マツダCX-3の内装を「XD」「XD プロアクティブ」「XD Lパッケージ」などグレード別に紹介
マツダが販売するコンパクトクロスオーバーSUVであるCX-3は、2016年にマイナーチェンジしステアリングデザインの変更などにより、さらにスタイリッシュなデザインになりました。
2017年夏にはガソリンモデルを追加したCX-3は、マツダSUVの中でも1番コンパクトなサイズ感で、街乗りはもちろん峠のワインディングロードもキビキビと走ってくれます。
CX-3の注目すべきポイントは、オシャレなエクステリアだけではなく、グレードによって様々に表情を変えるインテリアにもあります。
CX-3のベースグレードXDはクロス地を使った優しい印象の内装
XDのインテリアは、クロス地を使ったシートと白ステッチが使われていて、黒と灰色を基調としたカラーリングです。XDはベースグレードですが、ステアリング・シフトノブ・パーキングブレーキレバーにそれぞれ本革が使われていて、とても高級感があります。
フロントのドアアームレストには合皮が使われていて、ウィンドウスイッチ付近のカーボンルックも美しいです。
AT車のシフトノブにはブーツが装備されていて、ドライブレンジにはマニュアルモードも搭載されています。トランスミッションは6速ATで、ディーゼルターボの力強い走りをオートマ車でも実感できます。
CX-3の上級グレードXDプロアクティブ(XD PROACTIVE)は合皮を使ったスポーティな内装が魅力
上級グレードのXD PROACTIVEでは、合皮を使ったシート地が使われていて、赤ステッチが使われています。ベースグレードのXDでは黒基調だったドアアームレストやニーパッドが赤色に変更されています。メーターフードトリムにも合皮が使われていて、細かいところにも気遣いを感じられる作りです。
腰があたる背もたれの部分には、クロス地のダークグレーが使用され、肩があたる背もたれやサイドにはブラックの合皮が使われています。通気性のいいクロス地と高級感のある合皮のコンビシートなので、快適性とラグジュアリー感が両立しているコスパのいいシートです。
また、メーカーオプションで「運転席パワーシート」と「フロントシートヒーター」が装備できるので、さらに快適性が増します。
他にも、標準装備では6スピーカー(ドアスピーカー4+ツィーター2)を装備していますが、メーカーオプションで7スピーカー(ベースボックスの追加)への変更、BOSEサウンドシステムの装備など、オーディオ関連のオプションも充実しています。
CX-3の最上級グレードXD Lパッケージ(XD L Package)はブラックやホワイトの本革がかっこいい
最上級グレードのXD Lパッケージでは、ホワイトの本革を使用していてXD PROACTIVEよりも高級感があるデザインです。ドアを開けた瞬間ニーパッド明るい印象を受ける室内は、とても満足感があります。
シートの本革以外の部分は、ラックススエードと呼ばれる素材が使われていて、とても手触りが良いコンビシートです。
ホワイトの他にも、ブラックレザーも用意されていて、シックで落ち着いた雰囲気が好みの方は、こちらのデザインがグッと来ると思います。ドアアームレストやニーパッドの赤色が映える黒×赤の計算しつくされた配色です。
最上級グレードのXD L Packageだけに許されたシフトブーツの赤ラインは、見ているだけで所有欲を満たしてくれます。
CX-3の特別仕様車XDノーブルブラウン(XD NobleBrown)の内装はブラウンのナッパレザーが特徴的
特別仕様車のXD Noble Brownは、最上級グレードのXD Lパッケージをベースにした車で、白・黒だった本革シートが茶色でナッパレザーに変更されているほか、インパネ・ドアトリム・ドアアームレストにブラウンの合皮が使われていたり、メーターリングの加飾、ニーパッドのカラーがグレーに変更されています。
AT車のシフトノブは、パネルやシフトリングにマット色やサテンクロームメッキの加飾が施されています。CX-3の特別仕様車Noble Brownは、至るところにおもてなしの気持ちを散りばめた特別な車です。
CX-3のコクピット周りはドライバー視点に立ち工夫されたデザイン
CX-3だけではなく、マツダの車にはドライバーのことを考えた車づくりをしています。ドライビングポジションが自然な態勢になるようにペダルを設計していたり、速度情報やナビの行先を前方から視線を逸らさず確認できるヘッドアップディスプレイなど、多岐にわたります。
メーターには、高コントラストで視認性がいいディスプレイを採用し、昼間でも見やすい自発光式のメーターを採用しています。ベースグレードのXDでは、真ん中にスピードメーターが配置されていますが、その他のグレードは、タコメーターが配置され、隅っこにスピードが表示されています。
CX-3のアクセルペダルは、他の自動車メーカーでは上級車種にしか装備しないオルガン式を採用していて、コントロールしやすい設計になっています。
CX-3の内装はエクステリアと同様に美しい
CX-3は、流線的で美しいエクステリアと同様に、内装でも至るところに気を遣ったデザインです。特に必要最低限の装備になりがちなベースグレードでも、本革巻きステアリング、シフトノブ、パーキングブレーキレバーを使っているところは、素晴らしいと感じます。
ラインナップも「2WD・4WD」、「AT・MT」と4種類揃っているので、ユーザー側にも選ぶ楽しみがあります。2017年の夏には、ディーゼルエンジンだけではなくガソリンエンジンも追加されたCX-3から目が離せません。