ボンゴブローニイバンの内装をコックピットやシートデザイン・安全装備など
1983年に登場し、2010年に生産終了したマツダ・ボンゴブローニイバンが、トヨタ・ハイエースのOEM車としてフルモデルチェンジして2019年5月より復活します。3代目となるボンゴブローニイバンには、エントリーモデルの「DX」と上級グレードにあたる「GL」がラインナップしています。
DXとGLの2グレードでの違いに注目しながら、マツダボンゴブローニイバンの内装を解説します。シートやコックピット内の装備、ラゲッジルーム、安全装備をメインに掘り下げます。
マツダ・ボンゴブローニイバンのコックピットは機能的で使いやすさを重視した設計
マツダ・ボンゴブローニイバンは「男の仕事場」をイメージさせるツール感あふれるコックピットを有しています。DXとGLでグレード間におけるデザインの違いはほぼなく、黒の内装色にシルバーの加飾を配したシンプルなデザインです。4本スポークステアリングホイールはベゼル付きでドライバーの手に馴染む作りとなっています。
ボンゴブローニイバンに搭載される3眼メーターはハイコントラストで見やすいデザインです。スピードメーターの下部に配置されるマルチインフォメーションディスプレイは、燃費情報や外気温など多彩な情報をドライバーにわかりやすく提供します。メーター・マルチインフォメーションディスプレイともにメッキリングによる加飾が施されており、高級感あふれるビジュアルです。
マツダボンゴブローニイバンにはラジオと2スピーカー、マニュアルエアコンを標準装備しています。マニュアルエアコンはダイヤル式なので操作性に優れています。
リアクーラーはボンゴブローニイバンGLに、リアヒーターはボンゴブローニイバンの4WD全車に標準装備される機能です。リアヒーターは2WD車にもメーカーオプション扱いで装着できます。
3代目ボンゴブローニイバンのシートデザインは汚れが目立ちにくいグレーのジャージ素材を採用
ボンゴブローニイバンのシート素材には通気性のよいジャージ生地を採用しています。グレーカラーなので汚れが目立ちにくいのもポイント。運転席と助手席の間はウォークスルーとなっており、助手席側から運転席へのアクセスも可能です。
Mazdaボンゴブローニイバンのラゲッジルームは広々としていて車中泊もOK!
3代目ボンゴブローニイバンの荷室スペースは開口幅・開口幅ともに大きく開くため積載性に優れています。フロア地上高も低床設計となっており、重い荷物も載せやすくなっています。
バックドアの天井にはルームランプが設置されていて、夜間の荷物の積み下ろし中も車内を明るく照らしてくれます。
ボンゴブローニイバンのリアサイドにはスライドドアを採用することで高い乗降性・積載性を実現。スライドドア全開ストッパーを搭載しているため作業もスムーズに行えます。
マツダ・ボンゴブローニイバンのリアシートは固定具なしでコンパクトに折りたたみが可能です。荷物の形状や乗車人数によってシートアレンジを工夫できます。
また、ボンゴブローニイバンの車内はフラットな床面のため、車中泊用にカスタムするのもありでしょう。
マツダ・ボンゴブローニイバンには気の利いた収納ポイントがいくつも設置されています。小物や書類、ドリンクなどをスマートに収納できます。
ボンゴブローニイバンはセーフティ・サポートカーに認定
生まれ変わったボンゴブローニイバンは先代モデルと比べて安全装備も大幅にパワーアップしています。3代目ボンゴブローニイバンには以下のセーフティシステムが標準装備されています。
- 衝突回避支援パッケージ(プリクラッシュセーフティシステム/レーンディパーチャーアラート/オートマチックハイビーム)
- ダイナミック・スタビリティ・コントロールシステム/トラクション・コントロール
- 4輪アンチロック・ブレーキ・システム(4W-ABS)/電子制御制動力配分システム(EBD)+ブレーキアシスト
- ヒルスタートアシストコントロール
衝突回避支援パッケージは3つの先進安全システムをパッケージ化したもので、ミリ波レーダー+単眼カメラ方式のプリクラッシュセーフティシステム、レーンディパーチャーアラート(車線逸脱警報)、速度およそ30km/h以上で作動するオートマチックハイビームが搭載されます。
その他、ボンゴブローニイバンでの走行時の安全を支援するシステムとして、横滑りを防ぐダイナミック・スタビリティ・コントロールシステム、4輪アンチロック・ブレーキ・システム(4W-ABS)/電子制御制動力配分システム(EBD)+ブレーキアシスト、坂道でのずり落ちを防止するヒルスタートアシストコントロールも標準装備となります。
また、セキュリティシステムも充実しています。国土交通省認可品のイモビライザー/オートアラーム、電波式キーレスエントリーシステムも標準装備されます。
マツダ ボンゴブローニイバンの内装はヘビーデューティな作りで働く人から遊ぶ人まで支持
2019年に3代目へとフルモデルチェンジしたボンゴブローニイバンは、ビジネスシーンでの活躍はもちろん、趣味にいそしむ人にもピッタリの車です。
広い車内スペースでは車中泊も十分に可能なため、今後アウトドア好きなドライバーからの支持も高まるでしょう。キャンピングカーのように内装を自作で改造したり、OEM元であるハイエース用のアクセサリーを組み合わせたりと様々なカスタムが楽しめるのも魅力です。
また、ボンゴブローニイバンは、衝突回避支援パッケージや走行時の安全対策としてダイナミック・スタビリティ・コントロールシステムやヒルスタートアシストコントロールなどの安全システムを標準装備しています。従来型よりもハイレベルな安全性能を有するボンゴブローニイバンは、今後多くのドライバーの生活を支えていくでしょう。