燃費の計算をカンタンに出す方法

燃費の計算方法・正確に出すには満タン法がおすすめ

燃費の計算方法は、満タンから給油までに走った距離と、入ったガソリンの量を割ればいいだけです。車の実燃費は思った以上にガソリン代と直結していますし、残りの走行可能距離を把握するためにも覚えておけば安心です。

燃費の計算方法・正確に出すには満タン法がおすすめ

燃費の計算をする方法

  • 燃費のいい車を買ったはずなのに、思ったよりガソリン代がかかる
  • カタログ燃費は20km/Lだけど、本当にそのくらいの燃費で走っているのか?

自分の車の実燃費(実際に走った時の燃費)は、カタログ燃費よりも落ちていることが多くあります。JC08モードで計測したカタログ燃費は、エアコンや電装品を使用していないなど、実際にユーザーが乗っている状況とは違うことが多く、実燃費よりもいい数値が出やすいものです。

また、いつもエアコンを使っている、急発進・急加速を多用しエンジンをレッドゾーンまで回すことが多いなど、使用状況によっても実燃費はカタログ燃費よりも悪化していきます。

そこで、自分の車はどのくらいの燃費で走っているのか計算する方法や、実燃費を知っておくメリット、給油ごとに燃費を計算するメリットなどを紹介します。

そもそも燃費とは?

ハイブリッド車のコクピット

燃費とは、一般的に燃料(ハイオク・レギュラー・軽油)を1リットルあたり消費するまでに走行できる距離を示したもので、20km/Lと表記されていると、燃料1リットルあたり20km走れるという意味になります。

一般的に、カタログに記載されている燃費が「カタログ燃費」、実際にユーザーが走って測った燃費を「実燃費」といいます。

2017年6月の時点で、カタログ燃費がいい車は以下の通りです。

ハイブリッドカー:トヨタ・プリウス(40.8km/h)
ガソリン車:スズキ・アルト(37.0km/h)
ディーゼル車:マツダ・デミオ(30.0km/h)

2代目プリウスの燃費は、35.5km/h(10・15モード)で、他の自動車が10~25km/hという燃費の中で、1つ頭の抜けた燃費はユーザーに「燃費のいい車といえばプリウス」と、印象付けました。当時から燃費ランキングの上位を走り続けているトヨタのプリウスは、今もなおハイブリッドカーの中で燃費1位を獲得しています。

プリウスの気になる実燃費は25km/L前後といわれていて、カタログ燃費より20%ほど落ちた数字です。このようにJC08モードでも実燃費との差がありますので、2018年10月以降からはカタログ燃費をWLTCモードで計測する動きがあります。

WLTCモードで計測された「市街地モード」でのカタログ燃費は、普段の街乗りでの実燃費に最も近い数値になります。

燃費を簡単に計算するには「満タン法」がおすすめ

ガソリンを給油するドライバー

燃費を計算するためには、いくつか方法がありますが1番簡単に計算できる「満タン法」で、乗っている車の実燃費を計算してください。

満タン法の計算

1.満タン給油をしたらトリップメーターをリセットする
2.次に給油する時も満タンで入れる
3.トリップメーターの走行距離と給油された量を割る
4.計算された値が、満タン給油間の実燃費

例えば、満タン給油から走り続け次の給油では30リットル入った場合、トリップメーターが300kmを示していたら「300km÷30リットル」で、実燃費は10km/Lとなります。また、メーターに平均燃費を表示してくれる車種もあるので、満タン法と合わせて確認してください。

燃費を給油ごとに計算するメリット

燃料が空を示すメーター

給油ごとに車の実燃費を計算することで、「どうすればもっと燃費が上がるのか」と、考えるきっかけになります。

燃費が悪くなると言われている行為

・急発進、急加速の多様
・夏場にエアコンを使用する
・空気圧が低下したまま走行している
・常に重い荷物を積んだまま走行している
・適正サイズから大きく外れたタイヤの装着

エンジンを回すことが多いのなら緩やかな発進・加速を意識する、タイヤ交換の時期にしか空気圧を見ていないのなら、1ヶ月に1回の頻度でチェックするなど、メンテナンスにも気を遣うようになります。

車の燃費を把握しておくメリット

もう少しで燃料が空になる車

車の燃費を把握しておくと、ガソリンが減り給油ランプがついても比較的落ち着いて運転することが出来ます。メーターの目盛りを見て給油するタイミングを掴む人が多いものですが、「いつも給油する量」と「ガソリンタンク容量」を覚えておけば、概算の走行可能距離を算出することが出来ます。

概算走行可能距離を計算する方法

1.ガソリン残量メーターの給油位置を決めておく
2.給油するごとに何リットル入ったか覚えておく
3.車の燃料タンク容量を調べる
4.タンク容量からいつも給油する量を引く
5.タンクに残っている量と実燃費をかける

例えば、いつも残り1目盛りになったら給油すると決めて、大体30リットル入るとします。次に、車のタンク容量を調べ45リットルの場合でしたら、ガソリンメーターが1目盛りを指している時は「45-30」で15リットル残っている計算になります。

そこから実燃費をかけて、15リットル×10km/Lの場合ならば、150km走行可能と計算できます。一緒にトリップメーターも確認しておくと、給油ランプがついたタイミングからどのくらい走れるのかも一緒に確認することができます。

先ほどのパターンでは、残り1目盛りでトリップメーターは300kmを示していて、350kmに到達した時に給油ランプがついたのなら、ランプがついたタイミングから大体100kmは走行できる計算になります。

ですが、本当に正確な残量ではないので、ギリギリまで我慢しているとガス欠になり動けなくなることもありますので、余裕を持って給油するよう心掛けてください。

燃費を向上させる走り方

先進的な車のコクピット

車の実燃費を把握したら、やっぱり今よりいい数値を出したいものですが、どうすれば燃費が向上する走り方が出来るのか?それは、「急」がつく運転をしないことや、日々のメンテナンスに秘密が隠されています。

燃費を向上させる走り方

・アイドリングをしない
・急発進・急加速をしない
・クーラーを使いすぎない
・タイヤの空気圧を適正に入れておく

アイドリングをせずエンジンを切る

コンビニで買い物をする時や、昼休みなどの休憩タイムに車を停める時、エンジンを切らずにアイドリングをしていると燃料を消費して燃費が悪化する原因になります。

1時間アイドリングをすると1リットルはガソリンを消費するといわれていて、コンビニで買い物をする数分の間、昼休みの休憩時間の数十分の間、1回だけでしたらさほど燃料は消費しませんが、1ヶ月単位にするとかなりのガソリンを消費しています。

1ヶ月単位のコンビニや休憩のアイドリング時間

1回につき5分、平日に1回利用するパターン

5分×5日×4週=1時間40分(100分)

休憩に暑い(寒い)ので、エンジンをかけているパターン

30分×5日×4週=10時間(600分)

コンビニだけの利用でも1リットル以上、休憩時間30分アイドリングすると10リットルものガソリンを無駄に消費している計算になります。コンビニに入る時はエンジンを切る、休憩中に暑かったら窓を開ける、寒かったら着込むなどをすることでガソリンの無駄な消費を抑えることが出来ます。

急加速をせず緩やかな運転を心がける

ガソリンは、アクセルの踏み具合によってエンジンへ送られて消費されていきます。少ししか踏んでいない時は、ガソリンの供給も少しだけですが、グッと踏み込むとガソリンも大量に供給されます。

信号が青に変わり早く60km/hを出したいと思ってアクセルを踏み込む運転、追い越しをするためグッとアクセルを踏み込む機会が多い運転ばかりをしていると、緩やかに加速、追い越しをあまりしない人に比べてガソリンの供給量も多いので、減りも早く燃費が悪化する原因になります。

また、減速の時も同じで前が赤信号になった時に、停止線手前までアクセルを踏み続けていると、ガソリンが供給されて消費されるので、アクセルから足を離してエンジンブレーキで減速、必要に応じてフットブレーキで減速・停止をすることで燃費が向上します。

クーラーは使わず窓を開ける

車のエアコンは、車内に送る風を冷却するためのコンプレッサーをエンジンの力を借りて動かしています。夏場は、外気(車外の空気)や内気(車内の空気)を取り込んでも設定温度まで冷やすのに、温度差が大きいのでコンプレッサーの負荷も増えて、同時にエンジンに頼る力も大きくなるので燃費が悪化します。

冬場も、窓の曇りをとるために暖房でもエアコン(A/C)を使うことがありますが、暖房はエンジンの排熱を利用して温めているので、夏場ほどコンプレッサーに負荷がかかりませんが、それでも気にならない程度ですが燃費が悪化する可能性があります。

燃費のことを考えて走るなら、夏場はエアコンを切って窓を開ける、冬場は曇ったらA/Cを入れるなど、なるべくコンプレッサー(A/C)を使わない運転をおすすめします。

タイヤの空気圧は適正に入れる

タイヤの空気圧が低下したまま走っていると走行性能が悪化し、前に進む力も大きな力が必要になり燃費も悪化します。空気がたくさん入った自転車を漕ぐと少しの力で前に進みますが、空気が抜けた自転車は進みづらいと感じることと一緒です。

タイヤの空気圧を適正にすることでタイヤ本来の性能も発揮できるので、燃費が良くなる傾向があります。少なくとも月に1回は運転席付近に記してある適正空気圧に合わせて充填することがオススメです。よく分からない時は、ガソリンスタンドのスタッフに頼むとやってくれる場合があります。

燃費の計算方法が分かると自分の車が好きになる

自分の車の実燃費を給油ごとに計算していると、「どのように運転すれば燃費があがるのか?」など、愛車に気を遣って運転するように気持ちが変わります。

実際に、前回の燃費よりも数値が上がると嬉しいものですし、実燃費を把握していると給油ランプが点灯しても焦らず運転できる、タイヤの空気圧を気にするようになるなど、メンテナンスにも自然に気が向いてタイヤも長持ちするなどメリットがたくさんあります。

燃費を計算する方法は、「満タン給油から次の給油までに走った距離」と、「入ったガソリンの量を割る」だけで算出できるので、とても簡単です。ぜひ、燃費の計算をして愛車との会話を楽しんでください。