~ |
燃費表示にWLTCモード燃費を記載しより正確な燃費情報を取得
新型ムーヴキャンバスの緒元に、今までのJC08モード燃費と海外で主流の「市街地モード」「郊外モード」「高速道路モード」からなるWLTCモード燃費が併記されました。
WLTCモード燃費は2018年10月から表記が義務付けられ、2020年からはWLTCモード燃費のみの表記に切り替わります。
今まで日本で主流だったJC08モード燃費よりも正確な値を示すことができるとされている燃費情報が新型ムーヴキャンバスにいち早く導入されたことになります。
ムーヴキャンバスの燃料消費率 | 2WD | 4WD |
---|---|---|
JC08モード燃費 | 28.6km/L | 27.4km/L |
WLTCモード燃費 | 20.6km/L | 19.6km/L |
WLTCモード燃費 市街地モード | 17.6km/L | 17.4km/L |
WLTCモード燃費 郊外モード | 22.6km/L | 21.2km/L |
WLTCモード燃費 高速道路モード | 21.6km/L | 20.3km/L |
ムーヴキャンバスの2017年9月11日に行われたにマイナーチェンジ内容
2016年に初代が発売されたムーヴキャンバスが2017年9月11日に、一部改良のマイナーチェンジを行いスマートアシスト3の搭載、一部グレードの見直しが行われました!
ムーヴキャンバスは、ワゴンRのライバル車であるムーヴの派生モデルで、シリーズ初のスライドドアを搭載した車です。ツートンカラーでどこかレトロな雰囲気があるムーヴキャンバスは、女性を中心に人気がある車です。
サーフボードをキャリアで乗せてビーチを走るのが似合いそうなムーヴキャンバスの2017年のマイナーチェンジ内容、見直されたグレードを紹介します。
2017年のマイナーチェンジでムーヴキャンバスのスマートアシストがグレードアップ
スマートアシスト3は、ステレオカメラとソナーセンサーを用いて車の周囲をモニターし、車だけではなく歩行者にも対応した警報・自動ブレーキを搭載した安全システムです。スマートアシスト3に装備されている内容は以下の通りになります。
スマートアシスト3の搭載装備
- 衝突警報機能
- 衝突回避支援ブレーキ機能
- 車線逸脱警報機能
- 前方・後方誤発進抑制制御機能
- 先行車発進お知らせ機能
- オートハイビーム機能
新型ムーヴキャンバスに搭載されたスマートアシスト3には、車両に対しては約4km/hから80km/hで、歩行者に対しては約4km/hから50km/hの間で緊急ブレーキが作動するシステムです。いきなりブレーキが作動するのではなく、車両では約4km/hから100km/h、歩行者では約4km/hから50km/hの速度で走行中に衝突警報機能が危険を知らせてくれます。
車線逸脱警報では、約60km/h以上で走行中にステレオカメラが車線を検知して車線をはみ出しそうになると警報を発します。車線変更時などウインカーが作動している時は警報を発しません。
誤発進抑制制御機能は、前方だけではなく後方にも作動します。前方約4メートル以内に壁やコンビニなどの障害物がある時にDレンジのままアクセルをグッと踏み込んだ場合、エンジン出力を抑制して急発進を防ぎます。
また、後方でも同様に後ろ約2~3メートル先に障害物があるとソナーが認識している場合、Rレンジのままアクセルを踏み込んだ時にエンジン出力を抑えて車止めを乗り越えることを防いでくれます。
先行車発進お知らせ機能は、前方の車が3メートル以上進んでいても自分はブレーキを踏んだまま動かない時に、ブザーで発進したことを教えてくれる機能です。
夜間走行時、約25km/h以上の速度で走行中に前方に先行車や対向車がいないと判断した際、自動的にハイビームに切り替えてくれる機能で、先行車のテールランプ、対向車のヘッドライトを検知した場合はロービームへと自動で切り替えてくれます。
ベースグレードの「L」には、スマートアシスト3が搭載されていない点に注意が必要です。エンジンはすべて自然吸気モデルで、ターボなどの過給機はついていません。
2WDと同じく「L」グレードでは、スマートアシスト3が搭載されていません。4WDモデルでは、ヒーテッドドアミラーが標準装備になり、雪がついてもドアミラーが温まる仕様になっているので走行中でも溶かすことができます。他にも後部座席にヒーターの暖かい風を届けられるよう、リヤヒーターダクトが標準装備になっていて、寒冷地仕様は、2WD・4WDモデルどちらも標準装備になっています。
スマートアシスト3を搭載したのはムーヴキャンバスで4車種目
安全装備であるスマートアシスト3を搭載した車種はタント、ミライース、ムーヴに続きムーヴキャンバスで4車種目となり車両だけではなく歩行者も検知できるスマートアシスト3を搭載した車種が続々と増えています。
2018年8月の時点では売れ筋のキャストシリーズ、ウェイクの2車種はスマートアシスト3を搭載しているので、その他の車種も今後のマイナーチェンジや一部改良で安全装備のスマアシ3を搭載するでしょう。
ハイト系トールワゴンのウェイクや女性に人気のキャストスタイルなどに安全装備のスマアシ3が搭載されてます。傾向として人気車種から搭載されていますが、今後はモデルチェンジのタイミングでその他の車種にも標準装備されていくでしょう。
暮らしの可能性を広げるムーヴキャンバスのモデルチェンジ遍歴
ムーヴキャンバスはダイハツが販売する軽トールワゴンです。若年女性をターゲットにしており、デザイン性と機能性が充実しているモデルです。
ムーヴキャンバス 初代 LA800/810S(2016年~2022年)
2016年9月、「できるミニバス」をキャッチフレーズに、初代ムーヴキャンバスがデビューしました。グレード体系は廉価グレードの「L」、普及グレードの「X」、上級グレードの「G」の3グレードです。
2017年9月、一部改良で「スマートアシストⅡ」から「スマートアシストⅢ」に。「X ” SA Ⅲ”」に統合され、「X」が廃止になりました。
2018年8月、一部改良でグレードの見直しと、新しい装備の追加などが実施されました。
2019年4月、特別仕様車「ホワイトアクセントリミテッド SA Ⅲ」「ブラックアクセントリミテッド SA Ⅲ」を発売しました。
2020年12月、特別仕様車「G "メイクアップVS SA III"」「G "ホワイトアクセントVS SA III"」、「G "ブラックインテリアVS SA III"」「G "ブラックアクセントVS SA III"」を発売しました。
2022年7月、2代目と入れ替わりのため、販売を終了しました。
ムーヴキャンバス 2代目 LA850/860S型(2022年~)
2022年7月、フルモデルチェンジで2代目ムーヴキャンバスになりました。「ストライプス」と「セオリー」の2タイプに、「X」「G」「Gターボ」のグレードが用意されました。
ムーヴキャンバスのモデル | 販売年表 |
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初代 LA800/810S | 2016年~2022年 |
2代目 LA850/860S型 | 2022年~ |
ムーヴキャンバスは女性を中心に売れている車
ムーヴキャンバスは若い女性をターゲットに最近のライフスタイルを考えられて作られた車で、見事ヒットし売上を伸ばしています。90年代2000年代ではクラシック調のミラジーノが人気だったこともあり、ムーヴキャンバスのヒットから最近でもクラシックなスタイルは人気を得ることが分かります。
スマートアシスト2からスマートアシスト3へと進化し、車両だけではなく歩行者も対応した新型ムーヴキャンバスは、より安心して乗ることができるオシャレな1台です。