レジェンドのマイナーチェンジ

レジェンドがマイナーチェンジで自動運転レベル3のHonda SENSING Elite搭載

ホンダのフラッグシップのレジェンドがマイナーチェンジで、安全運転支援システムのHonda SENSINGのなかでも精鋭(Elite)となる世界初のレベル3自動運転システムを搭載し、2021年3月5日から限定100台で発売開始しました。新型レジェンド限定車の専用エクステリア、アルミホイール、インテリアの紹介。

レジェンドがマイナーチェンジで自動運転レベル3のHonda SENSING Elite搭載

レジェンドの2021年マイナーチェンジ情報

HONDAのフラッグシップ高級セダンであるレジェンドのマイナーチェンジ・仕様変更・特別仕様車の情報を案内します。
ホンダの高級志向ブランド「アキュラ」のデザインが光る新型レジェンドのマイナーチェンジの全貌を紹介。

新型レジェンドがマイナーチェンジ(自動運転レベル3の車種追加 )して2021年3月5日発売!限定100台で1,100万円~

新型レジェンド(2021年)

2021年のレジェンドのマイナーチェンジでは自動運転レベル3が市販車として世界で初めて導入されました。
レジェンドの自動運転レベル3はHonda SENSING Elite(ホンダ センシング エリート)によるもので、「Elite:精鋭・優れた技術の象徴」として命名されたものです。
2020年11月11日のプレスリリース時には自動運行装置「Traffic Jam Pilot<トラフィック・ジャム・パイロット>」が国土交通省から型式指定を取得したことが発表されていましたが、今回のレジェンドのマイナーチェンジで世界で初めて市販車に実装されたことになります。

Honda SENSING Elite(ホンダセンシングエリート)の機能

  • ハンズオフ機能
  • トラフィックジャムパイロット(渋滞運転機能)
  • 緊急時停車支援機能
  • ヒューマン マシン インターフェイス(HMI)

新型レジェンドの自動運転システムでは、「3次元高精度地図」「全球測位衛星システム(GNSS)」の情報から車両の把握を行い、周囲360度に設置されたセンサーとモニタリングカメラをもとに自動運転システムがアクセル操作、ブレーキ操作、ハンドル操作を高度に制御し運転操作を支援します。

ボディカラーはマジェスティックブラックパール、プラチナホワイトパール、スーパープラチナメタリック、プレミアムディープロッソパール、モダンスティールメタリック、オブシダンブルーパールの6色を設定。
新型レジェンドは100台の限定販売で、価格は11,000,000円です。

レジェンドの2021年のマイナーチェンジのエクステリアの改良

新型レジェンドのエクステリアのマイナーチェンジ

レジェンド2021年マイナーチェンジ・エクステリア変更点

  • ブルーアクセサリーランプ
  • アルミホイール(専用装備)

2021年のレジェンドのマイナーチェンジでのエクステリアの変更点は、前後に設置されたブルーに光るブルーアクセサリーランプの実装と、五角形グリルを象徴するような5方向に伸びた扇のような形状の専用ホイールが用意されいます。

2021年新型レジェンドのボディカラー

レジェンドのボディカラーは「マジェスティックブラック・パール」「プラチナホワイト・パール」「スーパープラチナ・メタリック」「プレミアムディープロッソ・パール」「モダンスティール・メタリック 」「オブシダンブルー・パール」の6色が用意されています。

レジェンドの2021年のマイナーチェンジのインテリアの改良

2021年新型レジェンドのマイナーチェンジ後のインテリア

レジェンド2021年マイナーチェンジ・インテリア変更点

  • Honda SENSING Elite表示灯(専用装備)
  • 12.3インチのフル液晶グラフィックメーター

2021年のレジェンドのマイナーチェンジでのインテリアの変更点は、「Honda SENSING Elite表示灯」が装備され、ステアリング、ナビ画面の上の部分、グローブボックスにブルーの表示灯が設置されています。このライトの点灯によって自動運転の作動状況がわかりやすく通知される仕組みになっています。

また12.3インチの大画面フル液晶グラフィックメーターが採用され、周辺の道路状況や車の情報をモニターに映し、アダプティブクルーズコントロール(ACC)および車線維持支援システム(LKAS)による運転支援走行時(ハンズオフ不可)には緑色に光り、ハンズオフ機能付車線内運転機能やトラフィックジャムパイロット(渋滞運転機能)による走行時には青色に光ることで、システムの作動状況が素早くわかるような工夫がされています。

新型レジェンドのインテリアカラーは、「プレミアムブラック」「ディープブラウン」「シーコースト・アイボリー」の3色の展開となります。

マイナーチェンジ後の新型レジェンドの自動運転レベル3は運転手に責任がない!?

レジェンドの自動運転レベル3イメージ

マイナーチェンジが発表された新型レジェンドの何がすごいかというと、世界初で自動運転レベル3の市販化が行われたという点でしょう。
自動運転レベル3とは何かというと、条件付自動運転のことで、特定の場所でシステムが自動運転を行い、運転の継続が難しい場合、システムの要求に従って人間が対応を行う自動運転システムです。

このレベル3自動運転からは、運転の主体がシステムに半分移行しており、事故の際の責任が自動運転システム作動中であればメーカー側に責任があるルールになっています。
今回のレジェンドのマイナーチェンジで実装された自動運転レベル3は、主に高速道路での条件付完全自動運転であり、渋滞時などの条件下でシステムが運転操作を行うことが可能になりました。

レジェンドの2018年マイナーチェンジ情報

2018年に行われたレジェンドのマイナーチェンジの内容を紹介。2018年に行われたホンダのレジェンドのマイナーチェンジのエクステリア、インテリア、装備の変更点をまとめました。

<2018年マイナーチェンジ>新型レジェンドのエクステリアは北米の高級ブランド「アキュラ」を取り入れたデザイン

海岸線を走る新型レジェンド

新型レジェンドのエクステリアは、北米で展開しているアキュラのデザインを取り入れてダイヤモンドペンタゴングリルを採用すると見られています。ヘッドライトはジュエルアイLEDを装備し、フォグランプもLEDを採用しているのが見えます。

ジュエルアイLEDヘッドライトには、片目10灯の光源が見えていて、対向車や先行車、歩行者がいるなどの状況によって配光を変えられるものと考えられます。Honda SENSINGにはハイビームアシストが搭載されているので、ハイビーム・ロービームを自動的に切り替えてくれます。

新型レジェンドのリアビュー

リアビューでは、新しいデザインのLEDテールランプが採用され、メッキパーツの加飾が左右のテールランプを繋ぐように配置されています。リフレクター周りやマフラーエンドもメッキパーツで加飾されていて高級感があります。

ボディサイズは現行レジェンドから全長が伸び、全長5,030mm、全幅1,890mm、全高1,480mm、ホイールベース2,850mmになりました。

新型レジェンド ボディサイズ
全長 5,030mm
全幅 1,890mm
全高 1,480mm
ホイールベース 2,850mm

新型レジェンドのボディカラーはメタリックカラーを中心にした全8色展開

新型レジェンドのボディカラーはオプションカラー6色と通常カラー2色の全8色が設定されています。プレミアムセダンらしいメタリックカラーがメインになっているのが特徴です。

  • マジェスティックブラック・パールの新型レジェンドマジェスティックブラック・パール(55,000円高)
  • プレミアムクリスタルレッド・メタリックの新型レジェンドプレミアムクリスタルレッド・メタリック(77,000円高)
  • プラチナホワイト・パールの新型レジェンドプラチナホワイト・パール(55,000円高)
  • スーパープラチナ・メタリックの新型レジェンドスーパープラチナ・メタリック(55,000円高)
  • ギルデッドピューター・メタリックの新型レジェンドギルデッドピューター・メタリック(55,000円高)
  • プレミアムディープロッソ・パールの新型レジェンドプレミアムディープロッソ・パール(55,000円高)
  • モダンスティール・メタリックの新型レジェンドモダンスティール・メタリック
  • オブシダンブルー・パールの新型レジェンドオブシダンブルー・パール

<2018年マイナーチェンジ>インテリアは木目調パネルなどホンダのフラグシップセダンに相応しい高級感

新型レジェンドの内装

新型レジェンドのインテリアは、白を基調とした上品な空間に木目調のパネルを使った空間になっています。大型のセンターアームレストやセンターコンソールには、自然に手が届く位置にスイッチ類が配置されていて、体制の変化が少なく操作することができます。

新型レジェンドのシート

フロントドリンクホルダーや、3WAYセンターコンソールなど前期のレジェンドと収納スペースなどは大きく変わっていません。オーバーヘッドにはサングラスホルダー、LED照明付きのグローブボックス、シートバックポケットや、リアセンターコンソールには、ドリンクホルダーも設置されています。

新型レジェンドの内装色はセダンらしい高級感のある4タイプ

新型レジェンドにはフラッグシップセダンらしい高級感のある上質な内装色プレミアムブラック、ディープブラウン、グレーストーン、シーコースト・アイボリーの4種類が用意されています。

  • プレミアムブラックの新型レジェンドプレミアムブラック
  • ディープブラウンの新型レジェンドディープブラウン
  • グレーストーンの新型レジェンドグレーストーン
  • シーコースト・アイボリーの新型レジェンドシーコースト・アイボリー

<2018年マイナーチェンジ>レジェンドに搭載するエンジンは1エンジン3モーターの「スポーツハイブリッドSH-AWD」

新型レジェンドのプラットフォーム

新型レジェンドに搭載されるエンジンは、前期型と変わらずV型6気筒の3,500ccエンジンと3つのモーターを搭載したSPORT HYBRID SH-AWDになりシステム最大出力は382PS、最大トルクは463Nmにもなります。

新型レジェンド搭載エンジン諸元
エンジン型式 JNB
総排気量 3.471L
種類 水冷V型6気筒横置
エンジン最高出力 231kW(314PS)/6,500rpm
エンジン最大トルク 371Nm(15.1kgm)/4,700rpm
フロントモーター型式 H2(1基)
フロントモーター最高出力 27kW(48PS)/3,000rpm
フロントモーター最大トルク 148Nm(15.1kgm)/500-2,000rpm
リアモーター型式 H3(2基)
リアモーター最高出力 27kW(37PS)/4,000rpm(モーター1基当り)
リアモーター最大トルク 73Nm(7.4kgm)/0-2,000rpm(モーター1基当り)

<2018年マイナーチェンジ>新型レジェンドの安全装備ホンダセンシングは前車速対応型

新型レジェンドに搭載されたホンダセンシング

新型レジェンドには、前期型と同じく予防安全装備の「Honda SENSING」が搭載され、アダプティブクルーズコントロールが0kmから対応の全車速型に進化します。

さらに渋滞運転支援機能「トラフィックジャムアシスト」を新たに採用、あらゆる場面を想定した快適で安全な車となっています。

新型レジェンドのHonda SENSING搭載機能

  • 衝突軽減ブレーキ
  • 歩行者事故低減ステアリング
  • 渋滞追従機能付きクルーズコントロール
  • 車線維持支援システム
  • 路外逸脱抑制機能
  • 誤発進抑制機能
  • 先行車発進お知らせ機能
  • 標識認識機能

他には、自車の斜め後方や並走中の車両の存在を教えてくれる「ブラインドスポットインフォメーション」や、自動でハイビームとロービームを切り替えてくれる「ハイビームサポートシステム」、運転中に自然と目が向く位置にナビの進路や走行速度、標識を表示してくれる「ヘッドアップディスプレイ」などが搭載されています。

<2018年マイナーチェンジ>新型レジェンドの発売日は2月9日・価格帯は7,205,000円から

新型レジェンドの内外装

新型レジェンドの発売日は、2017年東京モーターショーでの発表後、2018年2月9日に発売します。グリルデザインは、ホンダエンブレムに変更して発売します。

気になる価格帯は、エクステリアやインテリアの変更、ホンダセンシングのアップデートがあり、エンジンやプラットフォームに変更がなく7,205,000円からになっています。

ホンダのフラッグシップセダンであるレジェンドの巻き返しになるか

新型レジェンドのポイント

ホンダは、軽自動車のN-BOXやコンパクトSUVのヴェゼルの売上は絶好調ですが、フラッグシップセダンのレジェンドの販売台数は2016年度829台、トヨタのクラウンマジェスタが2,690台と、約3倍差をつけられています。

2017年の東京モーターショーで発表し、2018年2月9日に発売する新型レジェンドは、フロントフェイスを大幅に変えて北米などで展開しているアキュラのフェイスデザインを採用します。
パワートレインは据え置きで3.5LのV型6気筒エンジンと3つのモーターを搭載した「SH-AWD」が進化して価格帯は7,205,000円からです。

レジェンド

2018年2月9日に行われるレジェンドのビッグマイナーチェンジで、販売台数を伸ばすことができるのか期待しましょう。