FCバスSORA初公開

トヨタFCバスSORA 東京オリンピックに向けたコンセプトモデル

FCバスのSORAはトヨタが東京オリンピック・パラリンピックへ向けて導入を進めるコンセプトカーです。2018年から導入が始まり2020年の東京オリンピックまでに100台の導入を予定しています。世界中のゲストをおもてなしするに相応しい予防安全技術を搭載したコンセプトカーSORAを紹介します。

トヨタFCバスSORA 東京オリンピックに向けたコンセプトモデル

東京オリンピックに向けたFCバスSORAを初公開

第45回東京モーターショー2017でFC(燃料電池)を使用したバスSORAを初公開します。「Sky(空)」「Ocean(海)」「River(川)」「Air(空気)」の頭文字を取り名付けられたSORAは地球の水の循環を表したネーミングとなっています。

SORAをベースとした市販車は2018年に販売予定となり、2020年に行われる東京オリンピック・パラリンピックに向け東京を中心に路線バスとして100台以上が導入予定となっています。
二酸化炭素を排出せず環境に優しい新たなバスの可能性を示すFCバス「SORA」を紹介します。

従来のバスのイメージを刷新するエクステリア

FCバスSORAのフロントビュー

FCバスSORAのサイドビュー

FCバスSORAのリヤビュー

FCバスのSORAの魅力は近未来を感じさせるエクステリアです。
SORAは従来のバスに見られた箱型のスクエアボディから、立体的な造形を追求したデザインとなっています。乗用車にも見られるLEDライトを前後に採用し視認性を確保、安全運転に寄与しています。

どこから見ても一目でSORAと分かる特徴的なデザインは「受け継がれていく街のアイコン」をコンセプトに開発された通りの個性を持ち合わせています

車両 車名 SORA コンセプトモデル
全長 10,525mm
全幅 2,490mm
全高 3,340mm
定員
79人
FCスタック 名称 トヨタFCスタック
最高出力 114kW×2(155PS×2)
モーター 種類 交流同期電動機
最高出力 113kW×2(154PS×2)
最大トルク 335Nm×2(34.2kgm×2)
高圧水素タンク 本数(公称使用圧力) 10本(70MPa)
タンク内容積 600L
駆動用バッテリー 種類 ニッケル水素
外部電源供給システム 最高出力/供給電力量 9kW/235kWh

「利便性」と「安全・安心」にこだわった内装

FCバスSORAの自動格納機構

FCバスSORAの内装

2020年の東京オリンピックとパラリンピックまでに100台を導入予定とするSORAは、世界に通用するユニバーサルデザインにこだわり内装を作り込んでいます。
世界中から不特定多数の人を乗せるバスならではの想いから「乗ってよかった。また乗りたい」と思われるバスを目指して制作されています

公共のバスなどに備え付けられているベビーカーや車いすのスペースは横向きの自動格納機構が備わり、使わない場合は乗車スペースにすることができる日本初の技術を採用し利便性を向上させています。

万が一の事故を防ぐ日本初の予防安全技術を採用

ななめ後方からのFCバスSORA

FCバスのSORAには日本初の予防安全技術が搭載されています。バス周辺を検知する機能やドライバーの負担を軽減するバス停への自動停車機能など最新技術により万が一の事故を未然に防ぎます。

バス周辺の監視機能を強化し安全性を向上

バスは大きなボディを持つためドライバーの安全確認が重要になります。
この安全確認をボディに配置した8個の高精細カメラが支援してくれます。歩行者や自転車など周囲に危険があれば音と画像を使いドライバーへ知らせてくれます

自動でバス停へ誘導

ドライバーへの支援として、カメラにより路面誘導線を検知して自動でバス停へ誘導し停車する自動正着制御が搭載されています。
自動操舵と自動減速を行い、バス停との隙間を約3cm~6cm、停車位置から前後約10cmの高精度で停車する自動正着制御はドライバーの負担を軽減し、ベビーカーや車いすで乗車する方の利便性を向上させます。

FCの特性を活かし揺れを抑える

SORAは従来のバスにあった停車・発進の時にガクンとくる変速ショックがありません。それは燃料電池を使用しモーターで走行をするためです。
また、急加速を抑える加速制御機能を搭載しているため滑らかな加速が実現します。東京オリンピックでは乗車率が高くなり立ち乗りの方が増えることが予想されるため、未然に事故を防ぐ重要な機能となっています。

バスを時間通り運航するITS Connectを採用

バスの運行時間を守るのは渋滞や事故を防ぐのに役立ちます。
新たな機能としてITS Connectを搭載したSORAは車車間通信や路車間通信を使用して車の渋滞を予測、時間通りの運航を可能にします。これにより人の輸送能力が向上し混雑する都市部でも快適に移動することができます。

SORAは東京オリンピックに向けた新しい交通インフラ

世界中の自動車がEVへシフトする中、走行距離が長くなる路面バスにとってEVの走行距離の短さ、充電時間の長さはネックとなってしまいます。
トヨタが東京モーターショー2017で新しく提案するFCバスはそんなEVの弱点を補うには十分な魅力があります。

「社会に貢献できるバス」を目指したSORAは、東京オリンピックで世界中のゲストをおもてなしするのに相応しい完成度となっています。