ピクシスメガとウェイクの違い

ピクシスメガとウェイクの違いを比較!値段・ボディサイズ・性能等のスペック差は?

ピクシスメガとウェイクの違いをグレード構成・値段・ボディサイズ・エクステリア・インテリア等のスペックをもとに徹底調査!トヨタ・ピクシスメガはダイハツ・ウェイクのOEM車です。基本設計やデザイン、装備差などはある?

ピクシスメガとウェイクの違いをデザイン・ボディサイズ・値段設定など

ピクシスメガとウェイクは、販売元はそれぞれ違いますが、どちらも同じ軽トールワゴンです。見た目も中身も非常に似ているため、「ピクシスメガやウェイクが気になっているけど、どちらを買えばいいのか悩んでいる」「ピクシスメガとウェイクの違いって何?」という方も多いのではないでしょうか。

ここではピクシスメガとウェイクの2車種のエクステリア・インテリア・販売価格・走行性能・リセールバリューなどを比較してまとめていきます。

トヨタ・ピクシスメガは2015年からダイハツ・ウェイクのOEM車種として販売る

ピクシスメガは、子会社であるダイハツからOEM供給を受けてトヨタが2015年から販売しているモデルです。ピクシスメガのOEM元となるウェイクは「ドデカク使おう。」というインパクトのあるキャッチフレーズを掲げて2014年より大々的に売り出されています。

トヨタの軽乗用車のピクシスシリーズは、ピクシスメガ以外にピクシススペース(ダイハツ・コンテのOEMで現在は販売終了している)・ピクシスエポック(ダイハツ・ミライースのOEM)・ピクシスジョイ(ダイハツ・キャストのOEM)が存在します。

軽商用車には、ダイハツ・ハイゼットトラックとダイハツ・ハイゼットカーゴのOEMとしてトヨタ・ピクシストラックとトヨタ・ピクシスバンもラインナップしています。

トヨタ・ピクシスメガとダイハツ・ウェイクのグレード構成・値段を比較

トヨタ・ピクシスメガとダイハツ・ウェイクのグレード構成はGターボ “SA 3”・Gターボ “SA 3” レジャーエディション“SA 3”・ L “SA 3”・ L “SA 3” レジャーエディション“SA 3”・ D・D ”SA 3”の全部で6モデルが展開しています。

ピクシスメガとウェイクのグレード構成と価格帯
グレード名 販売価格
Gターボ “SA 3” 1,674,000円~
Gターボ “SA 3” レジャーエディション“SA 3” 1,717,200円~
L “SA 3” 1,555,200円~
L “SA 3” レジャーエディション“SA 3” 1,598,400円~
D 1,350,000円~
D ”SA 3” 1,414,800円~

OEM車種の場合、グレード構成が供給元のモデルと異なるケースも少なくありません。しかし、ピクシスメガとウェイクはグレード名から価格帯まで全て同じです。

トヨタ・ピクシスメガとダイハツ・ウェイクのエクステリア上の違いはどこ?

上がトヨタ・ピクシスメガ、下がダイハツ・ウェイクのエクステリア

上から順にトヨタ・ピクシスメガ、ダイハツ・ウェイクの外装の画像です。この2モデルの外観上における違いはありません。あえて唯一の違いを挙げるとするならエンブレムのみが異なります。

ボディカラーのバリエーションもモノトーンカラーが9色、2トーンカラーが5色というラインナップです。全14色のうち、パールホワイト3とプラムブラウンクリスタルマイカ、2トーンカラーはメーカーオプションで選択できます。

順にGターボ “SA 3” レジャーエディション“SA 3”、Gターボ “SA 3” レジャーエディション“SA 3”、L “SA 3”とL “SA 3” レジャーエディション“SA 3”、DとD ”SA 3”のホイール

それぞれのグレードに装備されるホイールのデザインや素材も同じです。Gターボ “SA 3” レジャーエディション“SA 3”には15インチアルミホイール、Gターボ “SA 3” レジャーエディション“SA 3”は専用デザインの14インチアルミホイール、L “SA 3”とL “SA 3” レジャーエディション“SA 3”には14インチアルミホイール、DとD ”SA 3”には14インチのスチールホイールが設定されています。

トヨタ・ピクシスメガとダイハツ・ウェイクはインテリアデザインも一緒でステアリング中央のエンブレムのみが違う

ピクシスメガとウェイクは基本的な内装カラー・設計は全く同じ!ステアリングのセンターにデザインされたエンブレムのみが異なる

ピクシスメガとウェイクの内装を見てみると、ステアリングホイールの中央部にあるエンブレムはそれぞれのメーカーのものがデザインされています。しかし、ステアリングエンブレム以外の基本的な装備や設計等は全く同じです。

ピクシスメガもウェイクも撥水性のシート生地を使用しており、レジャーシーンでガシガシ使える

シート生地の素材やデザインも2車とも変わりません。どちらもスポーティなブラックのフルファブリックシートを使用しており、アウトドア派のドライバーに嬉しい撥水加工が施されています。水に濡れた荷物も気にせず積載でき、お手入れもラクラクです。なお、Gターボはハニカムパターンの生地が、LやDにはチェックパターンの生地が設定されます。

トヨタ・ピクシスメガとダイハツ・ウェイクのスペックはグレードと同じで全て変わらない

ピクシスメガもウェイクも乗降性・積載性に配慮した作りで、乗る人全員が使いやすい設計

グレード構成と同様、ピクシスメガとウェイクはボディサイズ・燃費性能・エンジンなどが全て同じです。エンジンは水冷直列3気筒12バルブDOHCを搭載し、安全装備にはスマートアシスト3をDグレード以外の全車に標準装備しています。

車体サイズは全長3,395mm・全幅1,475mm・全高1,835mm・ホイールベース2,455mmとなります。どちらも軽自動車規格としては非常に大きなボディサイズを有しており、その室内空間の広さから車中泊を視野に入れて購入するユーザーも多いモデルです。

フルフラットにしたり助手席をテーブル代わりに使用するなどシートアレンジの自由度が高いピクシスメガとウェイク

収納ポイントは各車フロントシートからリアシートまで至るところに設置されています。荷室も広く、荷物のサイズや乗車人数に応じたシートアレンジによって自転車などの大きな荷物も積載できます。

燃費性能は2WDのターボ車が23.8km/L、ターボ無しのLとDが25.4km/L、4WDのターボ車が23.2km/L、ターボ無しのLが24.6km/Lです。ピクシスメガもウェイクも一見軽自動車とは思えない大きさをしていますが、エンジンの最適化や軽量性を追求することで優れた低燃費を実現しています。

トヨタ・ピクシスメガとダイハツ・ウェイクのスペック
全長(室内長) 3,395mm(2,215mm)
全幅(室内幅) 1,475mm(1,345mm)
全高(室内高) 1,835mm(1,455mm)
ホイールベース 2,455mm
車両重量 990~1,060kg
最低地上高 140mm
乗車定員 4人
燃費性能 23.2~25.4km/L
エンジン 水冷直列3気筒12バルブDOHC
安全装備 スマートアシスト3

トヨタ・ピクシスメガとダイハツ・ウェイクでリセールバリューに違いは出てくるのか

ドライバーとしては車を手放す際のリセールバリューも気になるところでしょう。
トヨタ・ピクシスメガとダイハツ・ウェイクには同じ販売価格が設定されているため、リセールバリューについてもそこまで大きな差は現れないと考えられます。

ただし、全軽自協が集計している2018年度1~12月の乗用車ベスト15では、ウェイクが累計販売台数28,637台(13位)なのに対し、ピクシスメガがその他ピクシスシリーズを含んでの累計25,627台(14位)という結果が出ています。

このように、ウェイクの方がピクシスメガと比べて知名度が高く人気車種であることを加味すると、ウェイクの方がリセールの際に多少高い値段がつけられるケースも予想されます。

ピクシスメガとウェイクの違いはエンブレムのみでスペックも変わらない

トヨタ・ピクシスメガとダイハツ・ウェイクの違いをそれぞれのスペックを元に浮き彫りにしてきましたが、基本的なデザインや設計、ボディカラーのラインナップ等は全て同じです。フロントやステアリングのエンブレムにのみ各メーカーのデザインが採用されていますので、どちらのメーカー・エンブレムが好きかという基準で選んでも問題ないと思われます。

ただし、トヨタ車が好きでピクシスメガと購入するという方は、ピクシスメガには販売元のTOYOTAエンブレムがついていますが、製造元はOEM元のDAIHATSUであるということはしっかり念頭に置いておきましょう。