2017年7月に行われたエスクードのマイナーチェンジ(グレード追加)の内容
スズキのエスクードは2017年7月に1.4Lのブースタージェットエンジンを搭載した「1.4ターボ」グレードを追加しました。このエンジンは新型スイフトにも搭載されているパワートレインで、コンパクトで低燃費でパワーのあるスズキ自慢のエンジンです。 その他にも2017年7月のマイナーチェンジで変更されたエスクードの特徴も解説します。
2017年7月に1.4Lブースタージェットエンジンが搭載
従来の1.6Lエンジンの他に、「1.4Lブースタージェットエンジン」が搭載されました。パワフルなターボエンジンで、自然吸気(NA)エンジンの2,000cc並みのパワーがあります。
型式 | K14C型 |
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種類 | 水冷4サイクル4気筒直噴ターボ |
排気量 | 1,371cc |
最高出力 | 136PS/5,500rpm |
最大トルク | 210Nm/2,100~4,000rpm |
タンク容量 | 47リットル |
燃費 | 16.8km/L |
使用燃料 | レギュラーガソリン |
型式 | M16A型 |
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種類 | 水冷4サイクル4気筒 |
排気量 | 1,586cc |
最高出力 | 117PS/6,000rpm |
最大トルク | 151Nm/4,400rpm |
タンク容量 | 47リットル |
燃費 | 17.4km/L |
使用燃料 | レギュラーガソリン |
フルモデルチェンジした時の1.6Lエンジンと比べると、最高出力は19PS、最大トルクは59Nm伸びました。自動車税の面でも、1.4Lエンジンのほうが年間5,000円の節約ができるのも嬉しいポイントですが、燃費は0.6km/L下がっているのが気になる点です。
エスクードの燃料代
- 1.4エスクード燃料代:71,400円
- 1.6エスクード燃料代:69,000円
1.4Lエンジンと1.6Lエンジンの差額:2,400円
仮に年間10,000km走った場合、カタログ燃費のままで燃料代を計算すると、2,400円の差が出ました。1.6Lエンジンは自動車税が5,000円高く、1.4Lエンジンはターボモデルなのでオイル交換の頻度が高い点を踏まえると、維持費は両車ともほぼ変わりません。
1.4Lターボのエクステリア
前方がマイナーチェンジ後、後方がマイナーチェンジ前のエスクード
17年7月でのマイナーチェンジ後のエクステリアは、フロントグリルが変更されヘッドライトのインナーデザインも変更になりました。ヘッドライトはLEDタイプで標準装備されているポイントが嬉しいです。
フロントグリルは、横方向に2本のラインが流れていたデザインから、5ブロックに分かれたグリルデザインに変更になり高級感が出ています。また、ヘッドライトの中にあるプロジェクター周りには赤いガーニッシュが取りつけられています。
搭載されているフォグランプは、ハロゲンタイプなので雪がついても溶けるようになっています。フォグランプ横にはLEDイルミネーションランプが取りつけられていて、デイライトとしても役立ちます。
ホイールは、17インチアルミホイール、タイヤサイズは215/55R17が標準装備されていて、エスクード1.4ではブラック塗装の専用デザインのものが装備されます。
※1.4Lターボモデルの17インチアルミホイール
※1.6Lモデルの17インチアルミホイール
1.4Lターボのインテリア
17年7月のマイナーチェンジ後のエスクード1.4では、赤色のアクセントをいたるところに配置しターボエンジンを搭載したスポーティモデルならではのインテリアデザインです。
メーターリング、エアコンベゼル、クロックベゼル、シートステッチ、シフトブーツステッチに、赤色のリングやステッチが使われていて、白色の1.6Lエンジンとは差別化が図られています。
アナログクロックがインパネ中央に設置されていて、時刻を表す数字がなくダイヤルだけのシンプルデザインです。メーターのマルチインフォメーションディスプレイにあるデジタル時計の時刻合わせをすると、一緒にセンターのアナログ時計も調整される仕組みになっています。
シート素材は、本革とスエード調表皮を使ったコンビシートで、高級感とホールド性が高いシートに仕上がっています。また、運転席と助手席にはホワイトLEDの足元ランプが備え付けられているので夜間の乗り降りもしやすくなっています。
1.4Lターボの搭載装備
1.4Lターボのエスクードには、ミリ波レーダーを使った「レーダーブレーキサポート2」が標準装備され作動可能速度帯は約5km/h~100km/hの範囲で、「衝突警報」「衝突警報ブレーキ」「衝突被害軽減ブレーキアシスト」「自動ブレーキ」の4段階でドライバーをサポートします。
ESPと呼ばれる車両安定補助システムが搭載され、横滑り防止だけではなく発進時などにタイヤの空転を防ぐトラクションコントロールやABSも搭載され、エンジン出力やブレーキも自動的に制御して車体の安定を補助してくれます。
ヒルディセントコントロールは、急な下り坂でスピードが出過ぎるのを抑制する機能で、凍った下り坂などで威力を発揮します。ブレーキ操作をしなくても時速10kmに抑えながら車体をコントロールできるので、落ち着いて対処できます。
1.4Lターボの価格・ボディカラー
エスクード1.4が追加されたマイナーチェンジモデルでは、モノトーンカラー3色、ブラックルーフのツートンカラーが3色の全6色展開になっています。
- ブライトレッド5 ブラック2トーンルーフ
- サバンナアイボリーメタリック ブラック2トーンルーフ
- アトランティスターコイズパールメタリック ブラック2トーンルーフ
- ギャラティックグレーメタリック
- コズミックブラックパールメタリック
- クールホワイトパール
特別塗装色であるツートンカラーはそれぞれ43,200円高、クールホワイトパールは21,600円高になる点に注意が必要です。
全長 | 4,175mm |
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全幅 | 1,775mm |
全高 | 1,610mm |
室内長 | 1,960mm |
室内幅 | 1,480mm |
室内高 | 1,265mm |
ホイールベース | 2,500mm |
最低地上高 | 185mm |
車両重量 | 1,220kg |
定員 | 5人 |
燃費 | 16.8km/L |
価格 | 2,586,600円 |
グレードは1グレード構成で、2,586,600円のワンプライスです。従来の1.6Lエンジンは2,343,600円で、どちらもフルタイム4WDの駆動方式なので、エンジンフィーリングやフロントマスクの好みによって選ぶといいです。
フェイスリフトが行われるのは1.6Lモデル(ビターラ)のみか
2018年12月3日に行われると見られているマイナーチェンジでは、ブルーアイのヘッドライトのモデルのみスパイショットが撮られていて、レッドアイの1.4Lターボ(ビターラS)は情報がありません。1.6Lと1.4Lでフロントデザインを分けて作られているので、マイナーチェンジは1.6Lモデルのみになると考えられます。
2017年7月27日のマイナーチェンジでは、1.4Lブースタージェットエンジンを搭載し、ターボモデルが追加されました。フロントマスクも5ブロックに分かれた高級感のあるデザインに変更され、ヘッドライトインナーガーニッシュはスポーティな赤色になっています。
室内もシートやシフトブーツのレッドステッチや、エアコンベゼルやクロックルーパーのレッド化が施されてよりスポーティなデザインになっています。駆動方式は従来と同様に「ALL GRIP」を搭載したフルタイム4WDで、値段は1グレード構成の2,586,600円です。
ミリ波レーダーを応用した、レーダーブレーキサポートやクルーズコントロールも標準装備されているので、とてもお買い得な1台ですし、希少性もあるので街中で目立つ車となるに違いありません。
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