ランクル200の維持費

ランクル200の維持費 自動車税/ガソリン代/駐車場代/車検代/任意保険料など

ランクル200の年間維持費を紹介!30歳でランクルZXを新車で購入し、3ナンバー登録した場合の年間コストはいくら?ランクルプラドディーゼルとの比較も合わせて紹介!ランクルが欲しいと思っているなら年間コストのチェックは必須。

ランクル200の維持費 自動車税/ガソリン代/駐車場代/車検代/任意保険料など

ランクル200の年間維持費と内訳

ランドクルーザー200は、2007年から販売しているトヨタのフラグシップSUVで、日本のみならず世界中で愛されている車です。

ランドクルーザーは、1日に1台は見るほど人気の車種で、本格的な4WDシステムを備えているので雪道にも強く冬に降雪がある地域の人にも愛されている車ですが、年間の維持費はいくらくらいかかるのか?

「ランクル200が欲しい」と思ったら、車両価格だけではなく毎日乗っていくためにも維持費を計算する必要があります。そこで、自動車税や車検など年払いのお金や燃料代や任意保険など毎月かかるお金、都度必要になるメンテナンス費用などをまとめて紹介します。

ランドクルーザーZXを購入したケース

足元が汚れているランドクルーザー200

ランドクルーザーZXは、ランクル200の中でも最上級グレードで、285/50R20のアルミホイール、LEDヘッドランプ、LEDフォグランプ、本木目と本革ステアリング、シートには本革シートが採用され、安全装備の「トヨタセーフティセンスP」も標準装備しています。

30歳で、ランドクルーザーの中でも最上級グレード「ZX」を購入したケースで維持費を計算していきます。サードシートを取り外したり、2列目のリクライニングを固定する構造変更が必要になる1ナンバー登録ではなく、3ナンバーの乗用車で登録したケースで計算しています。

全長 4,950mm
全幅 1,980mm
全高 1,870mm
ホイールベース 2,850mm
最小回転半径 5.9m
燃費 6.7km/L
燃料 ハイオクガソリン
乗車定員 8人
車両重量 2,690kg
エンジン 1UR-FE
総排気量 4,608cc

ランドクルーザーZXの年間維持費は884,555円

ランドクルーザーZXの年間維持費は、884,555円になりました。自動車税や車検代など年払いのお金を月々積み立てるなら、74,000円、燃料代・駐車場代・任意保険料の月払いを合計した月間維持費は、55,000円です。

自動車税 88,000円
燃料代 245,310円
駐車場代 360,000円
車検代 38,065円
任意保険料 53,180円
諸経費 100,000円
合計金額 884,555円

自動車税88,000円の内訳

車の維持費を計算する電卓

毎年自動車の所有者・使用者に課せられる自動車税は、車の排気量によって決まっています。ランドクルーザーZXの排気量は、4,608ccなので4.5L超~6.0Lの88,000円に該当します。

2019年10月以前に初回新規登録を受けた場合の自動車税
車の分類 総排気量 税額 税額(13年超)
自家用車 1.0L以下 29,500円 33,900円
1.0L超~1.5L以下 34,500円 39,600円
1.5L超~2.0L以下 39,500円 45,400円
2.0L超~2.5L以下 45,000円 51,700円
2.5L超~3.0L以下 51,000円 58,600円
3.0L超~3.5L以下 58,000円 66,700円
3.5L超~4.0L以下 66,500円 76,400円
4.0L超~4.5L以下 76,500円 87,900円
4.5L超~6.0L以下 88,000円 101,200円
6.0L超~ 111,000円 127,600円
2019年10月以降に初回新規登録を受けた場合の自動車税
車の分類 総排気量 税額
自家用車 1.0L以下 25,000円
1.0L超~1.5L以下 30,500円
1.5L超~2.0L以下 36,000円
2.0L超~2.5L以下 43,500円
2.5L超~3.0L以下 50,000円
3.0L超~3.5L以下 57,000円
3.5L超~4.0L以下 65,500円
4.0L超~4.5L以下 75,500円
4.5L超~6.0L以下 87,000円
6.0L超~ 110,000円

燃料代245,310円の内訳

車を走らせるにはガソリンを入れておく必要があり、走行すると必然的にタンクに溜めているガソリンを消費するので、補給をしなければタンクが空になった時に走行不能になります。

燃料タンクにガソリンを補充するとかかるのが燃料代で、年間のガソリン代平均金額は、「年間走行距離」と「車の実燃費」、「ガソリンの値段」の3つが分かれば計算できます。

平均的な年間走行距離は10,000kmと言われていて、通勤・買い物・レジャーに使うパターンでは以下の表で目安を算出しています。

年間走行距離の目安

通勤・通学(往復30km×120日×=3,600km)
週1度のお買い物(往復30×52週=1,560km)
月1度のレジャー(往復400km×12回=4,800km)
・3,600km+1,560km+4,800km=9,960km

ランドクルーザーのカタログ燃費はJC08モードで6.7kmですが、実燃費はカタログ燃費より2割ほど落ちた数値と言われているので5.3km/Lとし10,000km÷5.3km/Lで、1,887リットル必要になります。

ランドクルーザーZXの使用燃料はハイオクガソリンで値段を130円とすると、1,887リットル×130円で、年間の燃料代は245,310円となります。

駐車場代360,000円の内訳

広い月極駐車場

駐車場代は、車を駐車するスペースがない時に場所を借りた場合にかかるお金です。一般的には、月極駐車場を借りて車を置いておくパターンになります。

月極駐車場の相場は、住んでいる地域や設備によって変動しますが、東京都内の平均相場である30,000円を目安として計算します。月極駐車場を1年間借りた場合、30,000円×12ヶ月で360,000円のお金がかかります。

ですがランドクルーザーは高級車で、日本のみならず海外でも人気の車種で、盗難車ランキングにも毎年上位に食い込む車です。出来ることならセキュリティー面のしっかりとした駐車場を借りてください。

車検代38,065円の内訳

車検代は、新車購入の3年後に1回目、2回目以降では2年毎にやってきます。車検代にかかる内訳は、必ずかかる「法定費用」に、オイル交換などの「整備代」、ディーラーや車検代行業者に頼んだ時の「サービス料(代行料)」がかかります。

車検を受ける際に必ずかかる法定費用を車検代として計算すると「重量税:49,200円」「自賠責保険:25,830円」「印紙代:1,100円」の、合計で76,130円が必ずかかります。

法定費用に上乗せして、オイル交換などをした場合には整備代、ディーラーなどに車検を依頼した場合はサービス料などが上乗せされるので、必ず見積もりをとってから車検を頼んでください。

また、車検は2年に1回のペースで来るので1年間の車検代積立は、38,065円になります。

●重量税

車検の法定費用には、重量税が含まれていて乗用車(3ナンバー)では、車両重量で金額が決められています。ランドクルーザーZXの車両重量は2,690kgなので、49,200円かかります。

自動車重量税 車検の有効期間(3年)
エコカー外 エコカー
車両重量/税率 減税無し 本則税率 25%減税 50%減税
~500kg以下 12,300円 7,500円 5,600円 3,700円
~1,000kg以下 24,600円 15,000円 11,200円 7,500円
~1,500kg以下 36,900円 22,500円 16,800円 11,200円
~2,000kg以下 49,200円 30,000円 22,500円 15,000円
~2,500kg以下 61,500円 37,500円 28,100円 18,700円
~3,000kg以下 73,800円 45,000円 33,700円 22,500円
自動車重量税 車検の有効期間(2年)
エコカー外 エコカー
車両重量/税率 減税無し 本則税率 25%減税 50%減税
~500kg以下 8,200円 5,000円 3,700円 2,500円
~1,000kg以下 16,400円 10,000円 7,500円 5,000円
~1,500kg以下 24,600円 15,000円 11,200円 7,500円
~2,000kg以下 32,800円 20,000円 15,000円 10,000円
~2,500kg以下 41,000円 25,000円 18,700円 12,500円
~3,000kg以下 49,200円 30,000円 22,500円 15,000円

※車を登録してから、13年、18年が経過すると、重量税が加算されます。
※エコカー減免制度が適用される車であれば、税額が免除、及び一定割合減免されます。

●自賠責保険料(離島・沖縄を除く)

自賠責保険は、車検を受ける際に必ず入らなければならない保険(強制保険)です。車検1回目の時に加入する保険期間は24カ月なので、25,830円かかります。

2017年4月1日以降、2020年3月31日以前の自賠責保険料
車種普通自動車 保険期間
37ヵ月 36ヵ月 25ヵ月 24ヵ月 13ヵ月 12ヵ月 1ヵ月
36,780円 35,950円 26,680円 25,830円 16,380円 15,520円 5,870円
2023年4月1日以降の自賠責保険料
車種普通自動車 保険期間
37ヵ月 36ヵ月 25ヵ月 24ヵ月 13ヵ月 12ヵ月 1ヵ月
24,190円 23,690円 18,160円 17,650円 12,010円 11,500円 5,740円

※新車を購入した場合は、自賠責保険は37ヶ月加入となります。

任意保険料53,180円の内訳

衝突事故を起こしてしまった車

任意保険料とは、自賠責保険では補償しきれない対人・対物事故の補償や、車を直す際の修理費・出先で車が動かなくなった時のロードサービスなどを提供している任意保険に支払うお金です。

30歳、ゴールド免許保有、年間走行距離10,000kmのケースで、任意保険を新たに契約するパターンの目安を算出しました。

  • 契約者本人のみ補償
  • 30歳以上を補償
  • 年間走行距離11,000km以下
  • ゴールド免許保有
  • 車両保険なし

以上の条件では、年間の保険料は53,180円になります。もちろん、補償される年齢を引き下げた場合、補償する範囲(配偶者・同居家族など)を広げた場合は、保険料が高くなる傾向にありますので、1度見積もりをとってみることをおすすめします。

諸経費100,000円の内訳

タイヤ

諸経費とは、ガソリン代などの燃料代の他にかかるメンテナンス費用のことで、エンジンオイル交換、夏冬の新品タイヤ交換などが当てはまります。半年に1度のオイル交換、3年に1度の新品タイヤ購入のサイクルで諸経費を計算していきます。

オイル交換はディーラーでやってもらうか、カー用品店でやってもらうか、入れるオイルの種類などによりますが、5,000円~10,000以内の料金で済む場合が多いです。1年間に2回のオイル交換で2万円の費用がかかります。

また、タイヤも走っているうちに減っていき性能がどんどん落ちていくので、新品タイヤに履き替えなければいけません。ランドクルーザーZXのタイヤサイズは「285/50R20」で、夏タイヤ1本の価格は3万円ほど、4本で12万円になります。

また、冬のスタッドレスタイヤは1本3万円で4本12万円、夏冬合計で24万円になり1年間の積立は8万円になります。

半年に1度のオイル交換、3年に1度の新品タイヤ購入の積立額を合計すると、10万円の諸経費が必要になります。

ランクル200の維持費はプラドの2倍ほどかかる

険しい崖を上るランドクルーザー200

ランドクルーザーの弟分である「ランドクルーザープラドTX-L」の年間維持費は387,700円と、ランクル200と比べるとかなりリーズナブルな傾向にあります。

燃料代を比べるとランクル200は245,310円なのに対し、プラドディーゼルは84,700円と3倍近い差があります。ハイオクと軽油の価格差もありますが、燃費も2倍近く違うのでプラドディーゼルのほうがコストパフォーマンスに優れるのは当然のことなのかもしれません。

ですが、ランクル200にはプラドに負けない走破性や内装の豪華さ、快適性があります。フラグシップSUVの上質さを求めるならランクル200ZXしかありません。

ランクル200の維持費は高めの傾向にある

ランドクルーザー200と維持費

ランクル200の年間維持費は、約88万円と高額になる傾向にありますが、駐車場を自宅のスペースで補える人は年間36万円の削減ができて、52万円ほどになります。タイヤサイズも20インチと大きいサイズになるので、タイヤの値段も上がります。

ですが、年間のコストを上回る満足感や冬道の走破性は、どの車も寄せ付けないほど上質なもので、どんな道でも走っていける安心感があります。また、車のサイズも大きくラダーフレームが入った頑丈な作りなので、衝撃にも耐えられる可能性が高くなります。

「どこにでも行ける自信」「乗員を守ってくれる安心感」この2つを手に入れることができるランクル200は、高額な年間コストを払う価値がある1台です。