車の曇り止め対策集

車の曇り止め~エアコン操作やシリカゲルを使う6つの方法

車の窓の曇り止めテクニック、エアコンやデフロスターの温風を操作して水滴を乾燥させる、ガラスをキレイにして汚れを取る、シリカルゲルに水分を吸収してもらうなど6つの方法を紹介。窓ガラスが曇ってしまう原因を、グラフを利用してわかりやすく取り上げています。

車の曇り止め~エアコン操作やシリカゲルを使う6つの方法

車の窓ガラスが曇ってしまう原因と曇り止めに有効な6つの方法

車内の曇りに困惑するドライバー

運転中にフロントガラスが曇ってしまったら、視界がぼやけてしまって運転をし難くなってしまいます。特に、車の窓ガラスは梅雨時や冬の季節に曇りやすくなります。

これまでは、信号待ちの間に、タオルやハンカチを使って水滴を拭いて視界を確保していた方には朗報です。もっと効果的な方法をお届けしますので、実際に試してみましょう!

車の曇り止めに有効な6つの方法

1.窓を開けて外気温に近づける

窓を開けて車内の曇りを取るドライバー

外の気温と、車内の気温との差が大きい時には、窓ガラスが曇りやすくなります。ガラスが曇ってきたら、車の窓を開けることで運転中の視界が広がっていきます。

窓を開けると、外の環境を車内に取り入れることができます。そのため、外の気温と車の中の気温差が縮まって、窓ガラスが曇りにくくなります。

窓ガラスが曇りやすい天候は雨、季節は冬という窓を積極的には開けたくはない気象状況かもしれませんが、小雨程度ならば、ドアバイザーが装着されていれば雨の侵入を防げますし、冬であっても窓を開けて、外の新鮮な空気を取り入れることでリフレッシュが可能です。

窓を開けるかどうかは、天候とも相談しながら決めましよう!

2.エアコンを操作する

エアコン(AC)を作動させると、車内を過ごしやすい温度に調節できるだけでなく、空気を循環させることができます。車の窓が曇ってしまう過程には、車内の空気が循環できずに、温度にムラが生じて窓ガラス付近は冷たくて、他の場所は温かいという状態も影響を与えます。

エアコンをかけると、温風で水滴を乾燥できるだけではなく、空気を循環させることで、温度のムラを解消できる事も曇り止めには有効です。

また、最近のエアコンは進化しているので、除湿機能の有効活用、外気を取り入れるモード設定を行うことで、さらに短時間で車内の曇りをなくす事も出来ます。

3.デフロスターを操作する

曇りを取るデフロスタースイッチ

フロントガラスが曇ってしまったら、空調パネル付近にある扇形の中に3本の波打つ矢印が目立つスイッチをONにして、デフロスターを作動させましょう。

デフロスターは、エンジンの排熱を利用して温風を発生させ、その温風の流れを調整して目的の場所に届かせる方法で、曇りを除去します。

4.リアガラスの曇りは熱線デフォッガーを使う

リアガラスが曇っていると、縦列駐車やバック駐車をしにくくなります。リアガラスの曇り止めには、熱線デフォッガーが有効です。

リアガラスに薄くプリントされている電熱線であるデフォッガーを作動させるには、車種によって異なりますが、空調パネル付近にある長方形の枠の中に3本の波打った矢印が目立つスイッチをONにします。「REAR」とわかりやすく表記している車もあります。

熱線デフォッガーは、熱を発生させてリアガラスの曇りをスッキリさせます。熱を発生させるのに、多量の電気を使用するため、曇りが取れたらすぐにスイッチをOFFにしましょう。

5.車内の窓ガラスを磨く

フロントガラスの内側を磨くドライバー

車内の窓ガラスをキレイに磨いていく事は、曇り止め対策として効果的です。車の外側の窓は、汚れが目立つので、内側よりも頻繁に磨くという方は多いと思います。しかし、内側の窓を実際に拭いてみると確認できますが、想像以上に汚れています。

煙草を吸っている方であればヤニが付着しやすく、非喫煙者の方であれば手垢などが汚れの中心です。それらの汚れは、車内にはびこる水の粒子と結びつきやすいので、汚れがたまっていれば窓ガラスが曇りやすくなります。

車内の窓ガラスをキレイにする時には、カー用品店で販売されている曇り止めスプレーやマイクロファイバークロスなどのグッズを使うとより効果的です。

6.シリカゲル配合の猫砂を利用する

近年の猫ブームもありペットとして飼われている方も多いはずです。実は、ネコが用を足した時お世話になる「猫砂」には、曇り止めの効果があります。特に、乾燥剤の一種であるシリカゲルが配合されている猫砂は、車内の水分を吸い取る力が強く、曇り止めには抜群です。

猫砂を靴下の中に入れ、それを車内に置いて窓の曇りをとる裏ワザを紹介した動画は、世界各地で視聴されています。

窓ガラスが曇ってしまう原因

窓ガラスが曇るという現象は、別な言い方をすれば結露が発生している状態である言えます。何となく聞き覚えがある単語かもしれない結露は、「境界面の温度差」と「水蒸気の量」との関係で発生します。

下記のグラフは温度変化に対する、飽和水蒸気量の変化を表しています。飽和水蒸気量(g/㎥)とは、1㎥あたりで最大何グラムの水蒸気を含むことが可能なのかを示す数値で、温度が上昇するにつれてより多くの水蒸気(水が気体となっている状態)を含むことが可能です。

ちなみに、湿度が高い状態とは、単位体積あたりで実際に含まれている水蒸気の量が、飽和水蒸気量に近い状態の事をいいます。

(注1 国立国会図書館 温湿度管理のグラフより抜粋)

温度と水分量による飽和水蒸気量の変化

外の気温を10℃とすれば、外気と直接触れている車の窓ガラスは、10℃に近づきます。そして、その時に車内の温度が30℃であれば、窓ガラスの表面と室内の温度差は20℃の差があります。この20℃の温度差が「結露=曇り」の原因です。

温度30℃では、1㎥あたり最大30グラムの水蒸気を含むことができるのに対し、10℃では最大9グラムの水蒸気しか含む事ができません。

窓ガラス付近の冷たい温度と車内の温かい空気の層が接している境界面で、水蒸気として存在できなくなった温かい側の水分子が液体へと状態変化をすると結露が発生します。車内で結露が発生すると、窓ガラスを曇らせます。

曇り止めの方法を知っていれば、運転中にあせることはありません!

結露が発生しやすい天候は、空気中に水蒸気を含みやすい雨の日です。発生しやすい季節は真夏や真冬といった車内の温度と、外の気温との温度差がうまれやすい時期や梅雨時です。そういった、季節に差し掛かったら、車の曇り止め対策の必要性が高まります。

運転中に何の前触れもなく、急に窓ガラスが曇ってしまう事もあります。視界が遮られると焦ってしまうものです。けれど、今回紹介した曇り止めの方法を知っていれば、安心です。急に曇り出しても直ぐに視界を晴れ渡らせることが出来ます!