ホンダCR-Vがモデルチェンジ

ホンダCR-Vがモデルチェンジ~2017年に発売・世界戦略を見据え

ホンダのCR-Vがモデルチェンジを行いました。上海の自動車ショーで、ハイブリッドタイプのCR-Vが世界初披露。ナビシステムがスマホアプリと連動する、ヘッドライトなどがLED化するなどしています。ホンダセンシングを、同車にて始めて導入したことは、発売前から高い評価を受けています。

ホンダCR-Vがモデルチェンジ~2017年に発売・世界戦略を見据え

CR-Vモデルチェンジ!ホンダの世界戦略車2017年リスタート

街中を走り出す新型CR-V

ホンダが世界戦略を見据えて開発・販売を計画している「CR-V」のモデルチェンジ車が2017年1月にデトロイトのモーターショーで世界初披露されました。

2017年4月に行われた上海モーターショーでは、フルモデルチェンジが行われた「CR-V HYBRID(ハイブリッド)」が世界初公開されました。同車は今後、電気自動車のラインナップを増やしていくホンダにとって、重要な位置な意味合いを持つ車でもあります。

CR-Vは、海外での人気が高い車です。2017年に北米や中国などで新型モデルが販売されます。

CR-Vは日本ではマイナー車だけど海外ではメジャーな車

トンネルの中を走る新型CR-V

CR-Vは「Comfortable Runabout Vehicle」の英単語の頭文字をとってネーミングされました。

Comfortable = 快適な、居心地の良い、落ちつく
Runabout = 小回りが利く、機敏に動く、小型
Vehicle = 乗り物

初代CR-Vはシビックをベースとして1995年に発売されました。本格志向のSUV車路線を目指すのではなく、クロスオーバータイプとして、低価格、燃費の良さ、くつろぎの車内空間を売りに販売されました。

CR-Vはモデルチェンジが行われる毎に進化する、本格的なSUVと比較しても見劣りしない安定走行に加え、これまでのSUVにはないドライブ中の居心地の良さ、リーズナブルな価格設定が評価され、北米市場では人気が高い車となりました。

CR-Vは海外では「SUVオブザイヤー2015」を受賞するなどの高い評価、アメリカでの累計販売台数400万台を超えるほどの実績を誇るメジャーな車でもあります。

中国での人気も高く新型CR-Vの販売は2017年の秋以降を予定しています。

白のボディが美しい新型CR-V

一方の日本国内においては、ホンダのヴェゼルがSUV市場において3年連続売上No.1を記録するなどして好調なのに対して、CR-Vはマイナーな存在です。

モデルチェンジを行う度に、人気の高い北米市場のニーズにより近づけようと意識して、車体のサイズを大きくするなどした戦略が日本のユーザー受けはしなかったのかもしれません。

4代目モデルとも言われているCR-Vは、2016年8月に終了してしまいました。5代目の新型モデルの日本の販売は現段階では未定です。

ホンダ CR-V|モデルチェンジ後のエクステリアの変化

港町で一休みする新型CR-V

モデルチェンジ後の5代目CR-VでもミドルタイプのSUVらしい雰囲気を保ち続けています。ルーフは水平ラインを基調とし丸みを極力持たせていないため、力強さが感じられます。そして、フロントグリルには、ジュエルアイのデザインを採用することでよりシャープが印象となっています。

北米で販売される5代目CR-Vは、4代目と比較すると車体及びホイールベースにおいても若干のサイズアップも行われました。ホイールベースがロングになることで、車全体のイメージがスタイリッシュとなります。

本来は車体を保護する目的で設置されているフェンダーは、ワイドに広げられる事でスポーティーな印象が強まります。また、近年のフィットなどのホンダ車で採用されているデザインであるソリッドウイングフェイスを取り入れることで、躍動感が一層強まりました。

ヘッドライト&テールランプはフルLEDタイプ

5代目CR-Vでは、ヘッドライトとテールランプをフルLEDします。そのため夜間走行時の視界がよりクリアとなり、後続車は前を走っている車の運転状況の変化に気が付きやすくなります。

リアゲートにはハンズフリーのパワーテールゲートを搭載

5代目CR-Vでは、ホンダの車として両手がふさがっている状態でもリアゲートの開け閉めが出来るパワーテールゲートを初搭載します。

車のバンパー付近に設置されているセンサーに足をかざすことで、リアゲートの開け閉めが可能となります。両手が塞がりがちな週末の買い物、荷物の多いキャンプなどでアウトドアのシーンで役立つ機能です。

新型CR-Vハンズフリーのパワーテールゲート

ホンダ CR-V|モデルチェンジ後のインテリアの変化

新型CR-Vの白を基調とした内装

レザーシートの座り心地の良さがグレードアップしたことが画像からでも伝わってきます。従来のモデルでは。モノトーンの印象が強かったCR-Vですが、モデルチェンジ車では木目調の模様が追加されたりして、柔和なイメージも加わりました。

また、車体のサイズが大きくなるのに伴って、車内空間が拡張されました。そのため、CR-Vの魅力の一つである解放的なくつろぎ空間がさらに広がります。

ナビシステムがスマホと連動

新型CR-Vのスマホ連動ナビ

新型CR-Vには、GPS機器の分野で世界的人気と実績を誇るGarmin(ガーミン)社との共同開発したナビシステムを搭載しています。新たなナビシステムは、よりビジュアルな画面となり、操作性がさらに優れます。また、Apple CarPlay, Android Autoといったスマホアプリとも連動します。

そして、オーディオ機能もグレードアップしたために、ドライブミュージックも思う存分に楽しめます♪

2017年発売 ホンダ・CR-V 主要諸元

エンジン性能 2.4L/184–hp/180–lb–ft DOHC 16-valve l–4
1.5L/190–hp/179–lb–ft turbocharged DOHC 16–valve l–4
トランスミッション G-design shift・変速タイプ
車両重量 約1,500kg~約1,590kg
ホイールベース 約266cm
車体サイズ(L×W×H) 約457㎝×約185㎝×約168㎝

※北米市場で販売される新型CR-Vの主要諸元です。ハイブリッドタイプのCR-Vではありません。

パワーユニットなど

新型CR-Vのパワーユニット

エンジン性能

上海モーターショーで世界初公開された「CR-V HYBRID(ハイブッド)」のエンジンには、すでにアコードやオデッセイでは搭載されている2モーターハイブッドシステム、SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド)i-MMDの導入が発表されました。環境に負荷をかけずに力強い走りを実現できるハイブリッドエンジンには、期待が寄せられています。

デトロイトで行われたモーターショーでは、北米で発売される新型CR-Vには、1.5L直噴ターボエンジンが、初めて搭載されます。排気量を抑えながらも、パワフルな走りが可能となるターボエンジンにはホンダの技術力が集結しています。

トランスミッション

5代目CR-Vでは、ヴェゼルRSではすでに採用されている新型トランスミッション「G-design shift」を全グレードに標準装備されます。G-design shiftでは、変速やスロットル、油圧システムを協調して制御する事が可能です。

サスペンション

新型CR-Vに搭載されたサスペンション

新型CR-Vではフロントサスペンションに、ヨーロッパで評価の高い液封コンプライアンスブッシュのストラット方式を採用します。サスペンションを液封タイプにすることで、オフロード走行時の車体の揺れが軽減され、安定走行が実現します。

リアサスペンションには、アームの位置をアンバランスにすることで、振動する力を分散・抑制できるマルチリンク式を採用します。

ホンダ CR-V|モデルチェンジ後の安全性能

モデルチェンジ後のCR-Vでは、同車シリーズにて初めてホンダの先進の安全支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」が導入されます。

衝突軽減ブレーキ

レーダーとカメラで、前を走る車、対向車を探知、衝突の危険があれば、警戒。衝突の危険が高ければ、自動的にブレーキを発動する。

歩行者事故低減ステアリング

レーダーとカメラで、路側帯にいる人を感知、衝突が予測されれば、音などで警戒、またはステアリングをサポートすることで方向転換を促す。

ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)

レーダーとカメラで、前を走る車との車間距離と速度差を調べて、適切な距離を保つためにアクセル・ブレーキ制御も行う。割り込み車に対しても有効。

LKAS(車線維持支援システム)

車載カメラで、走行中の車線のセンターラインを維持できるようにサポートする。

路外逸脱抑制機能

車載カメラで、走行中の車線からはみ出さないように、ディスプレイに表示させたり、警戒音を鳴らす。路外へはみ出す範囲が大きければ、ブレーキ制御を行う。

誤発進抑制機能

停止状態やおよそ10km/h以下での走行中に作動する。すぐ近くに車にいるにもかかわらずに、アクセルペダルを踏みすぎて、衝突の恐れがある場合に警告する。

先行車発進お知らせ機能

信号待ちなどの状況で、前にいる車が発進しているのに、自分の車が停止している状態にあれば、知らせてくれる。

標識認識機能

車載カメラで道路標識の見落としがないように、一時停止標識などをモニターに表示し、安全運転をサポートする。

5代目のCR-Vは、アメリカのNCAP(道路安全保険協会)から高い評価を受け「2017トップセーティピック+」の認定を受けました。

新型CR-Vの登場でライバル車とのシェア争いはどうなる?

新型CR-Vのライバル車は、車名が似ているトヨタのC-HRかもしれません。また、同じミドルクラスのSUVであるマツダのCX-5、日産のエクストレイル、スバルのフォレスターもライバル車として考えられます。

北米市場での販売では、シボレーやGMなどの本国アメリカ勢のSUVが最大のライバル車かもしれません。5代目CR-Vの登場で、北米や中国のSUV市場がどう変化するのかに国内外から注目が集まっています。

2018年新型CR-Vが日本で登場

新型CR-Vの躍動感のある走り

日本では2018年に新型CR-Vが販売されます。海外での人気の高い、CR-Vですが国内では同じホンダ車のコンパクトタイプのSUVである「ヴェゼル」の売れ行きが好調なのに対し、CR-Vの売れ行きは低調です。人気のヴェゼルとの差別化を図るために、ガソリンモデルに3列シート7人乗りサイズが販売されます

海外で人気を得た俳優、ミュージシャンが日本国内で再評価され人気が爆発するというケースがあります。モデルチェンジ後の5代目CR-Vは、自動車業界においてそういったパターンとなり得るかが楽しみです!