エスティマの維持費をHVとV6で比較

トヨタ新型エスティマの維持費をHVとV6エンジンで徹底比較

エスティマの維持費をハイブリッドエンジンと3.5リットルV6エンジンで比較しました!ランニングコストは、年間11万円ほどの差がありハイブリッドエンジンのほうが安くなりますが、V6エンジンのほうがパワーもありフル乗員しても余裕のある走りができます。

トヨタ新型エスティマの維持費をHVとV6エンジンで徹底比較

トヨタ・エスティマの年間維持費と内訳

トヨタが販売する上級ミニバンのエスティマは、1990年に初代が販売されて以降「天才タマゴ」の愛称で子供がいる家族に愛されてきた7~8人乗りのミニバンです。

2006年に3代目へとモデルチェンジし、2016年6月には3度目のビッグマイナーチェンジを行って今もなお販売を続けているロングセラーモデルです。そこで、家族が増えてきて現在乗っている車では手狭だと感じエスティマの購入を考えている方へ、「現行の2.4ハイブリッドモデル」と「3代目マイナーチェンジ前の3.5リットルガソリン4WDモデル」の維持費をそれぞれ算出し、まとめました!

今回は、「同い年の30歳夫婦、子供2人、駐車場付き持ち家のケース」で計算しています。エスティマの年間維持費を参考に、月極駐車場代を計算に入れるなど自分たちに合わせて試算してみてください。

トヨタのエスティマは、ロングセラーの上級ミニバン

現行エスティマのエクステリア

※現行のエスティマ2.4リットルハイブリッド

マイナーチェンジ前のエスティマのエクステリア

※マイナーチェンジ前のエスティマ3.5リットルガソリンモデル

2017年現在販売されている現行のエスティマは、3代目にあたるモデルで2016年にビッグマイナーチェンジを行い大幅なフェイスリフトを行いました。

モデルチェンジに伴い、3.5リットルV6エンジンは廃止されて2.4リットルのガソリンとハイブリッドエンジンがラインナップしています。ヘッドライトは、LEDのBi-beamヘッドライトを装備しスッキリとしたフェイスラインになり、より天才タマゴらしくつるっとしたデザインに変更されています。

2019年~2020年にはPHVモデルも発表されると噂されているエスティマは、これからの進化にも期待できる1台です。

エスティマ・ハイブリッド AERAS E-Four 諸元
全長 4,820mm
全幅 1,810mm
全高 1,760mm
ホイールベース 2,950mm
最小回転半径 5.7m
燃費 18.0km/L
燃料 レギュラーガソリン
乗車定員 7~8人
車両重量 1,970kg
エンジン 2AZ-FXE
総排気量 2,362cc
メーカー希望小売価格 4,352,400円
エスティマG 3.5 4WD 諸元
全長 4,795mm
全幅 1,800mm
全高 1,760mm
ホイールベース 2,950mm
最小回転半径 5.7m
燃費 9.1km/L
燃料 ハイオクガソリン
乗車定員 7~8人
車両重量 1,900kg
エンジン 2GR-FE
総排気量 3,456cc
メーカー希望小売価格 終売(中古車のみ)

エスティマ・ハイブリッドの維持費は34万円、3.5Gの維持費は45万円

街中を走る新型エスティマ

エスティマ・ハイブリッドと3.5Gの年間維持費の差は114,940円になり、ハイブリッドエンジンのほうが安くなりました。差が生まれた原因は、年間の自動車税と燃費の違いにあります。

エスティマ・ハイブリッドの月間積立額は28,142円で、必ずかかる燃料代・任意保険料だけを払うなら15,778円になります。また、3.5Gの月間積立額は37,720円で、燃料代・保険料を払う時は24,273円になります。

燃費で選ぶなら現行のハイブリッドモデル、7~8人フル乗車しても余裕のあるパワーで目的地までのドライブを楽しみたいなら3.5Gがおすすめです。

自動車税 45,000円(58,000円)
燃料代 83,280円(178,100円)
駐車場代 0円
車検代 37,365円
任意保険料 106,060円(113,180円)
諸経費 66,000円
合計金額 337,705円(452,645円)

※()内は3.5Gの金額

自動車税45,000円の内訳

車を所有している人なら毎年払う必要がある税金が自動車税で、5月頃に支払いの書類が送られてきます。自動車税の金額は、車の排気量によって決められていて、ハイブリッドは2,362ccなので45,000円、3.5Gは3,456ccなので58,000円になります。

ここでの差額は、3.5Gのほうが13,000円高くなる結果となりました。

車の分類 総排気量 税額
自家用車 1L以下 29,500円
1L超~1.5L以下 34,500円
1.5L超~2.0L以下 39,500円
2.0L超~2.5L以下 45,000円
2.5L超~3.0L以下 51,000円
3.0L超~3.5L以下 58,000円
3.5L超~4.0L以下 66,500円
4.0L超~4.5L以下 76,500円
4.5L超~6.0L以下 88,000円
6.0L超~ 111,000円

燃料代83,280円の内訳

ガソリンスタンドで給油する男性

年間の燃料代は、「年間走行距離」「車の実燃費」「燃料の値段」の3つが分かれば概算額が算出できます。ファミリーカーであるエスティマを通勤・買い物・レジャーに使用したとすると、年間でおよそ10,000km走行することになります。

年間走行距離の目安

通勤・通学(往復30km×120日×=3,600km)
週1度のお買い物(往復30km×52週=1,560km)
月1度のレジャー(往復400km×12回=4,800km)
・3,600km+1,560km+4,800km=9,960km

また、エスティマ・ハイブリッドのカタログ燃費は、18.0km/Lで、3.5Gのカタログ燃費は9.1km/Lです。実燃費はカタログ燃費の2割ほどの数値と一般的に言われているので、それぞれ14.4km/L、7.3km/Lで計算していきます。

エスティマ・ハイブリッドの燃料代

10,000km÷14.4km/L=694リットル
694リットル×120円=83,280円

エスティマ3.5Gの燃料代

10,000km÷7.3km/L=1,370リットル
1,370リットル×130円=178,100円

レギュラーガソリンの値段を120円、ハイオクガソリンの値段を130円としてそれぞれ計算すると、ハイブリッドでは83,280円、3.5Gでは178,100円のガソリン代が年間でかかってきます。

ガソリン代の差額は、94,820円になりました。

駐車場代0円の内訳

住宅街にある広大な駐車場

年間の駐車場代は、持ち家に駐車スペースがあるので年間0円とします。もし、駐車場がない場合は、地域によって相場は異なりますが、月に1万~3万、年間で12万~36万円の駐車場代がかかります。

  • 東京(23区)の相場:30,000円
  • 大阪市の相場:25,000円
  • 横浜市の相場:17,000円
  • 名古屋市の相場:11,000円
  • 福岡市の相場:11,000円
  • 札幌市の相場:10,000円

日本全国の主要都市の相場は、上記の通りです。自分の住んでいる地域に合わせて月極駐車場代を計算してみてください。

車検代37,365円の内訳

車検は、公道を走らせる車なら必ず受けなければならないもので、2年に1度の期限でやってきます。車検代には、必ずかかる「法定費用」のほかに、「整備代」や「サービス料」がかかる場合があります。

ここでは、トヨタディーラーに車検を依頼して車検の他にオイル交換を実施したパターンで計算していきます。法定費用は「重量税:32,800円」「自賠責保険:25,830円」「印紙代:1,100円」の合計で59,730円、整備代は「オイル交換の5,000円」、ディーラーに車検を依頼した「代行料10,000円」を計上し、すべての合計は74,730円になりました。

車検は2年に1度のペースでやってくるので、1年間の積立額は37,365円になります。

●重量税

車検の時に払う必要がある重量税は、車両重量によって金額が決まっています。エスティマ・ハイブリッドの車両重量は1,970kgで、3.5Gは1,900kgですので、どちらとも1,501kg以上2,000kg以下の32,800円になります。

車両重量 重量税
~500kg以下 8,200円
~1,000kg以下 16,400円
~1,500kg以下 24,600円
~2,000kg以下 32,800円
~2,500kg以下 41,000円
~3,000kg以下 49,200円

※車を登録してから、13年、18年が経過すると、重量税が加算されます。
※エコカー減免制度が適用される車であれば、税額が免除、及び一定割合減免されます。

●自賠責保険料(離島・沖縄を除く)

自賠責保険は、公道を走らせる際に必要な強制保険で、車検の期間に合わせて24ヶ月の25,830円を払うのが一般的です。

車種 保険期間 金額
普通自動車 37ヵ月 36,780円
36ヵ月 35,950円
25ヵ月 26,680円
24ヵ月 25,830円
13ヵ月 16,380円
12ヵ月 15,520円
1ヵ月 5,870円

※新車を購入した場合は、自賠責保険は37ヶ月加入となります。

任意保険料106,060円の内訳

正面衝突の事故を起こした車

任意保険料は、車検の時に加入する自賠責保険ではカバーしきれない損害を補償してくれる自動車保険で、補償する人の年齢、補償範囲、車両保険の有無などによって大きく値段が変わります。そこで今回は、以下の条件で年間の任意保険料を算出していますので、参考にしてください。

  • ゴールド免許保有
  • 対人・対物無制限の補償
  • 補償する年齢は30歳以上
  • 年間走行距離11,000km以下
  • 加入者と同居の配偶者を補償
  • 車両保険をつける

エスティマ・ハイブリッドの任意保険料

車両保険あり:106,060円
車両保険なし:43,340円

エスティマ3.5Gの任意保険料

車両保険あり:113,180円
車両保険なし:44,660円

同じエスティマでも、排気量やモデルの違いによって数千円の違いがありました。ほぼ違いはありませんので、気にしなくてもいい金額だと感じます。

諸経費66,000円の内訳

新しいエンジンオイルを入れられた車

諸経費とは、日々走るごとに消耗するエンジンオイル、タイヤを交換するメンテナンス費用のことをいいます。オイル交換は両エンジンとも半年に1回のペースでフィルター交換をしても2万円以内で済みます。

エスティマ・ハイブリッド/3.5Gの新品タイヤ交換費用

タイヤサイズ:215/60R17
夏タイヤ:6万円(エコピアNH100RV)
冬タイヤ:7万2千円(ブリヂストンVRX)
合計:132,000円(1年で44,000円)

新品タイヤ交換を3年に1度、ブリヂストンタイヤを選択した時の諸経費は、ハイブリッドも3.5Gも同じタイヤサイズなので132,000円になり、1年間の積立額は44,000円になりました。

燃費のハイブリッド、フル乗車でも余裕のV6エンジン

燃費が良く自動車税も安いハイブリッドエンジンの現行エスティマのほうがランニングコストも年間11万5千円ほど安くなりますが、ハイブリッドモデルの最高出力が150PSに対し、3.5Gのほうは280PSと、約2倍のパワー差があります。

7~8人乗員した時には加速の際に、ハイブリッドエンジンのほうは「もっとパワーが欲しい」と感じることが多くなる場面がありますが、その気持ちに応えてくれるのがV6エンジンを搭載した3.5Gのエスティマで、フル乗員でも余裕がある走りをしてくれます。

6人以上で出かける機会が多いのならV6エンジンを搭載したエスティマを、年間のランニングコストを出来るだけ抑えたいのならハイブリッドエンジンを装備したエスティマを選ぶと後悔することが少なくなると思います。

状況に合わせて購入したいモデルを考えることで、「やっぱりあのモデルを買っておけば良かった」と、ガッカリすることが少なくなります。