2016年盗難車ランキング

【盗難車ランキング2016】愛車を守る防犯対策

2016年の盗難車ランキングを紹介します。2016年のワースト1位はハイエース?ランドクルーザー?それとも違う自動車?車種やメーカー、都道府県など盗難被害のランキングを防犯に繋げるための対策もあるので愛車を守るために防犯意識を高く持ち被害に遭わないための方法を考えましょう!

【盗難車ランキング2016】愛車を守る防犯対策

車の盗難車ランキングを発表!あなたの車は大丈夫?

「自分の車が盗まれるわけがないから大丈夫!」

と思っている方も安心はできませんよ!車の車種によって盗まれやすい車と盗まれ難い車があることはご存知でしょうか?2016年11月1日から11月30日までの1ヶ月間の調査を経て日本損害保険協会が発表した「第18回自動車盗難事故実態調査結果」(注1)を基に自動車が盗難された車種のランキングを紹介します。
大切な愛車を守るためにできることは何か、自動車の盗難について、防犯対策についてもう一度考えてみましょう!

日本の盗難されやすい車ランキング

人気の車種をネットで調べる窃盗犯

盗難されやすい車というとハイエースやプリウスやランドクルーザーが有名で、盗難車ランキングでも常に上位にランクインしています。今回紹介する第18回自動車盗難実態調査でももちろんランクインした車種ですが、これらの車種に乗っていないから安心とも言い切れません。

2016年の年間盗難件数は「11,655台」です。車のキーを付けていて盗難されたのが3,125台、注目すべき点はキーを付けていないで盗難された件数がなんと8,530台に上るという事実です。(注2)
車に鍵を付けていないからと言え油断するのは危険だという事がわかります。

それでは気になる盗難車ランキングベスト3を発表します!自分の愛車があるかどうか、盗まれやすい車種の特徴を確認して防犯意識をもちましょう。

【第3位】ランドクルーザー

海外でも人気の走破性の高いランドクルーザー

ランドクルーザーは盗難被害が多い車として有名で、車体が大きく壊れ難いことが盗まれる原因となっています。
盗難車の殆どはそのまま、あるいはパーツとしてバラされ海外に輸出されます。海外では故障の少ない丈夫な車=日本車という認識が強く、日本車の中でもネームバリューのあるトヨタが人気となっています。日本の有名な車ブランドであるトヨタの中でもひときわ堅牢な作りをもつのが盗難車ランキング3位となっている「ランドクルーザー」です。

ハイパワーで走破性の高い4WDであるランドクルーザーは故障が少なく頑丈な作りのため、アフリカや中東など居住環境の厳しい地域で人気のある車です。車体が大きく盗まれ難いと思うかもしれませんが、交換パーツとしても大きな需要があるため、解体してから盗難されるケースもあります。

盗難率が高いため保険料も高い設定にされているため維持費のかかる車としても有名です。高級で人気のSUVであるランドクルーザーを所有しているオーナーの方は、より強く防犯意識を持つことが必要と言えます。

【第2位】ハイエース

荷室が広く故障が少ないハイエース

盗難車といえばハイエースと答えるほどの盗難車ランキング常連車種です。ハイエースは広い室内とトヨタブランドの信頼性からなる故障の少なさなどで海外からも人気を集めている車種です。特に9人が楽々乗れるほどの広大な室内環境が特徴です。

ハイエースは海外の人気が高いため古くから盗難車の代表格となっています。そのため車両本体はもちろんですが、パーツとしての需要も高いため年式を問わず盗難される車となっています。
「昔のモデルに乗っているから盗難の心配はない!」と考えているオーナーでも盗難対策を万全にする必要のある車です。

ハイエースは盗難され過ぎるので2014年にはトヨタが標準機能としてイモビライザーを搭載し一時は盗難被害が減少しました。しかし2015年には盗難被害数が増加したことから「盗難被害の多い車」ということを意識することが重要です。

【第1位】プリウス

世界も注目のハイブリッドシステムを持つプリウス

新車販売台数も好調なトヨタのプリウスが盗難車ランキングの1位になりました。これは前年の調査から変わらず2年連続となっています。
トヨタのプリウスは世界中で需要が高まっているハイブリッドシステムを搭載した車種のため、盗難被害も多くなっています。また販売数も3位のランドクルーザーや2位のハイエースより上のため盗難のターゲットにされやすいのも盗難被害数が多い理由となっています。

世界中で人気のあるプリウスはハイブリッドシステムのためガソリン使用車と比較すると修理費用が高くなります。そのため交換パーツを目的とした盗難被害も広がっています。
プリウスの運転モードの一つ「EVモード」と呼ばれる静かに運転する機能も悪用され、家の近くに駐車しているプリウスも盗難被害にあった、という報告もあります。

盗難被害No.1車種のプリウスに乗っている方は今一度防犯対策を見直しましょう!

2016年の盗難車上位車種ランキング

自動車盗難被害に警鐘を促す警察官

その他に「第18回自動車盗難事故実態調査結果」で発表されている盗難車の上位ランキングを車種別で紹介します。販売台数の多いトヨタ車以外のメーカーの車や意外な車種もランクインしています。

順位 車種 盗難件数 盗難比率
1位 プリウス 59件 19.7%
2位 ハイエース 43件 14.3%
3位 ランドクルーザー 28件 9.3%
4位 アクア 27件 9.0%
5位 レクサス 16件 5.3%
6位 インプレッサ 14件 4.7%
7位 クラウン 12件 4.0%
8位 アルファード 7件 2.3%
カローラ 7件 2.3%
10位 スカイライン 6件 2.0%
フォワード 6件 2.0%
12位 BMW 4件 1.3%
インテグラ 4件 1.3%
ハイゼット 4件 1.3%
ベンツ 4件 1.3%
16位 ヴェルファイア 3件 1.0%
マークX 3件 1.0%

紹介した車種で82.3%を占めています。これは2016年11月1日~11月30日までの1ヶ月の期間の数字だということを考えると年間にする驚くほどの車が盗難被害に遭っているのが想像できると思います。

しかし全体的に見ると年々盗難車の数は減少傾向にあります。(注2)

  • 2011年の盗難車数は25,238台
  • 2012年の盗難車数は21,319台
  • 2013年の盗難車数は21,529台
  • 2014年の盗難車数は16,106台
  • 2015年の盗難車数は13,821台
  • 2016年の盗難車数は11,655台

これは国やメーカーの防犯対策の強化だけではなく、自動車ユーザーの防犯への意識変化が良い方向に現れたと言えそうです。盗難される人気車種をお持ちの方は盗難被害をより一層減らすためにも徹底した防犯を心がけましょう

盗難被害の多い県ランキング

自動車の盗難被害の増減は県により違いがあります。盗難被害の多い県にお住まいの方は十分注意しましょう。(注2)

順位 2015年 2016年
都道府県 盗難件数 対前年増減率 都道府県 盗難件数 対前年増減率
1位 愛 知 2,205 -19.1% 茨 城 1,590 -24.5%
2位 茨 城 2,107 16.2% 大 阪 1,577 -9.7%
3位 大 阪 1,747 -20.0% 千 葉 1,538 20.4%
4位 千 葉 1,277 -30.8% 愛 知 1,349 -38.8%
5位 埼 玉 919 7.1% 埼 玉 914 -0.5%
6位 神奈川 893 -5.5% 神奈川 639 -28.4%
7位 栃 木 564 -16.3% 栃 木 415 -26.4%
8位 兵 庫 390 -15.8% 三 重 370 28.5%
9位 東 京 359 -9.1% 兵 庫 351 -10.0%
10位 三 重 288 -32.2% 東 京 309 -13.9%
ワースト10合計 10,749 -13.0% ワースト10合計 9,052 -15.8%
全 国 13,821 -14.2% 全 国 11,655 -15.7%

前年までワースト1位だったトヨタの本社がある愛知県を抜いて、2016年は茨城県がワースト1位となりました。東京都や神奈川県など人口が密集した首都圏が1位ではないので少し意外な結果となっています。

盗難被害の多いメーカーランキング

自動車盗難被害に遭いやすいトヨタプリウス

それでは盗難被害に遭いやすい車のメーカーはどこでしょうか。(注1)

順位 メーカー名 件数 盗難比率
1位 トヨタ 199件 66.3%
2位 スバル 17件 5.7%
3位 レクサス 16件 5.3%
4位 ホンダ 15件 5.0%
5位 日産 10件 3.3%
6位 いすず 9件 3.0%
7位 ダイハツ 6件 2.0%
8位 BMW 4件 1.3%
スズキ 4件 1.3%
ベンツ 4件 1.3%
その他 16件 5.3%

世界的にも自動車の販売台数が多いトヨタが大差でワースト1位となっています。新車、中古車問わず販売台数が多いということは故障も必然的に増えてきます。
そのような場合にはパーツ交換なども考えられるため、お金のかかるパーツ交換を盗難車のパーツで補うケースもあります。
この結果を見ると盗難被害はトヨタ車に多いもの頷けます。

世界の盗難されやすい車ランキング

日本の盗難車ランキングは上記の結果になりましたが、海外の盗難車ランキングをどのような結果になったのでしょうか。
NICB(National Insurance Crime Bureau、全米保険犯罪局)から発表された2015年の盗難車ランキングを紹介します。海外ではどのような車が盗難被害に遭っているのでしょうか、日本の車もランクインしているのか、確認しましょう!

  • 1位 ホンダ アコード
  • 2位 ホンダ シビック
  • 3位 フォード ピックアップ(フルサイズ)
  • 4位 シボレー ピックアップ(フルサイズ)
  • 5位 トヨタ カムリ
  • 6位 ダッジ ピックアップ(フルサイズ)
  • 7位 トヨタ カローラ
  • 8位 日産 アルティマ
  • 9位 ダッジ キャラバン
  • 10位 シボレー インパラ

10位以内に日本車は5台ランクインする結果となりました。しかもワースト1位、2位も日本車ということが不思議かも知れません。
日本車はアメリカでも人気があるため、人気車は当然盗難被害も増えます。需要と供給のバランスを考えると人気車と盗難車の関係はイコールになります。

日本車は燃費も良く、トラブルも少ないので人気になるのも納得です。またアメリカではピックアップカーも人気の車であるのが確認できます。車幅や荷台が広いため自由な使い方ができる車の盗難被害が多ところが日本の盗難車ランキングに無い特徴です。

愛車を盗難被害から守る防犯対策

閉め忘れに注意したい自動車の鍵

大切にしている愛車を盗難されないための対策として何ができるでしょうか。どのような車も盗難被害にあう可能性があるのでしっかり考え見ましょう。

イモビライザーを取り付ける

イモビライザーとは車本体とキーに埋め込まれたID同士を照合してエンジンを始動させる自動車の盗難防止システムです。
通常のキーは合鍵などで複製が可能ですが、イモビライザーの照合は数百万通り以上の数が存在するため複製は不可能となっています。盗難被害が多い車はもちろん、近年ではイモビライザーの装着車種が2015年の時点で157車種(注3)となり自動車購入者にとって安心できる嬉しい傾向となっています。

しかしイモビカッターという車両のIDをリセットする装置もあるので油断は禁物です。
また近年増加しているレッカーで車ごと盗難されるケースでは意味がないのでイモビライザー付きの車だからといっても防犯意識をしっかり持つことが大切です。

車の施錠を徹底する

すぐ戻るからと言って車に鍵をかけないのは盗難のターゲットになりやすいです。5分で戻るからと言って鍵をかけずに、戻ってきたら車がない!なんてことになったらショックですよね。
少しの時間でも自動車から離れるときは鍵をかける癖をつけましょう
またキーを差し込んで開錠するタイプの自動車に乗っている方はキーの取り忘れに注意が必要です。

ハンドルロックで盗難防止

ハンドルロックとは車のハンドルを固定する盗難防止機能です。
ハンドルがロックされ動かせない状態になるので窃盗犯が車を運転して盗むケースには大きな防犯効果が期待できます。
方法も簡単なので盗難被害に遭わないためにも車の施錠と併せてハンドルロックをしましょう。

ハンドルロックを車種やメーカーを問わずに解除する方法
ハンドルロックを車種やメーカーを問わずに解除する方法
ハンドルロックの解除方法を紹介します。防犯効果のあるハンドルロックですが、いざエンジンをかけるとキーが回らないため車のトラブルとして多く報告されています。慌てずに解除するためのポイントを解説します。

人通りの多い場所や防犯カメラのある場所に駐車する

自動車の窃盗犯は人目を気にします。これは捕りたくないという当然の心理で、人目の少ない住宅街や、人通りの少ない裏通り、防犯カメラのない駐車場では盗難被害が多くなります。
できれば防犯カメラがある駐車場、屋内で管理人が常駐しているような駐車場を選ぶと自動車の盗難被害を減少させられます。

盗難された車は殆どが海外へ

海外で人気のある故障の少ない車

盗難された車はどこにいってしまうのでしょうか。
多くの場合は海外へ輸出されていきます。
そのため海外需要の高いプリウスやランドクルーザー、ハイエースが窃盗被害に遭いやすくなります。これらの車はパーツとしても需要があるため輸出段階で解体され船に乗せられるケースもあります。

国内では盗難車をそのまま販売することはほぼ不可能と考えられます。そのためパーツとしてバラしてカーナビなどの売れるものはそのまま売って、売れない車のパーツなどは他の車と合体して販売されることもあります。

もし盗難された愛車を発見できてもパーツとしてバラされていたりするので無事に発見されることはまずないと考えておきましょう。

車の盗難対策を万全に!危機管理意識をもって大切な車を守ろう

自動車の盗難被害は2016年だけで11,655台にも上ります。これは毎日約31.9台が盗まれている計算になります。盗難被害は年々減少しているとはいえ、誰にでも起こることだと考え危機管理を徹底することが防犯に繋がります