レクサス新型UXの市販車がジュネーブモーターショー2018で世界初公開
スイスのジュネーブモーターショー2018でレクサスのSUV新型UXがワールドプレミアされました。
先に公表されていたコンセプトモデルとは異なるエクステリアで登場しましたが、タフで力強い直線的なボティが魅力的な車に仕上がりました。
直線的で大胆なフォルム、大きく張り出したオーバーフェンダー、直線で結び左右を立体的に見せるリヤコンビネーションランプなど、今までのレクサスにはない革新的なデザインを採用し、ヘッドライトの形状が印象的です。
レクサスから販売されるSUVのNXやRXはポジションランプのアローヘッドが下に配置される所を、新型UXでは上に配置します。
また、ホイールには17インチと18インチのアルミホイールを用意しています。
レクサスUXがアメリカ市場で12月に発売決定 販売価格は32,000ドルで日本円で約3,568,000円
レクサスは2018年9月12日にアメリカ市場(北米市場)で販売する新型UXの発売日・仕様・価格などを発表しました。
ラインナップするグレードはガソリンモデルの「UX200」とハイブリッドモデルの「UX250h」でUX250hには4WDのE-Fourを搭載します。
UX200には2.0L直列4気筒ガソリンエンジンを搭載して最大出力169hp/6600rpm、最大トルク20.9kgm/4800rpmを発揮、UX250hは直噴2.0L直列4気筒ガソリンエンジン+モーターの組み合わせで最高出力175hpを発揮します。
どちらのエンジンも新開発されたものでスムーズで力強い加速が楽しめるでしょう。
今回発表されたアメリカ仕様の新型UXは先に発表された欧州仕様とパワートレイン・安全装備・車載コネクティビティなどは全て共通しています。
欧州仕様車の発売日や価格は発表されていませんが、アメリカ仕様の新型UXは12月発売開始で販売価格は32,000ドルで日本円で約3,568,000円からになっています。
欧州で発売するモデルも日本で発売するモデルも販売価格は近いものになると考えられます。
レクサスUXの欧州仕様を発表 新開発のハイブリッドシステムを採用
先に発表された欧州仕様の新型UX
日本でも発売が決定しているレクサスの新型SUV「UX」の欧州仕様が2018年8月27日に発表されました。欧州モデルにはハイブリッドエンジンとガソリンエンジンの2種類が用意され、ハイブリッドシステムには新開発の2.0L直列4気筒ガソリンエンジンが搭載されます。
またハイブリッドモデルのUX250hにはGA-Cプラットフォーム(トヨタのTNGAプラットフォームのレクサス版)用に開発された4WDシステムの「E-Four」を搭載します。
これは2019年に日本で復活することが決まったRAV4にも搭載予定のハイブリッド4WDシステムなので乗り味や走行性能などが注目されるでしょう。
欧州仕様車のガソリンモデルのUX200のエンジンにも新開発の2.0L直列4気筒のガソリンエンジンを搭載、ダイレクトシフトCVTを組み合わせたシームレスな加速が魅力になっています。
2018年11月27日に発売された日本仕様車でもハイブリッドモデルのUX250hと、ガソリンモデルのUX200が導入されました。
欧州仕様のUXには最新型の「レクサス・セーフティ・システム+」が搭載されLS並みの安全性を備える
新型UXはミリ波レーダーと単眼カメラを使う予防安全システムの「レクサス・セーフティ・システム+」の最新版を搭載します。これはレクサスのフラッグシップセダンのLSなどにも搭載されているもので、昼間の歩行者や自転車も検知可能とします。
またクルーズコントロール時の車線逸脱を警告するテーントレーシングアシストやウインカー操作で車線変更を行うレーンチェンジアシスト機能を含む「レクサスCoDrive」を搭載し自動運転支援技術もLSと同様のものになっています。
スマートフォン感覚で操作できる最新の車載コネクティビティを搭載
UXにはタップやフリックなどスマートフォンに慣れたユーザーが日常的に使う動作で、必要な情報にアクセスし操作できる「レクサス・リモートタッチ・インターフェース」を採用しています。
操作された情報を表示するのは標準装備する7インチEMV(エレクトロ・マルチ・ビジョン)の画面上で、同時にオプション設定されるヘッドアップディスプレイ(HUD)にも表示されます。
オプション設定のレクサスナビゲーションを選択すると7インチの画面が10.25インチまで拡大するのでさらに視認性が良くなります。
また、「レクサス・リモートタッチ・インターフェース」を操作するタッチパッドの下には車内の空調や道路案内のナビゲーションへ簡単にアクセスできるようになっています。
後席に乗る方用にスマートフォンやタブレット、ゲーム機などを充電するUSBポートも備えるなど新型UXはユーザーファーストのSUVになっています。
レクサスUX「UX250h コンセプト」をペブルビーチ2018で世界初公開
2018年発売した新型UXカスタマイズモデル「UX250h コンセプト」が2018年8月24日から行われるペブルビーチ2018で世界初公開しました。
このコンセプトカーはNIAオートデザインが制作したエアロキットを装着したフルエアロ仕様のコンプリートカーで、ボディカラーにはドイツのオラフォル社が製造するオラカルのカーラッピングフィルムで鮮やかなブルーに仕上がっています。
- UX250h コンセプトはフロントスポイラー・サイドスカート・リヤスポイラーを装着したフルエアロ仕様
- フラットなスタイルでスポーティなシルエット
- ブルーのボディカラーと下回りのブラックがアクセントになっている
- ブルーのボディカラーは立体的なUXに似合うので市販車にも設定してもらいたい
- デュアルマフラーを左右に装備してスポーティな印象のリヤビュー
コンセプトカーで登場した「UX250h コンセプト」ですがペブルビーチ2018で公開するために制作されたワンオフモデルなので、市販化されるかどうかは明言されていません。しかし今後の要望次第では「UX250h コンセプト」のフルエアロキットなどが登場する可能性もあるでしょう。
レクサスUXのユーザーの口コミ
先週辺りからレクサスUXがどんどん公道テストで発見されてるみたいですね!
— オリバ (@oriba080) 2018年7月19日
発売11月27日ならこれが市販デザインで確定になりそうですね!
さて次のSUVはLQがめちゃくちゃ楽しみ!!#レクサスUX pic.twitter.com/H184ASEHk5
レクサスUX見てきました。
— HIRO (@HIRO_GRX) 2018年10月13日
想像よりずっとコンパクト
撮影もしたから動画作ります! pic.twitter.com/Ba16IufFBr
7月頃から日本のあちこちの公道で新型レクサスUXのテスト車両が確認されているようです。レクサスUXの発売日はまだ未確定ですが発売日の情報が入り次第続報をお伝えしたいと思います。
レクサスのコンパクトSUVとして市販が決定している新型UXのコンセプトモデル「レクサスUXコンセプト」
レクサスUXコンセプトは、パリモーターショー2016で発表されたコンパクトSUVのコンセプトカーです。レクサスのSUVモデルに新たに加わる「UX」は「LX」が「ランドクルーザー」、「RX」が「ハリアー」などのラインナップから考えると2016年12月14日に発売した「C-HR」のレクサス版といえます。
レクサス | トヨタ |
---|---|
LX | ランドクルーザー |
RX | ハリアー |
GX | ランドクルーザープラド |
NX | RAV4 |
UX | C-HR |
レクサスUXコンセプトのエクステリアは艶のあるパープルボディで高級感溢れるデザイン
深い艶があるパープルの塗装からあふれ出る高級感は、さすがレクサスといったところです。
フロントマスクは、大型のスピンドルグリルを採用していて迫力があります。
ウィンカー周りのデザインはシャープな印象を受けます。切れ込みの深い目からはC-HRにも採用されている「流れるウィンカー」が搭載されました。
リアビューでは、一体型になったテールにどっしりとした安定感を覚え、高級感があります。
ホイールデザインは、1本のスポークが2本に別れる形状になっていて、センター部分にはレクサスのエンブレムが輝いています。
サイドミラーはとても小さいデザインになっていて、最新技術の電子ミラーカメラを搭載し従来のサイドミラーより小型化が図られています。
前後のドアは「FJクルーザー」や新型センチュリーのコンセプトモデルと言われた「FSハイブリッドコンセプト」に採用されている観音開きのドアになっていて、後部座席はとても広い空間がある印象を受けます。
全長 | 4,400mm |
---|---|
全幅 | 1,900mm |
全高 | 1,520mm |
ホイールベース | 2,640mm |
定員 | 4人 |
タイヤサイズ | 225/50R21 |
全長 | 4,360mm |
---|---|
全幅 | 1,795mm |
全高 | 1,565mm |
ホイールベース | 2,640mm |
定員 | 5人 |
タイヤサイズ | 215/60R17 |
「レクサスUXコンセプト」と「C-HR」を比べてみるとボディも近いサイズ感で、ひと回り大きくなった印象です。
レクサスUXコンセプトのインテリアは蜘蛛の巣をモチーフにしたキネティックシートが特徴的
コクピットには、ハンドル奥に見える球体とダッシュボードセンターに見えるスクリーンにエアコンなどの各種情報を表示します。
P・R・N・Dのレンジ・MAP・MENUが表示されていて各種情報へアクセスするスイッチ類はハンドル右にある透明カバー内に収められています。
ハンドル左側に見える景色は電子ミラーカメラの情報を表示していて、従来のフェンダーミラーのように視線を前方から移さずに左右を確認できます。
フロントシートは、パリモーターショー2016で発表された「レクサスキネティックシート」で、人の動きに合わせて座面と背面が動き身体の負担を軽減するので、長時間運転していても疲れにくいシートが採用されます。
レクサスUXはコンパクトボディでNXの下のモデルに該当することから若い世代に人気が出る可能性も
レクサスUXはレクサスCTが生産終了した現在では、レクサスブランドのフラッグシップSUVに位置します。
長時間座っていても疲れにくいシート、運転席・助手席はスポーティ・後部座席はラグジュアリーなど、たくさんの最新技術・デザインが施され、レクサスらしさを存分に感じられるモデルがレクサスUXです。
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