WRX S4のマイナーチェンジ

WRX S4がマイナーチェンジで盗難対策のモーションセンサーやスリープ機能追加

新型WRX S4のマイナーチェンジ最新情報を紹介します。2019年、2018年のマイナーチェンジの内容、2017年のマイナーチェンジの内容を紹介。エクステリアはフロント周りを刷新、内装はパネル類やスイッチ類にピアノブラック調の加飾を加えています。スバルで初めて搭載するアイサイト ツーリングアシストの標準装備も大きな話題となっています。

WRX S4がマイナーチェンジで盗難対策のモーションセンサーやスリープ機能追加

新型WRX S4が2017年マイナーチェンジでD型へ!最新予防安全技術を搭載

2014年WRX STIと共にスバルから販売開始されたのがスポーツセダンのWRX S4です。
WRXは現在販売されている国産4WDセダンの中でトップクラスの運動性能を持っています。より本格的な走りを求める方はSTI、ライトスポーツで大人の走りを求める方はS4というように、スバルのラインナップの中でも走りを追求したモデルです。

2017年8月7日にマイナーチェンジされた新型WRX S4は運動性能が向上しただけでなく、スバルの安全技術アイサイトが進化して、アイサイト ツーリングアシストを初めて搭載しました。
新型WRX S4の進化を紹介します。

スペシャリティスポーツセダンの凄みを感じるエクステリア

新型WRX S4のフロントビュー

2017年8月7日のマイナーチェンジではフロントグリル、バンパー、フォグランプカバーなど、フロント周りのデザインを刷新しています。

ホイールも新たにデザインされた18インチアルミホイールを装備、スペシャリティスポーツセダンらしい堂々とした凄みを感じるエクステリアへ進化しました。

新型WRX S4のサイドビュー

新型WRX S4のフォグランプ

新型WRX S4の2.0GT EyeSightのホイール2.0GT EyeSightの18インチホイール

新型WRX S4の2.0GT-S EyeSightのホイール2.0GT-S EyeSightの18インチホイール

ヘッドライトやフォグランプにもLEDを採用し夜間の視認性も向上、より安全なドライブを楽しめるようになりました。
また今回のマイナーチェンジではリヤの変化はありません。

エクステリアの変更点

  • ヘッドライト LEDハイ&ロービームランプ
  • LEDフロントフォグランプ
  • フロントグリル
  • フロントバンパー
  • フォグランプ
  • フロントフォグランプカバー
  • 18インチアルミホイール
  • ルーフモールキャリアブラケット

新型WRX S4のボディカラーは6色

ボディカラーは32,400円のオプション設定になる「クリスタルホワイト・パール」や、スバル伝統のブルーカラーを受け継ぐ「WRブルー・パール」を含む全6色が採用されています。
どの色もWRX S4のボディにマッチする素敵なカラーリングとなっています。

  • クリスタルホワイト・パールの新型WRX S4クリスタルホワイト・パール
  • アイスシルバー・メタリックの新型WRX S4アイスシルバー・メタリック
  • ダークグレー・メタリックの新型WRX S4ダークグレー・メタリック
  • クリスタルブラック・シリカの新型WRX S4クリスタルブラック・シリカ
  • ピュアレッドの新型WRX S4ピュアレッド
  • WRブルー・パールの新型WRX S4WRブルー・パール

ナビが大型化して質感が向上したインテリア

新型WRX S4の内装

インストルメントパネルやセンターコンソールなどのパネル類、ドアグリップにあるスイッチ類には艶のあるピアノブラック調ガーニッシュを追加、よりスタイルを引き締めた統一感のあるクールな印象へ生まれ変わりました

新型WRX S4のインパネ

車の燃費や走行距離、外気温など車にかかわる様々な情報を表示するメーター内のマルチファンクションディスプレイは5.9インチへ、道路案内やオーディオ機能を搭載するナビゲーションは最大8インチまで装備できるよう、それぞれサイズアップしています。
ディスプレイの大型化は室内をラグジュアリーに魅せてくれるため、車内の質感は大幅に向上しています。

新型WRX S4のオートビークルホールド

また近年搭載車が増加してきた、信号待ちでブレーキを踏んだ時にその状態を保持してくれるブレーキホールド機能「オートビークルホールド」がWRX S4で初めて搭載されました。

インテリアの変更点

  • インストルメントパネル加飾
  • フロントコンソール
  • センターパネル
  • ドアスイッチパネル
  • ドアグリップ
  • メーターパネル
  • マルチファンクションディスプレイの大型化
  • ナビゲーションの大型化

新型WRX S4の目玉はアイサイト ツーリングアシスト

走りの性能が向上し、エクステリアとインテリアが進化した新型WRX S4のマイナーチェンジの目玉は安全技術「アイサイトツーリングアシスト」の標準装備です。

予防安全技術に定評があるスバルですが、アイサイトへ新たにツーリングアシストを追加、同日にマイナーチェンジしたレヴォーグと共にスバルでは初搭載となります。

ツーリングアシストの機能は従来のアイサイトを強化した安全システムで、0km/h~約120km/hの車速域でアクセル、ブレーキ、ステアリング操作を自動制御します。

アイサイト ツーリングアシストの機能

  • 全車速追従機能付クルーズコントロール(アクセル制御とブレーキ制御)
  • ステアリング制御(区画認識と先行車認識)

アイサイト セイフティプラスのイメージ

また新型WRX S4にはオプションで、アイサイト セイフティプラスを装備できます。購入ユーザーの実に9割がオプション追加している安全技術で、ドライバーの視認範囲を広げ、より安全なドライブを実現するオプション装備です。

アイサイト セイフティプラスの機能

  • スバルリヤビークルディテクション(後方警戒支援システム)
  • 自動防眩ルームミラー付きハイビームアシスト
  • フロント&サイドビューモニター

新型WRX S4のスペックとWRX STIを比較

新型WRX S4のエクステリア新型WRX S4のエクステリア

新型WRX STIのエクステリア新型WRX STIのエクステリア

スバルのスペシャリティスポーツとして誕生したWRXにはS4とSTIがありますが、どのような違いがあるのでしょうか。
本格的レーシングカーに近いWRX STIは専用ブレンボブレーキや専用チューンのサスペンション、専用レカロシートなどを装備するため、普段使いには持て余す方も多いです。

WRX S4はWRX STIとエクステリアの違いはほぼありませんが、乗り心地や使いやすさを求めたスポーツセダンなので、スポーツモデルに初めて乗る方への敷居は低いです。またSTIはミッションがマニュアルなのでオートビークルホールドが採用されていません。

スバルから発表されたWRX S4の販売1ヶ月後の販売台数は目標の2.5倍の1,024台で、ユーザーは待ちに待ったマイナーチェンジだったことがわかります。
新しく生まれ変わったWRX S4のスペックをWRX STIと比較して紹介します。

WRX S4 WRX STI
ミッション 6AT 6MT
全長 4,595mm 4,595mm
全幅 1,795mm 1,795mm
全高 1,475mm 1,475mm
室内長 2,005mm 2,005mm
室内幅 1,490mm 1,490mm
室内高 1,205mm 1,205mm
車両重量 1,540kg 1,490kg
ホイールベース 2,650mm 2,650mm
最低地上高 135mm 140mm
最小回転半径 5.5m 5.6m
総排気量 1.998L 1.994L
最高出力 221kW(300PS)/5,600rpm 227kW(308PS)/6,400rpm
最大トルク 400Nm(40.8kgm)/2,000-4,800rpm 422Nm(43.0kgm)/4,400rpm
ボディカラー 6色 6色
JC08モード燃費 13.2km/L 9.4km/L
乗車定員 5名 5名
価格 3,369,600円~ 3,866,400円~

新型WRX S4は大人のライトスポーツセダン

スバル WRX S4

ハイパフォーマンススポーツのWRX STIはスパルタン過ぎるけど、インプレッサでは少し物足りない、そんな思いをしている方におすすめなのが、ライトスポーツセダンの新型WRX S4です。

ドライバーだけではなく、同乗者にも優しい乗り心地で、いつまでもドライブしていたくなる運動性を持っている楽しい車です。

5人乗りセダンなのでファミリーユースにも対応でき、長い期間乗ることもできます。乗り味、運動性能、使い勝手が良い大人のスポーツセダンを探している方は是非試乗してみてください。